プラスチックごみによる環境負荷を軽減しましょう

更新日:2020年02月04日

海洋プラスチック問題

 

プラスチックは様々な製品に利用されており、私たちの生活に欠かせないものになっています。

そのため、毎年、膨大な量のプラスチックが生産され、消費され、捨てられています。

 

世界で1年間に生産されるプラスチックは約3億2千万トン、そのうち約800万トンが海に流れ出ているといわれています。

環境省の調査では、大阪湾に漂着したごみのうち、約7割がプラスチックごみとなっています。

プラスチックは人工の化合物のため、自然には分解されません。海に流れ出たプラスチックごみは紫外線や波で細かく砕かれ、5ミリメートル未満のマイクロプラスチックになります。

マイクロプラスチックを魚がエサと間違えて食べることで、吸着した化学物質が魚の体内に蓄積し、生態系に影響を与えることが懸念されています。

 

プラスチックごみを減らすためにできること

 

貝塚市では、プラスチックごみによる河川や海洋の汚染防止に取り組むため、令和元年6月6日に「かいづかプラスチックごみゼロ宣言」を行いました。

プラスチックごみゼロ宣言については、環境衛生課の「海洋プラスチックごみ対策について」のページを参照ください。

 

プラスチックごみを減らすためには、3R(スリーアール)を推進していくことが重要です。

プラスチックごみだけに関わらず、3Rを意識してごみを減らしましょう。

 

3R(スリーアール)に取り組みましょう

 

Reduce(リデュース)

ものを作る、売る、使う段階で、なるべくごみが出ない方法を選んでいくことです。

詰め替えの商品を選ぶ、必要のない包装やレジ袋を断るなどの方法で、ごみを減らしましょう。

 

Reuse(リユース)

マイバッグやマイボトルなど、何度も使用できるものを使いましょう。

壊れたものは新しく買う方がいいものなのか、修理すれば使えるものか考えましょう。

使わなくなったものは、人に譲ったり、フリーマーケットやリサイクルショップを活用しましょう。

 

Recycle(リサイクル)

ペットボトルやプラスチック、新聞紙など、分別して回収すれば、他のものを作るための資源として使えるものもあります。ごみは正しく分別しましょう。

 

プラスチックとペットボトルを正しく分別しましょう

 

貝塚市の場合、ペットボトルとプラスチックは週に1度、収集していますが、別々の袋に入れての排出をお願いしています。

 

ペットボトルの本体はペットボトル、ラベルとキャップはプラスチックです。

 

回収されたペットボトルとプラスチックは、中間処理施設で袋単位で分けられ、ペットボトルはペットボトル、プラスチックはプラスチックで、別々の工程でリサイクルされます。そのため、ペットボトルにラベルやキャップがついたままだと、正しくリサイクルができません。

 

ペットボトルを捨てる時は、必ずラベルとキャップを取って、ペットボトルはペットボトル、プラスチックはプラスチックで別々の袋に分けて排出してください。

 

また、プラごみで回収しているプラスチックは、「プラスチック製容器包装マーク(通称:プラマーク)」がついているものに限ります。

「プラマーク」がついているのは、お菓子やラーメンなどの袋、肉や魚のトレイ、卵のパック、洗剤のボトル、発泡スチロールの緩衝材など、商品を使ったあと不要になる「プラスチック製の容器や包装」です。

プラスチック製の小物入れやバケツ、ハンガー、プランター、キッチン用品など、製品になっているプラスチックには、プラマークはついていません。プラマークがないものは容器包装リサイクル法の対象外のため、可燃ごみで捨ててください。

 

・プラスチック製容器包装マーク(通称:プラマーク)

      プラマーク

 

ペットボトル、プラスチックごみは汚れているものは軽く水洗いして出してください。中身が残っていたり、汚れがひどいものはリサイクルの妨げになりますので、可燃ごみで排出してください。

・ペットボトルマーク

ペットボトルマーク

プラスチックごみの中に危険物を入れないでください

 

回収したプラごみは、中間処理施設で、プラマークのついていないプラスチック製品、紙製品などプラスチックではないもの、プラスチックでもリサイクルの支障となる汚れのついたものなどを、手で選別して取り除きます。

 

プラスチックの部分があるため、皮むき器やハサミ、カッター、注射器等がプラごみの中に入っていることがあります。選別は手作業で行っているため、こうしたものが混じっていると、たいへん危険です。皮むき器やハサミなどは容器包装プラスチックではないため、プラマークはついていません。

刃物がついたものは、不燃ごみで出し、注射器は医療系廃棄物になりますので、病院に返却してください。

 

また、令和元年10月4日にクリーンセンターのごみピットでごみ袋が発火しました。現場検証の結果、火元の原因として、可燃ごみ袋に混入していた携帯電話の小型充電式電池やモバイルバッテリーの可能性が非常に高いようです。

小型充電式電池は、強い衝撃で発火する可能性が高く、リサイクルすることが法律によって定められています。

小型充電式電池は、プラスチック製品の中に入っていることも多く、他府県などでは、小型充電式電池の火災によって、リサイクル施設が全焼した事件なども起きております。

 

携帯ゲーム機やデジタルカメラ、電動歯ブラシやシェーバーなど小型家電を廃棄する際は、中に入っている小型充電式電池や、モバイルバッテリーは取り外して、電器店やホームセンターやスーパーなどに設置している黄色いリサイクルBOXへ投入し、本体は不燃ごみで排出してください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 廃棄物対策課

電話:072-433-7009
ファックス:072-433-7039
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 第2別館2階

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