浄水場等の耐震化への取り組み

更新日:2023年06月12日

水道施設の耐震化状況

R5年4月

津田浄水場

 

有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況

浄水処理施設

    H29 5年 L2対応
配水池   2,500 S39 58年

H20耐震補強・改修工事実施

L2対応

    4,000 S49 48年

H30年度に耐震診断済

L2対応

旧中央管理棟

    S40 57年

H28耐震補強・改修工事一部実施

L2対応

新中央管理棟

    H28 6年 L2対応(地下ポンプ井含む)

 

東山配水場
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
配水池 No.1 3,000 S47 50年

H15耐震補強・改修工事実施

L2対応

  No.2 4,500 S62 35年

R2年度に耐震診断済み

L2対応

  No.3 4,500 H13 21年 L2対応
管理棟     H14 20年 L2対応

 

三ツ松受水場
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
受水池 No.1 1,000 H10 24年

R3年度に耐震診断済み

L2対応

  No.2 1,000 H20 14年 L2対応
管理棟     H10 24年  L1対応

 

三ケ山配水場
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
配水池 No.1 3,000 H10 24年

L1対応

  No.2 3,000 H15 19年 L2対応
管理棟     H10 24年  L1対応

 

三ケ山山上配水場
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
配水池 No.1 500 H19 15年 L2対応
  No.2 500 H19 15年 L2対応

 

木積中継ポンプ場

  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
ポンプ室     H17 17年 L2対応

 

蕎原中継ポンプ場
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
受水槽 No.1 20 H27 7年 L2対応
  No.2 20 H27 7年 L2対応
ポンプ室     H27 7年 L2対応

 

蕎原浄水施設
  有効容量(立方メートル) 竣工年度 供用年数 耐震化状況
配水池 No.1 171 S35 62年 未診断
  No.2 H4 30年 未診断
  No.3 H11 23年 未診断
着水井・沈澱池     S35 62年 未診断
緩速ろ過池     S35・H11 62年・23年 未診断

 

【L1対応】

レベル1地震動とは、当該施設の設置されている場所に於いて、施設が供用される期間中に発生する可能性の高い地震

【L2対応】

レベル2地震動とは、当該施設の設置されている場所に於いて、今後発生すると想定される最大規模の強さの地震

津田浄水場・配水場等の耐震化への取組み

 

 津田浄水場新管理棟建設工事が平成28年6月に竣工しました。中央監視システムの移転も行い、平成28年9月から新管理棟で水運用を開始しています。

 津田浄水場旧管理棟の一部については、耐震補強工事を平成29年3月に竣工しており、自家発電機室や新浄水処理方式で使用する薬品タンクを設置するための薬品注入室などに改造しました。

 

 新浄水処理施設の工事は平成30年3月に竣工し、供用開始しております。津田浄水場では深井戸を原水として、旧処理施設では【薬品による凝集沈殿+急速ろ過】により浄水処理を行っておりましたが、新処理施設では【生物接触ろ過+急速ろ過】方式により、薬品の使用量及び搬出する汚泥を減らし、より効率的な運用となっております。

 旧浄水処理施設は、平成30年度に曝気・沈砂池棟の解体工事を行いました。

 

浄水処理施設 生物処理設備                                  浄水処理施設 急速ろ過設備

浄水処理施設 生物処理設備   浄水処理施設 急速ろ過設備

 

曝気・沈砂池棟 解体前                                         曝気・沈砂池棟 解体後

曝気・沈砂池棟 解体前   曝気・沈砂池棟 解体後

 

 平成30年9月、台風21号の影響で多くの地域で停電が発生しました。中でも蕎原地区は復旧に時間がかかり停電が長期続いたため、自家発電設備で電力を供給していました。ポンプ圧力により水道水を給水・送水しているため一時的にでも電力を失うと、安定的な水の供給が困難になります。その対策として令和元年度に三ツ松受水場・三ケ山配水場・木積中継ポンプ場に、令和2年度には津田浄水場に自家発電設備を設置しました。これによりポンプ設備があるすべての水道施設に自家発電設備の設置が完了しました。

 各施設の耐震状況ですが、施設の耐震基準につきましては、当該施設の設置されている場所に於いて、施設が供用される期間中に発生する可能性の高い地震動にも耐えうる耐震基準、いわゆるレベル1相当と、南海トラフ地震などの過去、将来にわたって発生するであろう最大規模の地震動にも耐えうる耐震基準、いわゆるレベル2相当があります。市内の各配水場等の配水池・受水池では、令和5年3月時点でレベル2以上の耐震化率は容量比で約89%となっており、残る施設に於いても大部分はレベル1以上の耐震基準は満たしております。

 

津田浄水場自家発電設備

津田浄水場自家発電設備        津田浄水場自家発電設備

今後の取り組み

 今年度は、三ケ山配水場No1配水池の耐震診断を実施する予定です。

 また、排水処理施設の老朽化に伴い、今後の運用検討を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 浄水課

電話:072-422-0445、072-422-0238
ファックス:072-438-7075
〒597-0012
大阪府貝塚市津田11

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