浄水場等の耐震化への取り組み
水道施設の耐震化状況
令和7年4月
津田浄水場 |
有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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浄水処理施設 |
平成29年 | 7年 | L2対応 | |
配水池 | 2,500 | 昭和39年 | 60年 |
平成20年耐震補強・改修工事実施 L2対応 |
配水池 | 4,000 | 昭和49年 | 50年 |
平成30年度に耐震診断済み L2対応 |
旧中央管理棟 |
昭和40年 | 59年 |
平成28年耐震補強・改修工事一部実施 L2対応 |
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新中央管理棟 |
平成28年 | 8年 | L2対応(地下ポンプ井含む) |
東山配水場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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配水池No.1 | 3,000 | 昭和47年 | 52年 |
平成15年耐震補強・改修工事実施 L2対応 |
配水池No.2 | 4,500 | 昭和62年 | 37年 |
令和2年度に耐震診断済み L2対応 |
配水池No.3 | 4,500 | 平成13年 | 23年 | L2対応 |
管理棟 | 平成14年 | 22年 | L2対応 |
三ツ松受水場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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受水池No.1 | 1,000 | 平成10年 | 26年 |
令和3年度に耐震診断済み L2対応 |
受水池No.2 | 1,000 | 平成20年 | 16年 | L2対応 |
管理棟 | 平成10年 | 26年 | L1対応 |
三ヶ山配水場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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配水池No.1 | 3,000 | 平成10年 | 26年 |
L1対応 |
配水池No.2 | 3,000 | 平成15年 | 21年 | L2対応 |
管理棟 | 平成10年 | 26年 | L1対応 |
三ヶ山山上配水場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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配水池No.1 | 500 | 平成19年 | 17年 | L2対応 |
配水池No.2 | 500 | 平成19年 | 17年 | L2対応 |
木積中継ポンプ場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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ポンプ室 | 平成17年 | 19年 | L2対応 |
蕎原中継ポンプ場 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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受水槽No.1 | 20 | 平成27年 | 9年 | L2対応 |
受水槽No.2 | 20 | 平成27年 | 9年 | L2対応 |
ポンプ室 | 平成27年 | 9年 | L2対応 |
蕎原浄水施設 | 有効容量(立方メートル) | 竣工年度 | 供用年数 | 耐震化状況 |
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配水池No.1 | 171 | 昭和35年 | 64年 | 未診断 |
配水池No.2 | 171 | 平成4年 | 32年 | 未診断 |
配水池No.3 | 171 | 平成11年 | 25年 | 未診断 |
着水井・沈澱池 | 昭和35年 | 64年 | 未診断 | |
緩速ろ過池 |
昭和35年 平成11年 |
64年・25年 | 未診断 |
【L1対応】
レベル1地震動とは、当該施設の設置されている場所に於いて、施設が供用される期間中に発生する可能性の高い地震
【L2対応】
レベル2地震動とは、当該施設の設置されている場所に於いて、今後発生すると想定される最大規模の強さの地震
津田浄水場・配水場等の耐震化への取組み
津田浄水場新管理棟建設工事が平成28年6月に竣工しました。中央監視システムの移転も行い、平成28年9月から新管理棟で水運用を開始しています。
津田浄水場旧管理棟の一部については、耐震補強工事を平成29年3月に竣工しており、自家発電機室や新浄水処理方式で使用する薬品タンクを設置するための薬品注入室などに改造しました。
新浄水処理施設の工事は平成30年3月に竣工し、供用開始しております。津田浄水場では深井戸を原水として、旧処理施設では【薬品による凝集沈殿+急速ろ過】により浄水処理を行っておりましたが、新処理施設では【生物接触ろ過+急速ろ過】方式により、薬品の使用量及び搬出する汚泥を減らし、より効率的な運用となっております。
旧浄水処理施設は、平成30年度に曝気・沈砂池棟の解体工事を行いました。
浄水処理施設 生物処理設備 浄水処理施設 急速ろ過設備
曝気・沈砂池棟 解体前 曝気・沈砂池棟 解体後
平成30年9月、台風21号の影響で多くの地域で停電が発生しました。中でも蕎原地区は復旧に時間がかかり停電が長期続いたため、自家発電設備で電力を供給していました。ポンプ圧力により水道水を給水・送水しているため一時的にでも電力を失うと、安定的な水の供給が困難になります。その対策として令和元年度に三ツ松受水場・三ケ山配水場・木積中継ポンプ場に、令和2年度には津田浄水場に自家発電設備を設置しました。これによりポンプ設備があるすべての水道施設に自家発電設備の設置が完了しました。また、蕎原浄水施設の運用が災害時に困難となった場合に備えて、令和6年度には蕎原中継ポンプ場に緊急用加圧給水ポンプを設置するとともに蕎原給水区への連絡管設置工事を完了しました。
各施設の耐震状況ですが、施設の耐震基準につきましては、当該施設の設置されている場所に於いて、施設が供用される期間中に発生する可能性の高い地震動にも耐えうる耐震基準、いわゆるレベル1相当と、南海トラフ地震などの過去、将来にわたって発生するであろう最大規模の地震動にも耐えうる耐震基準、いわゆるレベル2相当があります。市内の各配水場等の配水池・受水池では、令和5年3月時点でレベル2以上の耐震化率は容量比で約89%となっており、残る施設に於いても大部分はレベル1以上の耐震基準は満たしております。
津田浄水場自家発電設備
今後の取り組み
今後の取り組みとして、三ヶ山配水場No.1配水池の耐震診断の結果を踏まえて、耐震補強を進めて行きます。
また、老朽化の進んでいる津田浄水場排水処理施設について、処理方式の検討も含め、改修を進めて行きます。
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上下水道部 浄水課
電話:072-422-0445、072-422-0238
ファックス:072-438-7075
〒597-0012
大阪府貝塚市津田11
更新日:2025年06月16日