第93号 ユキワリイチゲ

更新日:2010年03月16日

ユキワリイチゲ

 早春の頃、竹やぶや山すその林下などに群生する、キンポウゲ科の多年生植物。近畿地方以西の本州や四国・九州地方など暖かい地域に生息しています。
 開花したときの花の高さは20センチ~30センチです。葉よりも10センチほど高く茎を1本出し直径5センチくらいの淡紫色の花をつけます。葉は、緑色の表面に褐紫色(かっししょく)の斑紋(はんもん)があり裏面は紫色で、可憐な花を引き立てています。

 「ユキワリ」は、雪の中ですでに芽が出ている「雪割」の様子から名づけられたそうです。
 市内では、2004年春に自然遊学館のスタッフがハイキング中に偶然見つけました。葛城山中で、約80本~100本のユキワリイチゲが3カ所~4カ所で群生していました。大阪府下で自然に群生しているのはとても珍しいことです。
 保護するために、詳しい場所をお知らせすることはできません。もし発見されても鑑賞を楽しむだけにし、持ち帰らないようご協力をお願いします。
(平成21年4月掲載)

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