第14号 水ナス

夏野菜としてよく知られているナスの原産地は、インドといわれています。日本に伝わってきたのは分かっていませんが、奈良時代の書物にナスについての記述があり、少なくとも1,200年以上前に栽培されていたようです。
泉州地域で有名な水ナスはその名のとおり、ぎゅっと握ると水がしたたりでてくる程の水分を含んでいます。皮が大変やわらかくアクもないので生でも食べることができます。昔は、畑仕事の時に喉の渇きをいやすため、畑の端に植えられていたともいわれています。水ナスの表面は大変デリケートなため、風で実に葉がすれただけで傷がつき商品にならないことも。日中の暑い時間帯は、枝の剪定(せんてい)やツタの手入れに大変手間がかかるそうです。
水ナスのおいしい食べ方は何といっても浅漬けでしょう。漬け方は、夕方に軽く塩もみしてからぬかに漬けておけば朝にはちょうどいい漬物ができあがっています。まだ一度も漬物を漬けたことのないかたも一度挑戦されてはいかがでしょうか。
(平成14年8月掲載)
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更新日:2014年09月01日