令和6年度「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式を開催しました

更新日:2024年12月20日

本市では、11月の第3日曜日を「かいづか家族の日」として家族に関連する事業を実施しています。

その一環として、「家族」に関するエッセイ、写真、絵画作品を募集し、コンクールを行いました。

応募いただいた作品の中から各部門で最優秀賞、優秀賞、入選を決定し、11月17日(日曜日)山手地区公民館で開催した「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式で、表彰状と特別協賛のくら寿司様のお食事券、国華園様のお花、明治様のギフト券やお菓子詰め合わせを副賞として贈呈しました。

また表彰の後、審査員よりコンクールの講評をいただきました。

【エッセイ部門】

審査員:吉村萬壱氏(芥川賞作家)

エッセイ部門講評

最優秀賞の作品は、反抗期にある「自分」というものが、客観的に描かれていました。私にも経験がありますが、反抗期というのは本当に腹が立つんです。何もかもに。特に一番身近な家族に腹が立つんですね。

ところが、この作品はその腹が立った反抗期の自分をなだめるために、テントの中に自ら籠り、ふわふわのちいさな人形を相手に自分と対話をする。それによって、反抗期の自分を温かく見守ってくれる家族に感謝できるようになるのです。私は、これぞ、本当の自分を回復させる手段だと思いました。

そこには反抗期を乗り越えようとする姿勢をそっと後押しする家族の姿も描かれていて、これは最優秀賞にふさわしいと判断しました。大変見事な作品でした。

またその他に、体験に裏付けられた沢山の素晴らしい作品や、記録として貴重な証言などもありました。普段は全然そんなことを書いたり言ったりしないのに、かいづか家族の日のエッセイコンクールというものがあるから一度書いてみようか、という、そんな作品が少なくなかったことを非常にうれしく思っています。

【写真部門】

審査員:縣 尚平氏(写真館館主)

写真部門講評

最優秀賞の作品は、出雲大社への観光旅行の家族写真ですが、ちょうど後方に大社が大きく写っており、観光客でにぎわう様子も良く分かります。その前で姉妹が楽しそうにポーズを取っており、大社や空との共演が非常にうまく構成されている写真だと思います。

他にも、家族のいきいきとした表情や笑顔があふれる写真、家族がもつ良い雰囲気がすごくよく出ている写真、自然とのコントラストが美しい写真も数多くありました。とてもほほえましい気持ちで拝見いたしました。

将来、ここに写っている家族が成長しても、きっと仲の良さがずっと続いていくのだろうと思わせてくれました。

【絵画部門】

審査員:幾田邦華氏(一般社団法人元展美術協会理事)

絵画部門講評

今年、絵画の部には、過去最高の279点の応募がありました。一点一点丁寧に見させていただいたのですが、どの作品も一生懸命描かれており、子どもたちは「家族が大好き、絵を描くのも楽しい!」という印象を受けました。

今年の作品は家族との楽しい思い出の絵はもちろんのこと、自由な発想で「家族と龍に乗って空を飛びたいな」とか、「ウミガメと一緒に泳ぎたいな」とか、想像力を発揮した作品もたくさんあり、とてもうれしく思っております。なぜなら、想像力は大切な生きる力の1つで、空想の世界を広げるだけではなく、未来の自分を考えたり友達や相手の気持ちを考えたりするために欠かせない能力の1つだからです。

最優秀賞の作品は、姉妹(きょうだい)同じところにほくろがあって、そのお姉ちゃんにだっこしてもらい甘えてる様子が、2人の体温まで伝わってくる素晴らしい作品です。

「絵は心を映し出す鏡」という言葉があります。皆さんの家族への想いが絵に映し出されていて、温かい気持ちになりました。

貝塚市の未来ある子どもたちが、絵画を通してこれからも心豊かに育つことを願っています。

表彰式の様子

教育長がエッセイ部門の最優秀賞受賞者に表彰状を授与している様子です。
教育長が写真部門の最優秀賞受賞者に表彰状を授与している様子です。
教育長が絵画部門の最優秀賞受賞者に表彰状を授与している様子です。
エッセイ部門の審査員が講評している様子です。
写真部門の審査員が講評している様子です。
絵画部門の審査員が講評している様子です。
エッセイ部門の記念撮影です。受賞者と審査員、教育長が写っています。
写真部門の記念撮影です。受賞者と審査員、教育長が写っています。
絵画部門の記念撮影です。受賞者と審査員、教育長が写っています。
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