令和5年度「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式を開催しました

更新日:2023年12月08日

本市では、11月の第3日曜日を「かいづか家族の日」として家族に関連する事業を実施しています。

その一環として、「家族」に関するエッセイ、写真、絵画作品を募集し、コンクールを行いました。

応募いただいた作品の中から各部門で最優秀賞、優秀賞、入選を決定し、11月19日(日曜日)山手地区公民館で開催した「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式で、表彰状と特別協賛のくら寿司様のお食事券、国華園様のお花、明治様のギフト券やお菓子詰め合わせを副賞として贈呈しました。

また表彰の後、審査員よりコンクールの講評をいただきました。

【エッセイ部門】

審査員:吉村萬壱氏(芥川賞作家・市内在住)

エッセイ部門講評

昨年度までは、家族について感じていることを自由に書くという内容でしたが、今年度は「家族って何?」ということをみんなでもう一回考えてみようかという問いかけで募集させてもらいました。

改めて、自分の家族を思い返してみると、家族というのはいいことばかりではなく、しんどい、めんどくさい、そういった部分もあります。それがちゃんとエッセイの中に出ていました。それでも、また一周回ってやっぱり家族っていいな、というエッセイになっていたように思います。そこがとても良かったです。

最優秀賞の作品ですが、受験のときは、どんどん視野がせまくなり、追い詰められ、自分のことばかりになってしまいます。ところが、おばあちゃんに夜食を作ってもらったことをきっかけに、周りが見えなくなっていたことに「ハッ」と気づきます。

このエッセイは「夜食」を通して自分に向いていた自己中心的な視点が反転し、たくさんの人に支えられている、その一番身近な輪っかが家族だったんだということに気づくという、文学的な視点を持った素晴らしい作品でした。

他にもたくさんいい作品がありました。どの作品も家族をしっかり見ており、良い視点をもった優れた作品だと思いました。

【絵画部門】

審査員:幾田邦華氏(一般社団法人元展美術協会理事・市内在住)

絵画部門講評

絵画の部には、258点の応募がありました。1点1点丁寧に見させていただいたのですが、どの作品も一生懸命描かれており、子どもたちは「家族が大好き、絵を描くのも楽しい!」という印象を受けました。

その中でも特に、入賞者の作品は家族の絆をのびのびと表現できているので、素晴らしいと思いました。

応募作品全体では、笑顔の作品が多かったのですが、中には困ったり考え込んだりしている表情の作品もありました。子どもたちが様々なことを経験し、乗り越え、成長していく姿も絵を通して見守ることができました。

最優秀賞の作品は、ご家族の表情と、今にも動き出しそうな表現が素晴らしいです。仲の良い雰囲気が伝わってくる温かい作品です。

「絵は心を映し出す鏡」という言葉があります。皆さんの心の中にある家族への気持ちが絵に映し出されて、温かい気持ちになりました。

子どもたちの可能性、能力は計り知れないものがあります。その才能を引き出し、個性を引き出せるよう、これからも温かく見守ってほしいと願っております。

※写真部門審査員の朝倉康則氏はご逝去されたため、講評はいただいておりません。

表彰式の様子

写真優秀賞受賞者表彰写真
エッセイ最優秀賞受賞者表彰写真
絵画最優秀賞受賞者表彰写真
写真審査員紹介の様子
エッセイ講評写真
絵画講評写真
写真記念写真
エッセイ記念撮影
絵画記念撮影
この記事に関するお問い合わせ先

教育部 社会教育課

電話:072-433-7125
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

メールフォームによるお問い合わせ