令和7年度「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式を開催しました
本市では、11月の第3日曜日を「かいづか家族の日」として家族に関連する事業を実施しています。
その一環として、「家族」に関するエッセイ、写真、絵画作品を募集し、コンクールを行いました。
応募いただいた作品の中から各部門で最優秀賞、優秀賞、入選を決定し、11月16日(日曜日)山手地区公民館で開催した「かいづか家族の日」作品コンクール表彰式で、表彰状と特別協賛のくら寿司様のお食事券、国華園様のお花、明治様のギフト券やお菓子詰め合わせを副賞として贈呈しました。
また表彰の後、審査員よりコンクールの講評をいただきました。
【エッセイ部門】
審査員:吉村萬壱氏(芥川賞作家)
エッセイ部門講評
最優秀賞の作品は非常に文章が上手でした。いつも一緒にいたお姉ちゃんが就職して家を出た寂しさを「テレビの音しか聞こえない時もありました」と短く効果的な文章で表現しています。また、帰ってきたお姉ちゃんに抱きついたら、時間の経過があっていつも通りとは一瞬いかなかった。でも、お姉ちゃんが「ちょっと暑いからやめて」といつもの感じで言い、その後で肩を引き寄せて「ギュー」としてくれました。その「ギュー」という表現に非常に感銘を受けました。離れて初めてわかる家族の存在感、それを本当によく表している一言だと思います。非常によかったです。
その他の作品も家族の温かさやその中での成長を感じさせるもの、家族の在り方を考えさせてくれるものが沢山ありました。今回入選した10作品はタイトルや本文の中に、確実に心に残る一行があり、どれもそれぞれ印象的な素晴らしいエッセイでした。
【写真部門】
審査員:縣 尚平氏(写真館館主)
写真部門講評
最優秀賞の作品は、古希のお祝いということで祖父母のために孫達家族が集まって動画を取っている場面です。孫達の表情からもその場の楽しそうな雰囲気が伝わってきます。背景も上手に構成され、バランスよくまとめられた非常に良い作品です。
その他にも楽しい、嬉しいという気持ちが伝わる笑顔が素敵な作品や、子どもを抱く手に温もりを感じる作品、一瞬の表情をとらえた作品、きょうだいの仲の良さが上手く表現された作品等が数多くありました。
【絵画部門】
審査員:幾田邦華氏(一般社団法人元展美術協会理事長)
絵画部門講評
今年、絵画の部には、過去最高の283点の応募がございました。どの作品も一生懸命描かれており、子どもたちは「家族が大好き、絵を描くのも楽しい!」という印象を受けました。
今年は関西万博の年で、それに関する作品も沢山ありました。子どもたちが感じたことや経験したことを「絵に描いてみたい」という気持ちは、豊かな情操教育の重要な一歩に繋がるためとても嬉しく思いました。
最優秀賞の作品は、お母さんが子どもたちをぎゅっと抱きしめるという、愛情が最も高まる瞬間を優しい色づかいと楽しい表現で描かれた素晴らしい作品です。
「絵は心を映し出す鏡」という言葉があります。皆さんの家族への想いが絵に映し出されていて、温かい気持ちになりました。
子どもの頃は感性が豊かに育ちます。「絵を描くのが好き」という気持ちをこれからも大切にしてください。貝塚市の未来ある子どもたちが、絵画を通して想像力を育み、心豊かに育つことを願っています。
表彰式の様子









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更新日:2025年12月23日