風しんワクチン等接種費用助成事業
風しんとは
風しんは、感染から2~3週間の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。症状は、不顕性感染(感染しても明らかな症状が出ないもの)から、重篤な合併症併発まで幅広く、症状のみで風しんと診断することは困難な病気です。
また、妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が難聴、先天性白内障、先天性心疾患などを伴った先天性風しん症候群を発症する可能性があります。
なお、風しんは対症療法が中心となるため、予防接種による予防が重要になります。
風しん(または麻しん風しん混合)ワクチンの予防接種費用の助成について
生まれてくるお子さんの「先天性風しん症候群」を予防するため、貝塚市では、妊娠を希望する女性、妊娠を希望する女性の配偶者および同居者、妊婦の配偶者および同居者を対象に、風しん(または麻しん風しん混合)ワクチンの予防接種を、無料で接種できる制度を実施しています。
実施期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
対象者
接種当日に、貝塚市に住民登録があり、風しん抗体検査の結果、抗体価が低いと判定されたかたのうち、次の1、2、3、4、5のいずれかに該当するかた
- 妊娠を希望する女性
- 妊娠を希望する女性の配偶者
- 妊婦の配偶者
- 妊娠を希望する女性の同居者
- 妊婦の同居者
ただし、下記のかたは除きます。
- 妊娠中または妊娠の可能性のあるかた
- 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性
(風しんの第5期定期予防接種対象に該当するため)
- 平成26年4月1日以後、この助成事業を利用し風しんワクチン等を接種したかた
風しんの抗体検査について
風しんの抗体検査とは、風しんに対する十分な抗体(※)があるかどうか確認するもので、それによって予防接種が必要かどうかを判定します。抗体検査の結果、抗体価が低いと判明したかたは、予防接種をお受けになることをお勧めします。なお、抗体検査の結果は、5年以内に検査されたものに限ります。
※抗体とは、からだに入ってくる細菌やウイルスに抵抗して、毒を出さないようにしたり、感染するのを防いだりする物質のことです。
なお、大阪府では、下記のとおり、府内の実施医療機関で、無料で風しん抗体検査を受けていただける制度を実施しています。
詳しくは、大阪府ホームページ【大人の風しん対策】をご覧ください。
また、上記の実施医療機関以外で受けた風しん抗体検査(検査費用は助成対象外)の結果でも、抗体価が不十分であることが確認できれば、予防接種費用の助成対象となります。
風しんの抗体価
HI法:16倍以下 もしくは、EIA法:EIA価(IgG)8.0未満
国際単位のものもありますが、検査キットによって数値が異なります。
予防接種の受けかた
無料券の申請
子ども相談課の窓口で、必ず予防接種を受ける前に申請を行い、無料券の交付を受けてください。
【持ち物】
- 風しん抗体検査結果(5年以内のもの)が確認できる書類。または、風しん抗体検査日・検査結果が記載された母子健康手帳
- 妊婦の配偶者および同居者で、妊婦が他市の住民の場合、その女性(おなかの子)の母子健康手帳
- 代理申請の場合は、代理者の身分を証明するもの
予約
貝塚市の実施医療機関に、事前予約をしてください。
可能であれば、麻しん風しん混合ワクチンを接種してください。
予防接種予診票は、接種する医療機関が用意しています。予約時におたずねください。
接種当日
予約日時に医療機関で接種を受けてください。
【持ち物】
- 市が発行する無料券(裏面を記入してください)
- 本人確認ができるもの(健康保険証や免許証等)
- 接種を希望する本人の母子健康手帳(お持ちのかたのみ)
なお、この予防接種は任意の予防接種です。予防接種を受ける前に、医師から必要性や副反応、健康被害救済制度について説明を受け、その内容をよく理解した上で接種してください。
(注意)女性は、接種後2か月間は避妊が必要です。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
子ども部 子ども相談課(母子保健担当)
電話:072-433-7000
ファックス:072-433-7087
〒597-0072
大阪府貝塚市畠中1丁目18番8号 保健・福祉合同庁舎1階
更新日:2025年04月04日