ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種について

更新日:2024年04月01日

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンとは

HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、人にとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がん等の発症の原因となります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、多くの場合感染は一時的で、ウイルスは自然消滅します。しかし、免疫の低下などにより感染が長期化すると、数年~数十年かけて前がん病変の状態を経て、子宮頸がんに移行する可能性があります。

ワクチン接種で全ての型のヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防することはできませんが、ワクチンを接種し、20歳以降定期的に子宮頸がん検診を受診することで、高い確率で子宮頸がんは予防できるといわれています。

【注意】ワクチンの安全性・有効性、副反応等のリスクをよく理解したうえで接種の同意のある場合に限り接種が行われます。接種は強制ではありません。

【定期接種の対象者】

小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子

 

キャッチアップ接種について

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンは、平成25年度より接種の積極的勧奨が差し控えられていましたが、令和4年度より再開されました。接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、令和7年3月31日まで無料でワクチンを接種していただけます。

対象者と実施期間

キャッチアップ対象者:平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子のかた

 

実施期間:令和7年3月31日まで

*注意*HPVワクチンは原則3回接種となっており、接種完了までに約6か月を要します。キャッチアップ対象者のかたで、まだ1回も接種していない場合、令和6年9月までに接種を開始する必要があります。

接種費用

上記対象者は、キャッチアップ接種の実施期間は、定期接種として公費(無料)で接種を行います。

キャッチアップ接種の実施期間を過ぎると有料(自費)となります。

HPV ワクチンの種類と接種までの流れ

接種回数:2回または3回(筋肉注射)

HPVワクチンは3種類あり、ワクチンの接種により接種間隔と接種効果が異なります。詳しくは、接種医にご相談ください。

※9価ワクチンは、令和5年4月1日より定期接種となり無料で接種できるようになりました。

【注意】原則として、1回目に接種したワクチンと同じワクチンで2回目、3回目の接種してください。

 

ワクチンの種類と接種間隔

サーバリックス(2価)
対象年齢 接種間隔  
小学6年生~平成9年4月2日生まれのかた

2回目:1回目接種から1ヶ月の間隔をおいて接種

3回目:1回目接種から6ヶ月の間隔をおいて接種

※上記の方法で接種できない場合は、1ヶ月以上の間隔をあけて2回目接種、1回目接種から5ヶ月以上かつ2回目接種から2ヶ月半以上の間隔をおいて3回目接種

 

 

ガーダシル(4価)

対象年齢 接種間隔
小学6年生~平成9年4月2日生まれのかた

2回目:1回目接種から2か月の間隔をおいて接種

3回目:1回目接種から6か月の間隔をおいて接種

※上記の方法で接種できない場合は、1回目接種から1カ月以上の間隔をあけて2回目接種、2回目接種から3か月以上の間隔をあけて3回目接種

 

シルガード9(9価)

対象年齢 接種間隔

小学6年生~15歳の誕生日の前日<2回接種希望の場合>

2回目:1回目接種から6か月の間隔をおいて接種

※上記の方法で接種できない場合は、1回目接種から5カ月以上の間隔をあけて接種

※2回目接種は13カ月後までの接種が望ましい。

※1回目から5カ月の間隔が確保できない場合は、3回接種

  小学6年生~15歳の誕生日の前日<3回接種希望の場合>

15歳~平成9年4月2日生まれのかた

 

2回目:1回目接種から2カ月の間隔をおいて接種

3回目:1回目接種から6か月の間隔をおいて接種

※上記の方法で接種できない場合は、1回目接種から1カ月以上の間隔をあけて2回目接種、2回目接種から3カ月以上の間隔をあけて3回目接種

 

令和5年3月31にまでに、2価または4価のHPVワクチンを1回または2回接種されたかた

原則として、同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です(注意)。

接種間隔については、9価ワクチンの3回接種の間隔にあわせてください。

(注意)2価または4価のHPVワクチンを接種した後に、9価ワクチンを接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

ただし、2価ワクチンと4価ワクチンの変更は認められていませんので、ご注意ください。

予防接種の受け方

以下の市内実施医療機関に直接お申込み下さい(要予約)。

※接種当日16歳未満のかたは、原則、保護者の同伴が必要です。

<持ち物>

1. ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種予診票(2部複写)

【定期接種対象のかた】

令和6年度は、小学6年生の女子に夏ごろまでに郵送します。

予診票がお手元にない場合は、子ども相談課窓口か実施医療機関でもらってください。

【キャッチアップ接種対象のかた】

予診票がお手元にない場合は、子ども相談課窓口か実施医療機関でもらってください。

 

2. 健康保険証など住所・氏名・生年月日が確認できるもの

 

3. 母子健康手帳(2・3回目接種時には、過去の予防接種の記録が必要です。)

※接種当日、13歳未満のかたは、必ず持参してください。13歳から20歳未満のかたは、できる限り持参してください。

市内実施医療機関

市内実施医療機関一覧(要予約)
医療機関名 電話番号 住所 実施曜日・時間帯 サーバリックス ガーダシル シルガード9
青山クリニック 430-5518 澤817-1 診療時間内    
あかね・レディースクリニック 436-3541 石才552 診療時間内、予約電話は午後からのみ  

いたに医院 422-2622 津田北町14-9 診療時間内  
市川小児科医院 422-1087 西町5-15 月曜日・水曜日13時~15時30分、木17時~18時30分、その他相談に応ず    
岡本外科 423-2712 橋本82-3 月曜日~土曜日9時~12時、月曜日・水曜日・金曜日17時~19時30分  
おさきマタニティクリニック 423-1103 堀2丁目19-15 火曜日15時~16時、その他診療時間内で相談に応ず    
川崎こどもクリニック 421-2033 木積656-7 月曜日・火曜日・水曜日(第2、4)・金曜日16時~17時、その他診療時間内で相談に応ず  
かわなみふじたクリニック 493-2971 海塚1-1-9蓬莱ビル4階 診療時間内  
市立貝塚病院 422-5865 堀3丁目10-20 水曜日13時30分~、14時~    
田村医院 422-0289 北町21-23 月曜日・土曜日8時30分~11時、月曜日・木曜日17時30分~19時、その他相談に応ず  
中谷医院 422-0771 海塚1-8-36 診療時間内
にし内科胃腸科 420-2400 半田1-17-17 水曜日12時~12時30分、夜間診療時間内(水曜日のみ)  
宮本脳神経クリニック 493-1551 半田1-19-14 診療時間内  
物部小児科・内科 433-3465 堤46-7

月曜日~土曜日9時~11時

月曜日・火曜日・水曜日・金曜日16時~18時

   
りんくう総合医療センター 469-3111 泉佐野市りんくう往来北2-23 水曜日15時~、15時30分 ※産婦人科まで問合せ必要

 

この記事に関するお問い合わせ先

子ども部 子ども相談課(母子保健担当)

電話:072-433-7000
ファックス:072-433-7087
〒597-0072
大阪府貝塚市畠中1丁目18番8号 保健・福祉合同庁舎1階

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