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一般質問
第2回定例会(6月15日、16日)に行われた一般質問のうち、その一部を要約し、お知らせします
南海二色浜駅東側改札口の設置について
≪自由市民≫食野雅由
【問】南海二色浜駅は無人駅となっていますが、利用者の苦情等について市は把握していますか。
【答】南海二色浜駅につきましては、平成24年4月に無人化されましたが、南海電鉄に問い合わせたところ、当初は、安全性、利便性に関する苦情はあったようですが、現在はないと聞いております。
【問】また、本駅には構内踏切があり、事故が起きると大変なことになると思います。この構内踏切を撤去して、駅の山側(東側)に改札口を設置してはと考えますが、いかがですか。
【答】南海二色浜駅は、浜側に改札口があり、上りと下りのホームを構内踏切で接続する構造となっています。
本駅は、平成26年度に多機能トイレの設置やスロープの改修及び上屋の延伸等バリアフリー化事業を実施しておりますが、隣接する踏切内の歩道が未整備のため、構内踏切の撤去には至っていません。
現在、大阪府において隣接する踏切を含む府道和歌山貝塚線の拡幅事業が進められており、踏切内の歩道が整備されれば、構内踏切の撤去が可能となることから、併せて山側に改札口を設置するよう、南海電鉄と協議を進めているところです。
【問】府道の拡幅は、山側と浜側両方ですか。
【答】踏切の山側及び浜側の府道堺阪南線までの間の拡幅が計画されています。
【問】府道が広くなると、踏切の拡幅はどうなりますか。
【答】踏切内につきましても、前後の歩道と同じような幅員で通行できるようになると聞いています。
新型コロナウイルスのワクチン接種について
≪市民ネット貝塚≫川岸貞利
【問】今後、年齢順に接種対象者が拡大していきますが、対象者をある程度絞る必要があると思います。そうしないと電話も繋がらないということになると思いますが、考え方を教えてください。
【答】医師会と調整し、できるだけ混乱が生じないようにという考えで取り組んでいきたいと思います。
【問】10月から11月にかけ、希望者全員が接種を終えるためには、ワクチン接種のスピードアップが必要ですが、どのような取組みを考えていますか。
【答】個別の医療機関の枠や集団接種の枠を拡大してもらうという形を考えています。
10月からはインフルエンザのワクチン接種のことも出てくるので、並行して考えていく必要があると考えています。
【問】いつ頃接種券や予診票が届いて、いつ頃打てるのか心待ちにしている市民の方も多いと思います。ワクチン接種の優先順位などを決めて、全体の計画をできるだけ早い段階で市民に公表してはと思いますが、いかがですか。
【答】今後の接種スケジュール等につきましては、現在医師会と協議を行っていますので、協議が整い次第公表したいと考えています。
【問】公立病院である市立貝塚病院は、率先してワクチン接種に取り組む必要があると思いますが、いかがですか。
【答】当院では新型コロナウイルスの感染拡大以降、中等症を中心とした入院患者の受入を行っていますが、感染状況がやや落ち着きを見せていることから、7月以降の土日8日間約800名の方にワクチン接種を追加実施予定です。
旧オークワ跡地の開発について
≪自由市民≫田畑庄司
【問】旧オークワ跡地に物流の倉庫が建設されると聞いており、そうなると大型車が進入してくると思います。市民の皆様の心配のないようにしていただきたいと思いますが、いかがですか。
【答】計画されている物流倉庫の車両の通行路となる東小学校山側の交差点は、現状の形状では大型車両の出入りは困難であることから、事業者と交差点改良等の対策について協議を行っているところです。
また、周辺道路は通学路であることから、事業者に対して児童や生徒に十分配慮した交通安全対策を実施するよう指導を行っています。
【問】東小学校及び第二中学校から児童・生徒の交通安全対策について、どのような要望がありますか。
【答】工事中及び営業開始後に出入りするトラック等の車両と、登下校中の子どもたちとの事故を回避するため、物流倉庫の出入り口付近やトラック等が行き来する交差点等へ警備員を配置すること、また、できるだけ登下校の時間帯のトラック等の出入りを避けていただきたい旨の要望があります。
【問】今の状況で物流倉庫ができると事故が起きると危惧していますが、市としてどのように考えていますか。
【答】条件を満たしている場合、建設を認める認めないの権限は市にありません。
しかし、住民の生命を守ることが最も大事でありますので、事業者に対し最大限の指導をしていこうと考えています。その後ろ盾となるのが住民のパワーであると認識しています。
新型コロナウイルス感染症対策について
≪自由市民≫田中学
【問】自衛隊の大規模接種については、対象者の枠を広げています。また、厚生労働省から接種の順番は基礎自治体の判断に任せるという通達があるので、市長の判断です。
そこで、学校の先生、幼稚園や保育所の先生、バスやタクシーの運転手、介護事業所で働く方など、エッセンシャルワーカーと言われる方への接種を優先してはどうですか。
【答】小学校・中学校の教師、公立・私立の幼稚園・保育所の先生については、子どもに感染を広がらせないという安心安全面を考えると必要だと思いますので、迅速に打つべきだと考えています。
【問】また、本市の集団接種においてキャンセルがあった場合、市役所の職員、特に窓口業務をされている方は感染すると業務が止まる可能性があることを考えると優先して接種すべきだと考えますが、いかがですか。
【答】貝塚市の窓口を媒体に他へ伝染をしないようにするには、職員の接種は公務という役割上必要だと考えていますので、早急な取組みをしたいと思います。
【問】また、集団接種に来られた方で熱が37度5分以上ある方がいた場合は、まず別室へ案内し、短時間で結果がわかる抗原検査を行った後、陽性となれば市立貝塚病院でPCR検査を行うことで、その方が新型コロナウイルスに感染していないかをきちっと調べる必要があると思います。このように貝塚市でも水際対策をしていかなければならないと思いますが、いかがですか。
【答】水際対策については今後徹底した取組みをするように進めます。
ウィズコロナからポストコロナを見据えた子どもの学びの確保支援について
≪公明党議員団≫前園隆博
【問】日本は、学校の授業におけるデジタル機器の利用時間が短く、学校外でのデジタル機器の利用は、チャットやゲームに偏っている傾向があります。チャットやゲームに偏っているデジタル機器の利用を宿題や勉強などの利用に変えていく必要があると思いますが、いかがですか。
【答】本市で整備したiPadは、これからの授業で求められる主体的、対話的な深い学びを実現できる学習用具として、児童・生徒の学力向上にむけ、日々活用しているところです。
今後は、このiPadの学習用具としての活用経験を学校で積み重ねながら、必要に応じて宿題や家庭学習でも活用したいと考えています。
【問】また、全国的にSNSに起因する児童ポルノや児童買春などの性被害を受ける子どもの数は増加しています。スマートフォンの普及に伴い、青少年がより危険に近づきやすい環境になっており、対策を講じる必要があると思いますが、本市での取組みをお伺いします。
【答】小・中学校においては、SNSによる被害やトラブルの回避の仕方などを学ぶ機会として、貝塚警察や岸和田少年サポートセンター職員、また警察OBである学校相談員による講話や安全教室等を活用しております。児童ポルノ等の性被害や、ネット上の様々なトラブルに巻き込まれないために、児童・生徒が自ら判断し、どう行動すべきかを学び、身に迫る危険に気づき回避できる力をつけることができるよう、これからも取組みを継続してまいります。
高齢者の補聴器購入助成制度の制定について
≪無会派≫明石輝久
【問】加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど日常生活の質を落とす大きな原因になっています。
日本では補聴器の使用率が低く、その原因は、補聴器が高額で保険適用がなく全額自己負担となっているためと考えられます。
そこで、市として国や大阪府に補聴器購入補助制度の創設を積極的に要望していくべきだと思いますが、認識を伺います。
【答】補聴器購入補助制度については、令和2年6月の全国市長会議において、介護保険制度に関する提言の中で「加齢性難聴者の補聴器購入に対する補助制度を創設すること」を採択し、国に対して要望しています。
本市としては、今後も引き続き、全国市長会等を通じ国等に要望してまいります。
【問】1人でも多くの難聴者が、聞こえのバリアフリーを実感できるような環境整備を速やかに整えるべきだと思います。
市民の健康診断の項目にこの難聴の検査も入れてはどうですか。
【答】現在、健康診断の項目には入っていませんが、一度検討したいと考えています。
【問】市として、この補聴器購入に対する補助制度を作ってほしいと思いますが、いかがですか。
【答】支給対象とするには何かしら聴覚障害と認定されないといけないわけです。まずはその制度を国に対して強く要望して、そこから市としてどういうことができるのかを考えます。
二色の浜パークタウン環境整備について
≪大阪維新の会≫牛尾 治朗
【問】二色の浜パークタウンの一番海側にある海浜緑道の無料駐車場周辺は、ごみが捨てられ悪臭もあり、早々に改善する必要があると思います。
夕日や関西国際空港が見え、眺めが良く楽しめる場所です。また、突端部分は多くの釣り人が訪れています。
今後、適正管理のために利用者の方にも負担いただき、周辺環境の整備やトイレ設置の予算に回すことを考える時期にきていると思いますが、いかがですか。
【答】民間企業との連携による新たな管理運営について検討しているところで、令和3年2月には国土交通省主催のウェブ会議に参加し、複数の事業者と意見交換を行いました。
今後、事業者から提案のあった他市の先行事例を参考に、ごみやトイレの問題解消について研究してまいります。
【問】事業者からはどのような提案がありましたか。
【答】初期投資を回収するためには管理運営について民間事業者と20年間の契約をする必要があるのではないか、既存駐車スペースを活用し、売店など利用者の利便性向上に繋がる収益施設の整備や簡易な管理事務所を整備してはどうか、駐車場を有料化し、その収益で初期投資費用の回収や維持管理費用の捻出は可能ではないか、などの意見をいただいています。
【問】具体的なお話が出ているので、年度内にはなんらかの形で具体化して欲しいと思いますが、いかがですか。
【答】他市の先行事例どおり収支が成り立つのかという問題もありますので、そこはきっちりとシミュレーションしたいと考えています。
アフターコロナ時代の市立貝塚病院の外来診療体制について
≪大阪維新の会≫出原秀昭
【問】人間ドック・検診等の結果で、要検査、要診察、要治療などとなっていても、病院に行かない人もいると思います。そこで、人間ドックや検診などのアフターフォローとしてオンライン診療を行ってはと考えますが、いかがですか。
【答】ビデオ通話などを用いて結果説明をすることは、受診者の利便性を向上させる方策のひとつと考えておりますので、活用を検討してまいります。
【問】セカンドオピニオン外来にもオンライン診療は使えると思います。セカンドオピニオンは、検査や診断結果が既にありますので、患者が病院に行くのではなく、結果のデータだけをオンラインで送ることができれば、密になることがないので感染症対策にもなり、利便性の向上にも繋がると思いますが、いかがですか。
【答】患者の希望や診療内容によりますが、セカンドオピニオン外来においても活用を検討してまいります。
【問】引きこもりや発達障害について、医療分野と障害分野の連携が大切だと思います。貝塚市や泉州地域での引きこもりや発達障害の方の基幹的な医療機関として、市立貝塚病院に引きこもり・発達障害外来を設置してはと考えますが、いかがですか。
【答】現時点で、引きこもり・発達障害外来を設置する考えはございません。
当院を受診された患者で、専門の医療機関での治療が必要と考えられる方については、治療可能な医療機関に紹介しております。
障がい者支援について
≪新政クラブ≫阪口芳弘
【問】障がいのある方が社会で暮らすときにたくさんの困りごと、「壁」が存在します。この壁を「改善」「変更」して取り除く必要があります。単なる気遣いや心配りではなく、障がいのある人の意向を十分に尊重し、状況に応じて最も良い解決策を講じる必要があると考えます。まず、小・中学校で各障がいの特性、必要としている支援や障がいに対する考え方などについて、どのような教育をされているのかお伺いします。
【答】本市では、体験活動や障害がある方との出会いの機会も設けながら、「ともに学び、ともに生きる」共生社会の実現に向け、自分には何ができるのかをより深く考えるための取組みを行っています。
今後も見学、体験活動や当事者からの直接の聞き取りなどを大切にしながら障害のある方への理解を深める学習を進めてまいります。
【問】本市では災害時地域たすけあい制度があります。障がい者の方から自分の避難支援をしてくれる人と普段から接点を持ちたいとのご意見があります。知らない人同士、話したことがない人同士というのが不安だとおっしゃっています。そこを繋ぐシステムを作ればと思いますが。
【答】災害時要援護者と避難支援者が普段から接点を持つかどうかは、実施主体である町会・自治会の運営方法に委ねることとなります。しかしながら、市としても、できる限り普段から災害時要援護者と避難支援者がお付き合いいただけるような関係が望ましいと考えるため、福祉部局とも連携しながら双方に呼びかけたいと考えます。
二色の浜パークタウンの交通安全対策について
≪市民ネット貝塚≫阪口勇
【問】二色大橋から貝塚中央線や臨海線に向かう道の右折の渋滞が問題となっています。また、これにより大きな問題となっているのが、右折の渋滞を避けるために通学路で学校やこども園の横断歩道などがある場所をスピードを出して迂回していく車が多いことです。
そんな中で、府営二色の浜公園も指定管理者制度の見直しをしながら賑いをもたらそうという動きがあり、交通量が増えると思われますが、市の考えをお聞かせ願います。
【答】この問題については、貝塚市だけでは解決できませんので、住民の皆さんのご意見を聞きながら、大阪府や警察と十分協議し、問題解決に取り組んでいきたいと考えています。
【問】迂回して通学路に入ってくる車のスピード抑制や迂回をしないような啓発は、早急にする必要があると思います。
二色の浜パークタウン連絡協議会から警察、貝塚市に要望書を出していますが、少し時間がかかり過ぎかと思います。いかがでしょうか。
【答】市独自ではなく、警察の意見を聞いて行う必要があります。できるだけ早期に対策できるよう取り組みたいと考えています。
【問】右折渋滞の問題ですが、これは二色の浜パークタウンができてからの課題となっています。パークタウンから臨海線に出る道を増やすなど抜本的な対策を検討していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
【答】渋滞問題解決に向け、検討を進めているところです。
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更新日:2021年08月05日