水道水の水質に不安を感じたのですが(浄水器の訪問販売)

更新日:2021年06月11日

浄水器等を販売する際に、水道水の安全性に不安を感じさせるような手法を使う事例が見られます。その事例を以下に紹介します。

1.有害なものを調べる試薬と称して、水道水にその試薬を入れ、「着色するのは、水道水に有害なものが含まれている証拠であり、浄水器を通せば安全な水になる」と宣伝する場合があります。

【解説】

これらの試薬は、残留塩素を測定するもので、残留塩素と反応して黄色やピンク色に着色します。着色するということは、残留塩素が含まれている証拠であり、水道水としては当たり前のことです。浄水器を通した水は、残留塩素が除去されているため着色しません。

2.テスターの電極を水道水にいれ、電気を通して水の電気分解を行い、鉄の電極棒から溶け出した茶色の沈殿物を見せて「水道水に有害なものが含まれている」と水道水に対する不安をあおり、「このように純水器を通した水は、有害物質が除去されるので、安全な水になる」と宣伝する場合があります。

【解説】

茶色の沈殿物は、電極棒が溶け出したもので、水道水に含まれている成分ではありません。電極の材質により沈殿物が緑色に変化することもあります。水道水はミネラル分などを含んでいるため電気を通し、電気分解が進み電極棒が溶け出して沈殿物ができます。しかし、純水器を通した水はミネラル分などを除去しているので電気を通しにくく、電気分解が進まないため、沈殿物ができません。

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