やかんや鍋の内壁に白いものが付着するのですが
【原因】
(アルミ製のやかんや鍋の場合)
アルミは鉄等と同様に容易に腐食されます。このため、メーカーでは製造時にアルマイト処理をを行い、アルミの表面に被膜を作って腐食を防いでいます。この被膜は非常に薄いため、タワシやスポンジ等での洗浄、または通常の使用によってもはがれてしまうことがあります。露出したアルミは空気中や水中の酸素と反応して、酸化アルミとなり白い斑点状に見えます。
(アルミ製ではない容器の場合)
1.水道水には、ミネラル分(人体に必要な、カルシウム、マグネシウム、リン、ケイ酸等の鉱物性栄養素のこと)が含まれており、水が蒸発するとあとに残ります。そのため、容器を洗った後よく水をふき取らないと、乾いた後に白い斑点ができます。これが繰り返されると、幾分厚みのある白い付着物となりなす。
2.空焚きしたときや水を継ぎ足してお湯を沸かした場合に、この現象が促進されます。
【安全性】
(アルミ製のやかんや鍋の場合)
この白い異物は水には溶け出さず、かつ容易にはがれ落ちないので問題ありません。
(アルミ製ではない容器の場合)
水道水中のミネラル分ですので問題ありません。
やかんや鍋以外でも流し台や浴槽などにも水滴などが乾燥したあと白い斑点が残ることがあります。これもミネラル分によるものであり、繰り返されると白い付着物となります。水道水に溶解しているミネラル分の量により、付着量も若干差があります。
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更新日:2018年04月03日