コップに注いだ水が白いのですが

更新日:2018年04月03日

【原因】

 (数秒放置すると消える場合)

 1.水道水を蛇口から勢いよく出すと、蛇口の内部が負圧となり、蛇口の上部から空気を吸い込み、それが小さな気泡となって白く見えます。

 2.また、給湯用の蛇口から出るお湯についても同様の現象が見られ、空気の吸い込みの他に、水中の溶存ガス(空気の成分)によるものが考えられます。給湯器の中で水が急激に加熱されると、水に溶け込んでいる空気が放出されやすくなり、蛇口からお湯が出た瞬間に気泡となって現われます。これらの気泡が小さいと水やお湯は白く濁りますが、数秒後には徐々に下の方から透明になってきます。

 (放置しても消えない場合)

 1.給水管に亜鉛メッキ鋼管を使用していると、亜鉛が溶出して白い水が出たり、沸騰させると水が白くなったりすることがあります。この現象は、給水管内に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、朝一番の使用時によく見られます。

【安全性】

 (数秒放置すると消える場合)

  白濁の原因は空気によるものなので、安全性については心配ありません。

 (放置しても消えない場合)

  亜鉛は生体の必須元素で、人に対する毒性は低いとされています。成人の1日摂取量は約15ミリグラムといわれています。もし必要量以上摂取したとしても、体外に排出されますので、極めて多量に摂取したなど特殊な場合を除き健康に問題はありません。

【対策】

 (数秒放置すると消える場合)

  原因は空気ですので、特に対策は必要ありません。

 (放置しても消えない場合)

  給水管に滞留した朝一番の水を排出してください。また、亜鉛の溶出が進行すると、鋼管が露出して赤水も発生しやすくなるので、給水管を他の種類の管に布設替えすることが望ましいです。  

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