令和5年8月25日

8月25日、本市と岸和田市域に位置する和泉葛城山で長年ボランティアとして、ブナ林の保全活動に取り組んでおられる「和泉葛城山ブナ愛樹クラブ」の皆様から、環境保全に関する2つの大きな賞の受賞報告がありました。

和泉葛城山ブナ林とその周辺の緩衝樹林帯の保全、ブナ若木の育成・植樹や、普及啓発活動などが高く評価された結果、大阪府から令和4年度おおさか環境賞の表彰を、また、環境省から令和5年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣の表彰（環境保全部門）を受けられ、それらの表彰状を披露いただきました。

ブナは日本特産の植物で、主に中部地方以北や日本海側の標高1,000メートル程度の山に広く分布しています。一方、和泉葛城山ブナ林は、太平洋側の標高800メートル台の比較的高度の低い位置に分布しています。このように、ブナ分布の南限の地域に位置することに大きな価値があるとして1923年に国の天然記念物に指定され、今年で100周年を迎えました。

和泉葛城山を訪れたことのある市民の方は多いと思いますが、この貝塚市が誇る地域資源であるブナ林に関心を持っていただければ幸いです。