第90号 清水大師

更新日:2010年03月16日

清水大師

(しみずだいし)

 清水大師は橋本にある小堂です。積善寺城跡に建つ安楽寺の隠居寺といわれ、嘉永~安政年間(1848年~1860年)に寺院として整備されました。本尊は江戸時代に制作された石造弘法大師坐像(こうぼうだいしざぞう)です。
 江戸時代以降、弘法大師(空海)の足跡を訪ねる大師信仰が盛んになると、地域における代表的な大師堂として多くの参拝者を集めました。
 本尊が安置されている本堂横には清水が湧き出しています。言い伝えによれば、弘法大師が諸国修行のため立ち寄ったときに、持っていた杖で清水を湧き出させたそうです。清水は近木川の流れから30メートル上の高台にあるにもかかわらず、干ばつで村中の水が枯れても、この清水だけは枯れることなく湧き出ていたと言われています。
 境内には「弘法大師御加持水(みかじみず)」と刻まれた石碑が建てられています。
[備考]加持:病気や災難を除くため仏に祈るまじないのこと
(平成21年1月掲載)

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