第74号 じゃここうこ

「親の意見とナスビの花は、千に一つのあだ(無駄)もない」のことわざがあるように、ナスの花はみな無駄なく実を付けます。そのため、食べきれない分はヌカ漬けにして保存をしていました。
水ナスの浅漬けは有名ですが、ほかにも「じゃここうこ」と言う料理があるのをご存知です?泉州では、じゃこは海老じゃこ、こうこは漬物のことをさします。
作り方は、水ナスの古漬けを水で一晩ほど塩出しをし、これに海老じゃことショウガを加え、出汁・しょう油・みりんなどで味付けして出来上がりです。昔から水なすの古漬けをおいしく食べる知恵として各家庭で作られていたそうです。
できたてのご飯や茶漬けとの相性が抜群の「じゃここうこ」。酒の肴(さかな)にもピッタリです。最近ではあまり作られなくなりましたが、この機会にご家庭で作られてみてはいかがでしょうか。
(平成19年9月掲載)
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更新日:2010年03月16日