第66号 愛染堂

更新日:2010年03月16日

愛染堂

(あいぜんどう)

 水間鉄道の水間観音駅から徒歩約10分。貝塚の古刹(こさつ)の一つ、水間寺があります。境内の東南に、縁結びのご利益があるといわれている愛染堂があり、堂前には「お夏清十郎の墓」とされる五輪塔(ごりんとう)が建っています。お夏清十郎の物語は諸説ありますが、寺独自の伝説は・・・

 「約700年前、水間村の豪農楠右衛門にお夏という美しい娘がいた。村に立寄った勅使(ちょくし・天皇の使者)の晩さんが開かれた際、手伝いなどに来ていたお夏は、勅使の付き人の山名清十郎という美男子と知り合いお互いを思うようになった。しかし、清十郎は使者とともに都に帰ってしまった。そのためお夏は清十郎に会いたい一心で、愛染堂の愛染明王に毎晩祈願をするようになった。その甲斐あって、南北朝の動乱時に二人は再びめぐり会い水間の地で仲良く暮らした」という話が語り継がれています。
 水間寺は、新年を迎えると市内外から毎年多くの初詣客で賑わいますが、今年は、縁結び祈願に愛染堂へも立寄ってはいかがですか。
(平成19年1月掲載)

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