第51号 常福寺

更新日:2010年03月02日

常福寺

(じょうふくじ)

 常福寺(浄土宗、蕎原467)、崇宝山(すいほうざん)。本尊は木造阿弥陀如来立像(平安時代末期の作)。寺伝によると、1512(永正9)年の創建で、もとは真言宗寺院でしたが、元禄年間(1688年~1704年)に僧の正誉真南(しょうほうしんなん)の尽力によって寺を再建した際に浄土宗に改宗したといわれています。
 本堂内には、平安時代後期12世紀の特徴を持つ木造菩薩立像と、背面に1149(久安5)年の墨書銘を持つ木造僧形坐像(地元ではビンヅルさんと呼ばれており、仏教における聖者である十六羅漢のうちの第一尊者であるビンドラバラダジャ尊者のことを指します)が安置され、ともに市の文化財に指定されています。
 また、当寺の裏手とその周囲にはコジイ林が広がっています。自然の森林をよく残したもので、市内はもちろん大阪府下でも有数の面積をもった貴重な森林です。
(平成17年10月掲載)

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