第20号 岸の姫松伝説

更新日:2021年10月07日

姫松

北小学校の初株

(きしのひめまつでんせつ)

市内には数多くの伝説や昔話があり、人々に語り継がれ、また記録されています。
その中の一つに「岸の姫松」の伝説があります。
昔、和泉国のある人が木彫りの天女像を買ったところ、その像が毎晩のように「帰りたい、帰りたい」と泣くことに気がつきました。不審に思っているとある夜、天女像が夢枕に立ち「私は和泉の浜にある松の木の精です。その松は海岸に生え、生えた場所から海までの距離と幹の高さが同じです。どうかそこに帰してください」と言いました。そこで、和泉国を探し歩き、ようやく見つけた場所が、貝塚(現在の市立北小学校校庭)でした。この松の根元に天女像を埋めたことから「岸の姫松」と呼ばれるようになりました。
この松は、明治43年の台風で北側の幹が折れそのあとしだいに衰弱したため、昭和3年に切り倒されましたが、切株は北小学校の校庭に現在も大切に残されています。
(平成15年3月掲載)

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