第12号 和泉葛城山ブナ林

(いずみかつらぎさんぶなりん)
「ブナ」は、ブナ科ブナ属の落葉高木で、中部地方以北や日本海側に標高1,000メートル程度の山に広く分布しています。和泉葛城山のブナ林は、ブナの成育できる太平洋側南限に位置し、しかも標高800メートルの低い山で見られることから大正12年に国の天然記念物に指定されました。
ブナの森は、たくさんの動植物の宝庫です。春は新緑を、夏は木陰をつくり、秋には果実を与え、四季を通じて豊かな生命を育んでいます。また保水性が高く、天然のダムの役割を果たし、水害や干ばつからわたしたちのまちを守るかけがえのない自然です。
このような貴重な自然を守るため、地元の「葛城緑の少年団」による清掃登山、苗木の植栽など様々な活動が進められています。平成4年には緑のトラスト運動がスタートし、府でも森林を買い取り植林を行うなど、多角的な取り組みが実施されています。
自然に親しみ大切にし、貴重なブナ林を今後も守っていきましょう。
(平成14年6月掲載)
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更新日:2010年01月15日