市民意識調査
令和4年度 貝塚市市民意識調査 結果
令和4年度に実施しました「貝塚市市民意識調査」の結果をお知らせいたします。
令和4年度貝塚市市民意識調査結果について (PDFファイル: 3.4MB)
調査の目的
貝塚市をより住みやすく魅力的なまちにするため、本市の政策やまちづくりについて、市民のみなさまからご意見をうかがい、今後のまちづくりの参考とすることを目的として実施しました。
調査概要
調査対象
市内在住で15歳以上の方 2,000人(無作為抽出)
15歳から19歳:129人
20歳代:233人
30歳代:217人
40歳代:313人
50歳代:356人
60歳代:263人
70歳代:282人
80歳以上:207人
調査期間
令和4年12月22日(木曜日)から令和5年1月10日(火曜日)
督促状及びお礼状を送付し、令和5年1月16日(月曜日)まで、回答期間延長の案内をしました。
調査方法
対象者に郵送し、郵送による回収またはWebでの回答
回収結果
配布数 2,000件
有効回収数 906件
内訳 郵送:772件、Web:134件
有効回収率 45.3%
令和4年度貝塚市市民意識調査結果(テキスト版)
Q1 性別
「男性」が39.5%、「女性」が56.1%、「その他」が0.1%となっています。
Q2 年齢 令和4年12月1日時点
「70歳代」が19.3%と最も高く、次いで「50歳代」が17.5%、「60歳代」が17.1%となっています。
Q3 職業
「無職(年金受給者含む)」が31.7%と最も高く、次いで「会社員・公務員」が30.0%、「パート・アルバイト」が15.0%となっています。
調査結果において、無職(年金受給者含む)が多いのは、本調査の回答者の約半数以上が60歳代以上のため多くなりました。
Q4 住まわれている校区
「南小学校区」が14.9%と最も高く、次いで「西小学校区」が13.5%、「中央小学校区」が13.2%となっています。
Q5 貝塚市に何年住んでおられますか
全体では「21 年以上」が70.0%と最も高く、次いで「11~20 年」が13.5%、「5年未満」が7.0%となっています。
Q6 将来にわたり貝塚市に住み続けたいと思いますか
全体では「住み続けたいと思う」が63.1%と最も高く、次いで「どちらともいえない」が25.2%、「住み続けたいとは思わない」が7.3%となっています。年代別にみると15~19歳、20歳代においては50%以下となっており、「住み続けたいと思わない」が1割台となっています。
Q6-2 定住意向について
校区別でみると、東小学校区、西小学校区、南小学校区、北小学校区、中央小学校区、木島小学校区、東山小学校区、葛城小学校区において、全体よりも「住み続けたいと思う」の割合が高くなっています。
また、幸福度別でみると、幸福度が高くなるにつれて定住意向も高くなる傾向がみられます。
Q6で「1 住み続けたいと思う」とお答えの方は、その理由は何ですか。
「住み慣れており地域に愛着がある」が62.9%と最も高く、次いで「今住んでいる住宅に満足している」が44.4%、「海や山などの自然環境に恵まれている」が31.3%となっています。年代別でみると、15~19歳では「海や山などの自然環境に恵まれている」、20歳代以上では「住み慣れており地域に愛着がある」がそれぞれ最も高い割合となっています。
Q6で「2 住み続けたいとは思わない」とお答えの方は、その理由を選択してください。
「文化・商業施設などの都市環境が充実していない」が48.5%と最も高く、次いで「まちににぎわいや活気がない」が31.8%、「通勤・通学が不便」「買物など生活に不便」がともに28.8%となっています。
Q6-3 住み続けたいと思わない理由について
年代別でみると、50歳代以下で「文化・商業施設などの都市環境が充実していない」の割合が高くなっています。
Q6-4 住み続けたいと思わない理由について
幸福度別でみると、不幸(0~3点)では「医療機関が充実していない」の割合が高くなっています。
Q7 貝塚市に住み続けるために必要なことは何だと思いますか。
「犯罪や災害による被害が少なく安心して暮らせること」が42.3%と最も高く、次いで「福祉施設や医療施設が充実していること」が34.8%、「遊びや食事・ショッピングに便利で、楽しく過ごせる場所があること」が27.7%となっています。
Q7-1 住み続けるために必要なことについて
年代別でみると、20歳代以下では「遊びや食事・ショッピングに便利で、楽しく過ごせる場所があること」の割合が高く、30歳代以上では「犯罪や災害による被害が少なく安心して暮らせること」の割合が高くなっています。
Q8 満足度・重要度について
満足度を5段階(不満・やや不満・普通・やや満足・満足)で評価し、あわせて重要度(低い・中・高い)を3段階で評価
満足度は、「安全安心な水道水の供給」「緊急時の消防・救急体制」「ごみの減量化とリサイクルの推進」の順で高くなっています。一方、満足度が低いのは「商工業の活性化と商業施設の利便性向上」「雇用機会の確保と就労支援」「快適な住環境の整備」の順となっています。
重要度が高いのは、「地域医療体制の充実」「防犯対策」「緊急時の消防・救急体制」の順となっています。一方、重要度が低いのは「協働のまちづくりの推移」「芸術・文化振興」「外国人にとっても住みやすい環境の整備」の順となっています。
また、幸福度とクロス集計をすると、幸福度が高くなるにつれて満足度も高い傾向となっています。
次の10項目は、幸せと評価した人よりも、不幸と評価した人で重要視されていました。
1.生活困窮者へのサポート
2.安全で便利な道路交通環境
3.雇用機会の確保と就労支援
4.生涯を通じた切れ目のない健康づくり
5.地域医療体制の充実
6.災害対応体制の強化
7.各種相談支援・相談窓口の充実
8.快適な住環境の整備
9.商工・農林業における後継者育成支援
10.貝塚市の魅力発信
Q8-1 重要度と満足度の高低で、重要取組、継続取組、現状維持、ニーズ把握の4分野に分けました。
重点取組
満足度が低く、重要度が高い項目で、今後重要施策として検討が必要な項目です。
具体的には、雇用機会の確保と就労支援、安全で便利な道路交通環境、確かな学力の習得と豊かな心の育成、青少年健全育成、生活困窮者へのサポートです。
継続取組
満足度と重要度がともに高く、施策の継続実施が必要な項目です。
具体的には、安全安心な水道水の供給、緊急時の消防・救急体制、ごみの減量化とリサイクルの推進、生涯を通じた切れ目のない健康づくり、待機児童解消、子育て支援の充実、下水道の整備、地域医療体制の充実、防犯対策、障害のある方へのサポート、災害対応体制の強化、高齢者の生活支援です。
現状維持
満足度が高く、重要度が低い項目で、今後のさらなる充足には検討すべき項目です。
具体的には、自然環境・景観、生物多様性の保全、人権尊重意識の高揚、スポーツ振興、地域のつながりの強化、歴史や文化の継承と活用、生涯学習・ふるさとについての教育、芸術・文化振興です。
ニーズ把握
満足度や重要度がともに低い項目で、市民ニーズを確認し、施策を検討すべき項目です。
具体的には、商工業の活性化と商業施設の利便性向上、快適な住環境の整備、商工・農林業における後継者育成支援、地域特性に即した都市づくり、観光の振興、貝塚市の魅力発信、協働のまちづくりの推進、女性の活躍推進、省エネ・脱炭素の推進、各種相談支援・相談窓口の充実、外国人にとっても住みやすい環境の整備です。
Q9 普段の生活の中に幸せを感じますか(10段階評価)
8点が19.4%と最も高く、次いで7点が19.2%、5点が18.3%となっています。
Q10 幸せであるために重要だと思うことは何ですか(3つまで選択可能)
健康状態が77.4%と最も高く、次いで、家計の状況が65.9%、精神的なゆとりが34.0%となっています。
Q10-1 幸せであるために重要だと思うことについて
年代別にみると、15~19歳では「人間(友人・職場)関係」が最も高く、次いで「精神的なゆとり」が高くなっています。20歳代以上では「家計の状況(所得や消費)」「健康状態」の割合が高くなっています。特に「健康状態」については、50歳代にかけて年齢が高くなるにつれて高い割合となっています。
Q10-2 幸せであるために重要だと思うことについて
幸福度別でみると、不幸では「家計の状況(所得や消費)」の割合が7割台後半で、普通や幸せよりも高い水準となっています。
Q11 子育て環境を充実させるためには、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか(2つまで選択可能)
「いざという時に子どもを預けられる託児所や一時預かりの充実」が40.8%と最も高く、次いで「子どもの医療費助成など経済的支援の充実」が39.7%、「保育所・認定こども園における待機児童の解消」が38.2%となっています。
Q11-1 子育て環境を充実させるために力を入れるべきことについて
年代別でみると、20歳代以上の広い年齢層で「いざという時に子どもを預けられる託児所や一時預かりの充実」が3割以上となっており、40歳代以下では「子どもの医療費助成など経済的支援の充実」が4割半ばから5割台と高い割合を占め、50歳代と60歳代では「保育所・認定こども園における待機児童の解消」が4割台となっています。
Q12 教育を充実させるためには、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか(2つまで選択可能)
「社会のルールや命の大切さを学ぶ心の教育の推進」が45.4%と最も高く、次いで「基礎的な知識や応用力を高める学力の向上」が39.1%、「不登校やいじめなどに対応した教育環境の充実」が30.2%となっています。
Q12-1 教育を充実させるために力を入れるべきことについて
年代別でみると、いずれの年齢においても「社会のルールや命の大切さを学ぶ心の教育の推進」「基礎的な知識や応用力を高める学力の向上」がそれぞれ高い割合となっています。また、20歳代、30歳代、60歳代、70歳代では「不登校やいじめなどに対応した教育環境の充実」が3割台となっています。
Q13 環境をよくするためには、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか(2つまで選択可能)
「公園や緑地などの整備・保全」が37.4%と最も高く、次いで「身近な緑などの自然環境の保全」が33.1%、「身近な省エネルギーの推進や自然エネルギー利用の普及啓発」が32.6%となっています。
Q14 生活を充実させる都市基盤の取組みとして、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか(2つまで選択可能)
「公共交通サービスの充実」が57.0%と最も高く、次いで「道路や橋など交通網の整備」が43.7%、「下水道や排水路の整備」が36.1%となっています。
Q15 あなたは、令和4年中に市の施設等にどの程度行かれましたか(各施設における利用回数を選択)
令和4年中に訪れた市の施設等の利用状況(「1~4回」「5~9回」「10回以上」の合計)は、
貝塚市民文化会館(コスモスシアター)が35.4%
貝塚市民図書館が28.9%
貝塚市立善兵衛ランドが7.9%
貝塚市立自然遊学館11.3%
貝塚市立公民館(中央・浜手・山手)が30.2%
貝塚市歴史展示館(ふるさと知っとこ!館)が3.3%
貝塚市立ドローン・クリケットフィールドが5.7%
市民の森(シェルシアター)が15.4%となっています。
一方、「施設を知らいない」と回答された方が25%を超えた施設は、「貝塚市歴史展示館(ふるさと知っとこ!館)」26.0%、「貝塚市立ドローン・クリケットフィールド」29.0%と他の施設と比較して高い割合となっています。
Q16 貝塚市民文化会館(コスモスシアター)をより利用していただくためには、どのようなものを求められますか(2つまで選択可能)
「イベント情報の発信や宣伝の強化」が66.9%と最も高く、次いで「インターネットによるイベントチケットの購入や予約方法の充実」が25.8%、「ホール・練習室・会議室の空き状況などの詳しい情報の公開」が22.3%となっています。
Q16-1 貝塚市民文化会館をより利用していただくための方策(年代別割合)
「イベント情報の発信や宣伝の強化」がいずれの年代でも高い割合となっており、イベント等の情報が届いていないことが考えられます。
Q17 産業振興・活性化のためには、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか。
「駅周辺などにぎわいを生む商店の活性化」が69.9%と最も高く、次いで「地場産業など市内企業の育成・支援」が20.0%、「企業や研究機関などの誘致」が19.8%となっています。
Q17-1 産業振興・活性化のために力を入れるべきことについては
「駅周辺などにぎわいを生む商店の活性化」がいずれの年代においても最も高くなっています。
Q17-2 産業振興・活性化のために力を入れるべきことについては
「駅周辺などにぎわいを生む商店の活性化」がいずれの校区においても最も高くなっています。
Q18 福祉を充実させるためには、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか。
「高齢者や障害者(児)が入所(入居)できる施設の整備」が40.7%と最も高く、次いで「経済面での生活支援の充実」が32.7%、「元気な高齢者の働く場の確保や障害者が自立できる就労支援策の充実」が25.7%となっています。
Q18-1 福祉を充実させるために力を入れるべきことについては
年代別でみると、いずれの年代においても「高齢者や障害者(児)が入所(入居)できる施設の整備」が3~4割台となっており、30歳代以下では「経済面での生活支援の充実」が他の年代よりも高い割合となっています。
Q18-2 福祉を充実させるために力を入れるべきことについては
校区別でみると、葛城小学校区、永寿小学校区では「高齢者や障害者(児)が利用しやすい在宅サービスの充実」の割合が他の地区よりも高い割合となっています。
Q19 人権問題への関心の程度
様々な人権問題について、アイヌの人々の人権問題を除いて5割以上の人が「関心あり」(「少し関心がある」「関心がある」の合計)と回答しています。特に子どもに関する人権問題、高齢者に関する人権問題、職業や雇用をめぐる人権問題では8割以上が「関心あり」となっています。
Q20 貝塚市が人権問題の解決に向けて取組むべきこと
すべての項目において「取組むべき」と「どちらかといえば取組むべきだと思う」と「取組むべきだと思う」の合計が5割以上となっており、広報活動の推進では62.9%、人権侵害被害者の相談体制の整備・充実では67.4%、学校における人権教育の推進では71.4%、人権にかかわりの深い職業従事者に対する人権教育・啓発の充実では71.1%、事業者と自治体が結ぶ契約に人権基準を定め遵守させることでは57.8%となっています。
Q21 男女共同参画をすすめるために、貝塚市が特にどのようなことに力を入れるべきだと思いますか。
「安心して産み育てられる子育て環境づくり」が55.1%と最も高く、次いで「DVやセクハラ、児童虐待、高齢者、障害者虐待等の根絶・防止」が49.6%、「高齢者・障害者が安心して暮らせる環境づくり」が49.2%となっています。
Q22 防災に対する取組みとして、どのようなことに力を入れるべきだと考えますか。
「災害時における情報提供や連絡体制の充実」が52.5%と最も高く、次いで「耐震診断や改修費用などの補助制度や公共施設の耐震化の充実」が42.9%、「防災資機材の備蓄・整備の充実」が32.7%となっています。
Q22-1 防災に対する取組みとして力を入れるべきことについては
年代別でみると、15~19歳では「避難訓練や防災講座などの啓発活動の充実」「防災資機材の備蓄・整備の充実」が、20歳代では「耐震診断や改修費用などの補助制度や公共施設の耐震化の充実」が、30歳代では「防災資機材の備蓄・整備の充実」がそれぞれ最も高くなっています。40歳代以上では「災害時における情報提供や連絡体制の充実」が5~6割台と最も高くなっています。
Q23 どのような方法で情報を得ていますか。
「広報かいづか」が73.1%と最も高く、次いで「回覧板」が48.8%、「市ホームページ」が37.6%となっています。
また、今後得たいと思う方法では「市公式LINE」が26.5%と最も高く、次いで「広報配信アプリや専用サイト」が24.4%、「市公式Instagram」が23.8%となっています。
Q23-1 情報を得ている方法については
年代別でみると、各年代においてばらつきはあるものの、「広報配信アプリや専用サイト」「市公式LINE」「市公式YouTube」「市公式Instagram」「市公式防災Twitter」の割合が高くなっており、情報取得方法のデジタル化が進んでいます。
Q24 広報かいづかの掲載内容について充実してほしいと思うものをお答えください。
「市のイベントや講座、施設案内」が51.9%と最も高く、次いで「市の制度や施策などの行政情報」が50.8%、「市民活動や地域の話題」が30.9%となっています。
Q25 これからの貝塚市をどのようなまちにしたいですか。
「健康と福祉のまち」が68.1%と最も高く、次いで「安全・安心のまち」が43.4%、「子育てと教育のまち」が32.0%となっています。
Q25-1 貝塚市のまちづくりの方向性については
年代別にみると、すべての年齢層において子どもからお年寄りまで、健康に暮らせて福祉が充実した「健康と福祉のまち」が高い割合となっており、20歳代から40歳代においては、子育てと教育環境が充実した「子育てと教育のまち」がおよそ5割から6割と他の年齢層よりも高い割合となっています。
Q26 貝塚市のことをあまり知らない人に紹介するとき、どのようなことを話題にしますか。あるいは、貝塚市を象徴するものは何だと思いますか。
「二色の浜(海水浴場)」が49.4%と最も高く、次いで「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」が35.0%、「水なすや木積のたけのこなどの農産物」が34.2%となっています。
Q26-1 貝塚市を紹介する時の話題や貝塚市を象徴するものについては
年代別にみると、70歳代以下において「二色の浜(海水浴場)」が最も高く、30歳代以下では「だんじり」が、40歳代では「水間鉄道」が、50歳代では「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」が、60歳代以上では「水なすや木積のたけのこなどの農産物」の割合が比較的高くなっています。
Q26-2 貝塚市を紹介する時の話題や貝塚市を象徴するものを校区別に分類すると
東小学校区では「だんじり」
西小学校区では「二色の浜(海水浴場)」
南小学校区では「二色の浜(海水浴場)」
北小学校区では「太鼓台」
津田小学校区では「二色の浜(海水浴場)」
中央小学校区では「二色の浜(海水浴場)」
木島小学校区では「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」
東山小学校区では「二色の浜(海水浴場)」「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」
葛城小学校区では「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」
永寿小学校区では「水間寺や愛染堂(恋人の聖地)」
二色小学校区では「二色の浜(海水浴場)」
がそれぞれ高い割合となっています。
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更新日:2023年05月01日