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9月10日は「下水道の日」
見えないところで働く下水道
各家庭の生活排水や店から出た汚水は、下水道管へ流れ下水処理場にて処理されます。下水処理場へ運ばれた汚水は、さまざまな処理を経てきれいな水へと生まれ変わり海へ流されています。
下水道はきれいな海を守るためにも大切な役割を果たしています。
≪問合せ先≫上下水道総務課電話072‐433‐7180
下水道の役割と仕組み
下水道には大きく3つの役割があります。
生活環境を衛生的に
汚水が直接街に流れなくなるため、悪臭やハエ・蚊などの害虫の発生を防ぎます。
浸水から守る
雨水が溜まり水浸しにならないよう、素早く排水し浸水被害を防除します。
身近な環境を守る
下水処理場で適切な処理を行い、きれいになった水を川や海に戻します。
下水道整備の効果
近木川の水質(BOD数値)は、全国でワースト1を記録するほど汚染されていましたが、地域一体となった清掃活動や市の下水道の整備効果により、近年は、基準値を大きく下回る水質を維持し、近木川では絶滅危惧種のメダカやアユが見られるようになりました。(11ページにも情報あり)
また、二色の浜海水浴場が「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」である国際認証のブルーフラッグを取得しました。
風呂や台所などの生活排水をそのまま流すと、水路・河川・海の水質汚染の原因となります。

BODとは、水質汚濁の指標の一つであり、数値が大きいほど水質が悪化していることを表します。グラフから、下水道普及率の上昇に伴い、近木川の水質改善が図られていることがわかります。
下水道を使い続けるために
市では昭和63(1988)年度から下水道事業に着手してきましたが、下水道施設は時間の経過とともに少しずつ老朽化が進んでいます。今後も安心して下水道を使い続けられるよう、点検・調査や改築工事を行っています。
下水道管の中にカメラを入れて、異常がないか点検・調査をします。マンホールの劣化具合なども確認したり、実際に人が入り目で見て点検をすることもあります。
下水道を守るために私たちにできること
トイレにオムツなどは流さない
台所に野菜くずや油を流さない
洗面所風呂場に髪の毛を流さない
下水道へ早期接続を
下水道に接続することで以下のメリットがあります。
汲み取りや浄化槽のメンテナンスの必要がなくなります。
浄化槽の電気代など、保守管理費用の負担がなくなります。
水路などへ生活雑排水が流れることがなく、衛生的になります。
便槽の溜まり具合や汲み取りを気にする必要がなく、悪臭問題も改善されます。
汲み取り便所は供用開始から3年以内に、浄化槽の場合には遅延なく、下水道に接続することが下水道法にて義務付けられています。
下水道への接続工事は指定工事店で
下水道への接続工事は、申請が必要で、必ず市の排水設備工事指定工事店に依頼してください。申請手続きは、排水設備指定工事店が行います。接続工事の契約をする前に見積書をもらい内容をよく検討し、あとで金銭面などのトラブルの無いようにしてください。
なお、排水設備指定工事店以外で接続工事を行った場合は、5万円以下の過料が科されることがあります。
指定工事店は、ホームページで確認してください。
市ホームページの二次元コードです。 (PNG: 20.7KB)
3ページの内容は以上で終わりです。広報かいづか令和6年9月号(No.1018)は全部で16ページです
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総合政策部 魅力づくり推進課 広報・シティプロモーション担当
電話:072-433-7059
ファックス:072-433-7233
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館2階
更新日:2024年09月04日