岸和田市貝塚市斎場施設整備基本設計の概要について
岸和田市貝塚市斎場整備運営事業基本計画概要版 (PDFファイル: 1.4MB)
施設整備の基本的な考え方
1. 最後のお別れの場にふさわしい施設
誰にでも訪れる人生の終焉、その最後のお別れの場にふさわしいやすらぎと品位を持った施設づくりを進めます。
2.故人を偲び、悲しみを癒し、慈しみを感じる施設
大切な人を偲び、送る場としてお別れの悲しみに対する癒しと、悲しみを乗り越えていこうとする慈 しみを与える施設づくりを進めます。 会葬者の動線及び諸室の配置等を考慮し、プライパシーを確保した施設づくりを進めます。
3.人と環境にやさしく、誰からも愛され大切にされる施設
周辺環境と調和し、地域に受け入れられるとともに、ランドスケープデザインの考え方を採り入れ、 自然や景観と共生する施設づくりを進めます。
4.将来の火葬需要に対応した施設
高齢化の進行に伴い、増加する火葬需要に対応できる施設、運営方式とします。
5.維持管理費が低コストの施設
省エネ・省資源及び高耐久な構造体と内外仕上げ材の使用等、維持・管理費の削減を目指します。
6. 災害時にも対応可能な施設
災害に強い構造とするとともに、自家発電設備を設置し、停電時でも一定期間は火葬を行うことができる施設とします。
設計コンセプト
地域の自然と風景に呼応する「悠久の丘jを創出します。
ー故郷の自然と風景に抱かれ、静かな時間が流れる、柔らかな大地に覆われた葬送の丘ー

配置計画
駐車場の明確な分離
パスの待機場所を車寄せ周囲にまとめて確保し、運用のし易さや利用者の安全性に配慮します。
障がい者用の駐車場は本施設の東側に配置し体の不自由な利用者に配慮します。
動線計画
車寄せや各駐車場へのアクセスは一方通行の計画とし、利用者に分かり易く、事故防止に配慮した動線計画とします。
会葬者と管理者の分離
会葬者は敷地の西側、管理者は北側からのアクセスとすることで、利用者とパックヤードを明確に分離し、安全かつ会葬者の心情に配慮した計画とします。
歩行者の安全
歩行者路や横断歩道を設け、歩行者の安全に配慮します。また構内を回遊する歩行者路と休憩スポッ卜により、会葬者や墓地参拝者が利用できる憩いの空間とします。
アプ口ーチ道路
敷地西側境界のレべルから駐車場レべルまでの段差処理はアプ口ーチを長く取り、緩勾配とすることで、パスや霊枢車の運用に支障のない計画とします。
配置イメージ

建物イメージ図

平面計画
左右対称の平面計画
左右対称の平面計画として、2会葬同時受付時に会葬者同士の動線を分離し、プライパシーを確保した計画とします。
会葬者と職員エリアの明確な分離
会葬者エリアは南側、職員エリアは北側に集約配置することで、それぞれのエリアを分離し、落ち着いた気持ちで利用できる計画とします。
待合室
新斎場で新たに設置される待合室は、全て南に向けた配置とし、足元から全面ガラス貼りで周囲の緑を取り込んだ豊かな空間とし
外観計画
周囲の起伏と呼応するゆるやかな屋根形状
建物中央に向かって盛り上がった丘のような形状の大屋根で建物全体を包み込み、起伏のあるランドスケープとの連続性を感じられるデザインとします。
森に馴染む緑が映えるアースカラーの色彩計画
施設の色調は、緑が映え、落ち着きのあるアースカラー中心の色彩計画とします。
内装計画
自然光をふんだんに取り入れ、木目調のシー卜とコンクリー卜等の落ち着いた内装とすることで、「最後の場jにふさわしい静粛で厳かな空間を目指します。
災害対策
・十分な耐震性能を有する、災害に強い施設づくりを行います。
・自家発電機を設置することで、停電時においても機能が停止しないようにします。
平面イメージ図

事業スケジュール(予定)

建物概要

本概要版の内容については、実施設計で変更になる場合があります。
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ファックス:072-433-7377
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更新日:2023年12月11日