2024年8月カルバーシティ市訪問
カルバーシティ市 体験&交流
令和6年8月1日から11日に本市の高校生4人が、姉妹都市のカルバーシティ市を訪問しました。施設見学やホームステイ等を通じて、異文化理解を深め様々な体験や交流を行いました。
壮行会(出発式)
カルバーシティ市から1977年に寄贈された「友情の像」の前にて
ロサンゼルス空港着
ロサンゼルス空港ではカルバーシティ市のみなさんが、横断幕を持ってあたたかく迎え入れてくれました。
カルバシティ市役所
マクモリン市長、プザ議員、ケント教育委員長に表敬訪問
市役所の玄関ホールに展示されている貝塚市民の方から寄贈された太鼓台
消防署
消防署の施設見学と消火活動体験
警察署
警察署の施設見学
カルバーシティ市と姉妹都市の標識
カルバーシティ市の姉妹都市との距離と方角を示している標識
ボールドウィン・ヒルズでのハイキング
頂上からはLA近郊を見渡すことができました。
ロサンゼルス・カウンティ美術館
美術館にの入り口にあるアーバンライト
日本庭園

1974年に貝塚市からカルバーシティ市に築造寄贈した「日本庭園」
高校生の感想文
寺下 心晴
この10日間ホストファミリーと過ごして思ったことは、ホストマザーが日本出身ということもあり、家族全員が日本語対応でした。心強く安心もありましたが、英会話をしたかったので少し残念でした。しかし、他のホストファミリーと接するときは英会話することができたので良い時間を過ごすことができました。
日本とは異なっていると思ったことが何点かありました。私は、離れのゲストハウスを使わせて頂いていたので、あまり気を遣わず、リラックスして過ごすことができましたが、家の様子が分かりづらく家族のいるタイミングを探るためにカーテンから家を覗いていました。リビングでみんながいる時間は少なく、各部屋にすぐ戻って行くので寂しいと感じましたが、一人一人プライベートの時間を大切にしているのだなと思いました。
カルバーシティの街を歩くことが出来た宝さがしでは、スケボーを交通手段にしている人、スピーカーを持って音楽を聴いている人を見かけて自由で素敵なアメリカを感じることができました。歩道を通る時に思ったことは信号機が日本の方が分かりやすいと思いました。
アメリカ人のコミュニケーション能力を実感できた10日間、ドジャースタジアムでは周りの人と一喜一憂し、1点入るごとにハイタッチをし、一緒に楽しみました。ホストファミリープランではタイ君の友だちと自転車でビーチまで行きました。到着してからは、タイ君の友だちが次々と集まってきて、その度に自己紹介までは出来たのですが、次の言葉が出ず話せませんでした。このままでは後悔してしまうと思い、会話に入ってみました。初めはあまり話せませんでしたが、だんだん慣れてきてゆっくりですが話すことが出来るようになりました。話しているうちに日本語を学ぶ学校に通っていることが分かり、日本語と英語をお互い使って質問したり、教え合いもできました。そのおかげでまた私が帰る前に遊びたいと言われ、その後2回も会うことができました。ジェスチャーと自分なりの英語力ですが勇気を出して一歩前進できたと思います。
お別れパーティでは、私たちのためにいろんな方が準備して下さって感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、父が去年お世話になったホストファミリーに会う時間を作ってもらう機会がありました。その時、翻訳アプリはなしで英語を使ってお話しようとお願いしました。会話はとても楽しくでき、この10日間での成長を感じることができました。
この10日間のプラン全てに関わってくださった沢山の人達に感謝の気持ちを忘れずに次の受け入れはもちろん、今後もこのような素敵な交流に参加したいです。
山本 理夏子
今回の事業での私の目的は、「アメリカ人の価値観を知る」ということでした。アメリカと日本では文化、言語、食事など、多くの違いがあります。それらの違いによって形成される価値観の違いについて知り、国際社会に生きていくために異文化理解を深めたいと思っていました。その中で今回私が特に印象に残ったのは、「多様性」でした。アメリカは日本と比べて人種や宗教、言語などの多様性が高い国です。それはアメリカに行く前から知っていたことでしたが、実際に行ってみてより実感しました。
一つ目は「肌の色」です。いろいろな肌の色を持つ人がいて、その人が外国人かどうかは一目見ただけではわからないという状況はとても不思議な感じがしました。黒人用の白くない日焼け止めの広告を見た時に、日本ではなかなか見かけないものだなと感じました。
二つ目は「ベジタリアンメニュー」です。ピザ屋やハンバーガー屋など、ほとんどの店に肉を使っていないメニューがありました。これは日本と比べて圧倒的に割合が大きいと思います。
三つ目は「明記」です。信号機に付いている歩行者横断用のボタンの上に看板があり、そこには信号機の点灯の意味が明記されていました。アメリカの信号機は日本の信号機と異なる物なので、とてもわかりやすく便利でした。「明記」は先程挙げた二つの多様性と違い、日本ではマイノリティであるような人々向けのものではなく外国人など向けのもので、日本にもあると良い文化だと思いました。
これらの中には現在の日本では需要の低い物もありますが、これから外国人が日本にやってくる中で多様性を認めていくことにつながる大切な考え方だと思いました。多様性があるかないか、高いか低いか、という問題ではなく、多様性を受け入れ、協調して生きていくという姿勢は、国際社会に生きる私たちに必要なものだと思いました。
津村 直太郎
今からアメリカに行って経験し、気づいた日本とアメリカの違いを5個に分けてまとめていきます。
1つ目はアメリカの人と話して1番びっくりした「相手と話す時は目を見る。他のことをしない。そして笑顔が多い。」です。自分も含め日本人はアメリカの人に比べて目を見て話すことが苦手だったり、話してる途中にスマホを触ってしまう人が多いのでしっかりと目を見て話してくれるのはすごく嬉しかったです。なのでそれを真似しようと心にとどめながらアメリカで過ごしていくと最終日には相手の目を見て話し、スマホを触らず真剣に話すことを達成できました。
2つ目は「人の目を気にしない」です。自分は素を否定されることが怖くて、自分を出すことができなかったり、好きな服をバカにされたらどうしようと人の目をすごく気にしてしまっていました。しかし、アメリカの人達は自分が好きなように着たい服を着たり、素を出して楽しんでいました。そこで自分は「自分の好きなように生きよう」と気づきました。それからは人の目を怖がらないことを目標に過ごして、今ではまだ少し気になりますが行く前よりは気にすることがなくなりました。
3つ目は「自分の意見をはっきり言う」です。アメリカに行ってなにか質問された時に気づかされました。「はい」か「いいえ」かだけでもいいので自分の意見をはっきりと言おうと思いました。この2つ目と3つ目はアメリカのホームパーティーの時に仲良くなった人達に教えてもらいました。
4つ目は「思いついたら積極的に行動する」です。自分が実感してきた中では日本とアメリカを比べてみるとアメリカの人の行動力はとてもすごいなと気づきました。それを自分もできるようになろうとホストファミリーの人に聞いてみると「後回しにしてはいけない」と教えてもらって、人に質問したいなと思った時も英語わからないからと言い訳せずにとりあえず言ってみようと行動できるようになりました。
5つ目は「上下関係よりも平等」です。日本では上下関係をすごく意識して硬くなっているけれど、アメリカではみんな平等を意識して年上も年下も平等に接する精神がすごくありました。自分もそれを意識してみると上下関係を意識するよりもすごく過ごしやすくなってアメリカの考え方はすごく良いなと思いました。今回の経験は日本とアメリカの違いを知り、貝塚の魅力も実感できる良い経験になりました。今回の事業に参加させていただきありがとうございました。
本田 杏優里
今回、貝塚市とカルバーシティー市との国際交流事業を終えて、日本とは異なる文化や生活習慣に直接触れることで、これまでは考えもしなかった新たな視点を得ることが出来ました。特に、カルバーシティー市での生活は、私にとって貴重な学びと多くの刺激を与えてくれました。
私がこの事業に参加しようと思った理由は、英語力の向上や、異文化に触れることで自分の視野や価値観を広げたかったからです。 実際に生活する中で、食生活の違いや家での過ごし方に違いを感じることが多くありました。その違いを体験出来たことで、和食や自分の家での生活の魅力に気づくことが出来ました。
それに、たくさんのプランを通してアメリカの学生と仲良くなれたのもいい思い出のひとつです。英語が少ししか話せない分、伝わらなかったり伝えられなかったりすることが多々ありましたが、表情やジェスチャーを使うことで言語の壁をあまり感じずコミュニケーションがとれました。分からない時に答えない、という選択を取るのではなく、自分なりに伝えてみるのが上手くコミュニケーションをとるコツだと学びました。そして、私はこの事業を通して感じたことが2つあります。
1つ目は、実際に自分が行くことでアメリカを身近に感じたことです。多くの学生は、アメリカなどの海外を遠い存在に感じているため、英語を使う必要がないと感じています。しかし、海外にはたくさんの魅力があり、それは私たちの視野を広げてくれます。だからこそ、学生には海外に興味を持ってもらう必要があると考えます。
私自身、国際交流事業での経験を通して、それを実感しました。海外での文化や人々に直接触れることで、自分の視野が広がり、世界がより身近に感じれるようになりました。そして、もっと英語を話せるようになりたい、自分の言葉を使って世界で交流したいと強く思いました。
そのため、今後は私のアメリカでの経験を学生に伝えたり、海外、アメリカの学生と交流する機会を作ることで少しでも興味を持ってもらいたいです。そしてなにより、貝塚市の姉妹都市であるカルバーシティー市についてより多くの人に知ってもらいたいです。姉妹都市の存在を知ってもらうことが、アメリカを身近に感じる第1歩だと思います。貝塚市の国際交流がより活発になり、多くの学生に海外にいける機会があることを知って欲しいです。
2つ目は、多くの人が来たい、住みたいと思える町作りについてです。アメリカでの10日間、私たちはカルバーシティー市で滞在し、たくさんの場所に訪れました。そして、広々として人が集まれる公園、沢山あるカフェや日本庭園のある図書館も全てが魅力的で、また行きたいと思ったし、多くの人に知って欲しい、伝えたいと思いました。私は、みんなにとっての貝塚市もそのような市になればいいなととても思います。
貝塚市の交通、環境が改善され、貝塚市民にとって貝塚市が自慢になれば、他の地域の子に来てもらいたくなったり、人が集まるようになると思います。それに、来年来るカルバーシティー市の学生にも伝えたい、もう一度来たいと思ってもらいたいです。これから貝塚市に訪れる人にも、貝塚市の人にとっても魅力的な市にしていきたいです。
このように、貝塚市とカルバーシティー市との国際交流事業への参加から、私はたくさんの刺激と学びを得ることが出来ました。そして、私はその貴重な経験と学びを活かして貝塚市をより良くしていきます。自分自身も、さらなる英語力の向上を目指して努力したいと思いました。
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更新日:2024年09月03日