高齢者帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年04月01日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気であり、日本の成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏し、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。
通常、赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じるといった皮膚症状が現れるとピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合もあります。

発症する部位のうち多くは、胸、背中、お腹などの上半身の片側にみられます。また、顔面(特に目の周り)に現れることもあります。

多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後の痛みが続くことがあり、3か月以上痛みが続くものが「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症となっています。

帯状疱疹の予防には、日々の健康的な生活をこころがけることやワクチン接種が有効です。

接種期間

令和7年4月1日から令和8年3月31日まで

対象者

年度内に65歳になるかたが対象です。

ただし、令和7年度から令和11年度の5年間に限り、経過措置として、70歳以上のかた(5歳年齢ごと)も対象となります。

対象となるのは、一生に一度のみです。「高齢者帯状疱疹予防接種対象者通知書」の大判ハガキが届いたかたは、今回限りの対象です。

令和7年度の対象者

接種当日に貝塚市に住民登録があり、1または2に該当する方のうち、原則過去に一度も帯状疱疹ワクチン(生ワクチンまたは組換えワクチン)を接種したことがない、もしくは、接種が完了していないかた

  1. 令和7年度に65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上になるかた

※誕生日を迎える前でも接種できます。

令和7年度対象者の生年月日
65歳 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日
70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日
75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日
80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日
85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日
90歳 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日
95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日
100歳 大正14年4月2日~大正15年4月1日
100歳以上

誕生日が大正14年4月1日以前のかた

(100歳以上の方は、令和7年度に限り対象。)

 

  1. 接種当日60~65歳未満の貝塚市民で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有するかた(身体障害者手帳1級相当)

 

(注意1)接種が完了していないかた:組換えワクチン1回目を自費で接種したことがあるかたは、2回目のみが定期接種の対象となります。

(注意2)対象2のかたには、通知をお送りしていません。2に該当するかたは、身体障害者手帳を予防接種を受ける医療機関へ提示してください。

 

過去に帯状疱疹ワクチンの接種を完了したかたは、原則、定期接種の対象になりません。ただし、医師が帯状疱疹ワクチンを接種する必要があると判断し、市長が認めた場合には、定期接種の対象となる場合があります。過去の接種歴を確認した上で、医師にご相談ください。

定期接種対象年度早見表(令和8年度~令和11年度)

定期接種対象年度早見表
年齢 令和8年度 令和9年度 令和10年度 令和11年度
65歳 昭和36年4月2日~昭和37年4月1日 昭和37年4月2日~昭和38年4月1日 昭和38年4月2日~昭和39年4月1日 昭和39年4月2日~昭和40年4月1日
70歳 昭和31年4月2日~昭和32年4月1日 昭和32年4月2日~昭和33年4月1日 昭和33年4月2日~昭和34年4月1日 昭和34年4月2日~昭和35年4月1日
75歳 昭和26年4月2日~昭和27年4月1日 昭和27年4月2日~昭和28年4月1日 昭和28年4月2日~昭和29年4月1日 昭和29年4月2日~昭和30年4月1日
80歳 昭和21年4月2日~昭和22年4月1日 昭和22年4月2日~昭和23年4月1日 昭和23年4月2日~昭和24年4月1日 昭和24年4月2日~昭和25年4月1日
85歳 昭和16年4月2日~昭和17年4月1日 昭和17年4月2日~昭和18年4月1日 昭和18年4月2日~昭和19年4月1日 昭和19年4月2日~昭和20年4月1日
90歳 昭和11年4月2日~昭和12年4月1日 昭和12年4月2日~昭和13年4月1日 昭和13年4月2日~昭和14年4月1日 昭和14年4月2日~昭和15年4月1日
95歳 昭和6年4月2日~昭和7年4月1日 昭和7年4月2日~昭和8年4月1日 昭和8年4月2日~昭和9年4月1日 昭和9年4月2日~昭和10年4月1日
100歳 大正15年4月2日~昭和2年4月1日 昭和2年4月2日~昭和3年4月1日 昭和3年4月2日~昭和4年4月1日 昭和4年4月2日~昭和5年4月1日

(注意)100歳以上は令和7年度に限り対象となります。

ワクチンの種類・自己負担額

帯状疱疹ワクチンは、生ワクチンと組換えワクチンの2種類があり、ご自身で選択していただけます。

接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なりますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 

接種の回数・方法・接種条件・間隔等

 

接種の回数・方法・接種条件・間隔等
  組換えワクチン(シングリックス) 生ワクチン(ビケン)
回数 2回 1回
方法 筋肉内注射 皮下注射
接種条件 病気や治療によって、免疫が低下しているかたは接種できません
間隔等

通常、2か月以上7か月未満の間隔を置いて2回接種

病気や治療により、免疫の機能が低下したかたまたは低下する可能性があるかた等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

 

ワクチンの効果

 

ワクチンの効果
接種後 組換えワクチン(シングリックス) 生ワクチン(ビケン)
1年後時点 9割以上 6割程度
5年後時点 9割程度 4割程度
10年後時点 7割程度
合併症予防 合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年後時点で、組換えワクチンは9割以上、生ワクチンは6割程度と報告されています。

 

副反応の発現割合

副反応の発現割合
発現率 組換えワクチン(シングリックス) 生ワクチン(ビケン)
70%以上 接種部位の痛み
30%以上 接種部位の赤み、筋肉痛、疲労 接種部位の赤み
10%以上 接種部位の腫れ、頭痛、悪寒、発熱、胃腸症状 接種部位のかゆみ、腫れ、痛み等
1%以上 接種部位のかゆみ、だるさ等 発疹、だるさ
頻度不明 ショック、アナフィラキシー アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎

接種後、気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

自己負担額

助成は、選択した1種類のワクチンに限ります。

自己負担額
  組換えワクチン(シングリックス) 生ワクチン(ビケン)
接種回数 2回 1回
1回あたりの自己負担額

11,000円

(2回で合計22,000円の自己負担となります。)

4,500円

市民税非課税世帯のかた、生活保護受給者のかたは、申請により無料。

必ず接種前に健康推進課(電話:072-433-7091)へ申請が必要。

下のバナーからも申請いただけます。

無料券申請ページ

持ち物

  • マイナンバーカードなど 住所、氏名、生年月日が確認できるもの
  • 一部負担金(事前申請したかたは、無料券)
  • 対象者通知書(大判ハガキ)

接種当日60~65歳未満の貝塚市民で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有するかた(身体障害者手帳1級相当)は、身体障害者手帳も持参してください。

対象者通知書を忘れた場合には、接種ができません。

実施医療機関一覧

実施医療機関一覧
医療機関名 組換えワクチン 生ワクチン 電話番号
青山クリニック 072-433-5518
あおやまYOUクリニック 080-1289-9372
あかね・レディースクリニック 072-436-3541
石谷医院 072-439-5507
磯部胃腸科・内科 072-432-9535
いたに医院 072-422-2622
市川小児科医院 072-422-1087
いとうクリニック 072-433-0122
岡本外科 072-423-2712
貝塚記念病院 072-433-2526
貝塚西出クリニック 072-433-3722
川崎こどもクリニック 072-421-2033
かわなみふじたクリニック 072-493-2971
清名台外科 072-446-5085
高松内科 072-439-7700
竹内小児科・内科医院 072-423-8803
たなか整形漢方クリニック 072-424-5798
田村医院 072-422-0289
辻本内科・胃腸科 072-438-1513
なかいクリニック 072-430-5008
中診療所 072-446-0018
なかたクリニック 医療機関へ問合せ必要 072-422-0141
中谷医院 072-422-0771
西居クリニック 医療機関へ問合せ必要 072-432-4758
にし内科胃腸科 072-420-2400
宮本脳神経クリニック 072-493-1551
物部小児科・内科 072-433-3465
ゆかわクリニック 072-446-2236
良田医院 072-422-7282
よねざわ内科クリニック 医療機関へ問合せ必要 072-430-3303

 

貝塚市外での接種を希望される場合

貝塚市内に住民登録をされているかたで、施設に入所されている等の理由で貝塚市外の医療機関で予防接種を希望される場合は、接種前に健康推進課にお問い合わせください。

帯状疱疹かもしれないと思ったら、早めに受診しましょう

帯状疱疹の治療に使用されている抗ウイルス薬は、発症初期であるほど効果が高いとされており、早期の投与は重症化や合併症の予防効果があります。

体の左右どちらかに、かゆみや痛みを感じたり帯状の赤い発疹が現れるなど、帯状疱疹かもしれないと思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。

帯状疱疹ワクチンについて(外部リンク)

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康推進課 健康増進担当

 電話:072-433-7091

 ファックス:072-433-7005

 〒597-0072

 大阪府貝塚市畠中1丁目18番8号 保健・福祉合同庁舎1階