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一般質問
第2回定例会(6月12日、13日)に13名の議員が一般質問を行いました。
その一部を要約し、お知らせします。
一般質問は、市政全般について質問できます。
一問一答式か一括質問式を選択し、制限時間は60分となっています。
農業政策について
《大阪維新の会貝塚市議会議員団》長谷川博文
【問】大阪府では収穫量が全国ベスト10に入る農産物が7品目あり、泉州地域で栽培されている野菜では、キクナ、フキ、ミツバなどがあります。
泉州特産の水なすの原種である馬場なす、貝塚澤茄子がなにわの伝統野菜に認証されるなど、大都市近郊農業として頑張っている生産者が、貝塚市にもたくさんおられます。
相場取引が中心の青果物では、資材高騰を価格に転嫁することが難しい状況です。
昨年度に引き続き資材高騰に対する対応が必要だと思いますが、いかがですか。
【答】農業資材や燃料などの高騰に対する農業者への支援につきましては、昨年度、国や大阪府と役割分担したうえで、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、認定農業者を対象に農業経営継続助成金の給付を行ったところです。今年度につきましては、大阪府が令和4年中の売上金額に応じて、肥料高騰に対する助成を行う独自の支援策を実施することとしておりますことから、本制度の周知に努めてまいります。
また、JAや関係者から情報収集するとともに、他市町村の動向を注視してまいります。
その他の質問(抜粋)
自然災害発生時の貝塚市の対応について
貝塚市立地適正化計画について
ごみ分別の外国人への対応について
《公明党議員団》堺谷裕
【問】今、多くの外国人のかたが、貝塚市で生活されていますが、ごみ分別の習慣に違いがあり困っています。
貝塚市のホームページに、5か国語に翻訳された、ごみ分別の仕方が掲載されている分別ガイドが用意されていますが、貝塚市に外国人のかたが、転入届を出されたときに、この翻訳されたごみ分別ガイドを配付するようにできないですか。
【答】外国人住民のごみ排出や分別について、当事者や近隣住民、支援者等からの相談も増えてきていることから、多言語のごみ分別ガイドの作成を進め、順次、ホームページに掲載を行ったところです。
外国人のかたが転入届に来られた際に、外国語版のわかりやすい分別ガイドを配付できるよう、準備を進めています。
【問】ホームページに掲載されている5か国語に翻訳されたごみ分別ガイドにある缶・ビンの分別の表示の仕方など、さらにわかりやすくしていただけないでしょうか。
【答】ペットボトルのリサイクルマークとアルミ缶のリサイクルマークの形が似ていたり、わかりにくいものがありましたので、より見やすくなるよう対応していきたいと思います。
その他の質問
帯状疱疹ワクチンの予防接種の費用助成について
「貝塚市人材育成基本方針」について
《大阪維新の会貝塚市議会議員団》八野裕嗣
【問】最近、定年退職を待たず退職する職員が増えています。離職が多くなればその分経験やノウハウの引継ぎが難しくなり、毎年続くと政策遂行能力や市民サービスの低下は必至です。職員の離職については、1.異動申告書が4年に一度しか書けず意思表示や自己分析をする機会が極めて少ないこと2.人事異動が何のために、どういう基準で行われたのか説明がないこと3.職場によって残業量の差が激しく、不公平感が生まれていること、以上3つが主な原因だと思います。この3点について市として、どのように考えていますか。
【答】1.毎年度、人事課において、各部長から人事異動に関するヒアリングを実施していますので、本人の意向の把握はできていると考えていますが、4年ごとの人事異動自己申告書については、見直しについて検討してまいります。
2.全ての職員から納得を得ることは困難ですが、職員からの求めに応じ、面談にて、個々に対応しています。
3.閑散期の職場が繁忙期の職場を助ける登録型応援制度を導入している事例等について、議論しているところであり、今後、活用可能な取組みについて、試行したいと考えています。
その他の質問
「かいづかプラスチックごみゼロ宣言」について
職員採用試験の市長の関与について
《無会派》川岸貞利
【問】昨年の職員採用試験に市長も直接関わったと聞いていますが、どのように関わり、なぜ関わったのか、お伺いします。
【答】任用委員会で検討した結果、より良い人材を確保するため、市長も個人面接試験において面接官をしています。
【問】政治的中立や公平公正を確保するために、選挙で選ばれた市長自らが、任用委員会に直接関わることを控えた方がよいと思います。政治的影響力が介入する可能性もありますし、政治的な人脈、あるいは選挙のときに一生懸命応援してくれたかたに対して、お返しするということも考えられます。採用の公平性を確保するため、市長自ら採用に関わることを控えた方が良いと考えますが、いかがですか。
【答】任用委員会から面接官として入ってほしいということで、面接官として入っています。配点も他の面接官と同じで、他の面接官の採点とかけ離れていたら、合格にならないので、恣意性が入る余地はないと考えています。
また、本市の職員採用試験を受験されるかたの熱意、意欲を市のトップとして面接で直接確認して、見極めることが重要であると思っています。
その他の質問
個別避難計画の作成の取組みについて
市長公約の「報酬2割カット」を していない件について
《自由市民》出原秀昭
【問】市長は、報酬2割カットの公約のもと当選され、議会でも提案されていました。しかし、報酬2割カットが未だなされていないので、改めて質問させていただきます。
議会を通さずとも、寄附という形でしていただく分には、何ら問題ないと考えますが、市長の公約としてどのようにされるのか改めてお伺いします。
【答】給料の2割減額につきましては、令和4年の3月議会で提案いたしましたが、議会において修正案が提案され、修正案が可決されたため実施に至らなかったところです。
議会で再度同様の提案を行うことは議会軽視につながる懸念もあると考えています。寄附ということですが、給料の使い道につきましては、私的な判断に関わるものですので、議会でお答えするものではないと認識しています。
【問】個人的なことであるということで、公約とはまた別であるという判断のもとで、するのかしないのか、再度ご答弁お願いします。
【答】寄附をするのかしないかを含めまして、私的な判断ですので、議会でお答えするものではないと認識しています。
その他の質問(抜粋)
市民の森の随意契約問題などについて
南海貝塚駅前開発、特に高架化しない問題について
子育て支援施設の充実に向けた利便性の向上について
《大阪維新の会貝塚市議会議員団》中西真知子
【問】現在、子育て支援センターのお昼の休憩時間に利用者は施設を退館しなければなりません。持参したお昼ご飯を食べたり、お昼寝をさせたり、自由に休憩しながら、午後の部の開始を待つことができるフリースペースを設けてはと考えますが、いかがですか。
【答】子育て支援センターは午後の開設準備のため、一旦退出していただく必要があり、その際の空きスペースの確保が困難であることから、現時点ではフリースペースの設置は考えていません。
【問】子育て支援センターが、0、1、2歳の子どもの成長過程において大切な時期に、親子が自然と足が向かう居心地の良い場所になっていくことを願います。
小さな工夫と心遣いで、親子の大きな安心とたくさんの笑顔を手に入れられると思いますが、いかがですか。
【答】本市の子育て支援センターは、これまでも利用者のご協力のもと、安心してご利用いただける運営に努めてまいりました。
今後も利用者のご意見を参考に、親子が居心地の良い場所と感じていただけるような施設運営に努めてまいります。
その他の質問
人がつどう庁舎として休憩スペースの設置について
令和5年度「貝塚市防災訓練」について
《大阪維新の会貝塚市議会議員団》樽谷庄道
【問】昨年度の防災訓練には、多くの市民が参加されたと思いますが、災害時に対する市民意識の醸成が進んでいないと効果がないと思います。
今年度も、ぜひ市民参加型の訓練を行っていただきたいと思いますが、いかがですか。
【答】昨年度の訓練に参加された市民のかたから様々なご意見や改善点等をお聞きしておりますので、それらをいかした訓練を行っていきたいと考えています。
今年度はもっと早い段階で、町会の方にも周知させていただき、11月頃に市民参加型の訓練を予定しています。
【問】訓練を通じて、市民が災害に関する知識を深めることや非常時に適切な行動をとれるようにすることが本質であり目的であると思います。手段である訓練が目的とならないよう進めていただきたいと思いますが、防災訓練の目的について教えてください。
【答】本市の防災訓練は、市民の防災意識の向上や、避難所開設・運営などを通じて地域住民同士の連携強化を図るなど、災害時における自助・共助の重要性を認識していただき、地域防災力を高めることを目的に実施しております。
その他の質問
学校と地域の連携・協働による教育力向上の取組みについて
市民の森などの契約の件について
《自由市民》田畑庄司
【問】市民の森の維持管理業務委託について、3月10日の予算特別委員会で、随意契約ではなく入札すべきだと何度も質問しましたが、府営二色の浜公園の指定管理者と随意契約すると答弁されました。3月20日に定例会が閉会した後、3月30日に担当部署から、随意契約でなく指定管理者の導入に向け検討を行うと報告がありましたが、なぜこれだけ時間がかかったのですか。
【答】3月定例会で議会から随意契約をせず入札されたいとの意見が出されましたので、どういった契約内容、方式があるかを検討させていただく期間であったということです。
【問】この件は随意契約すべきではないと思いますので、もっと早く判断すれば、3月定例会中に答弁を修正できたと思いますが、いかがですか。
【答】府営二色の浜公園の指定管理者と維持管理の業務について随意契約することは、作業の効率化やコスト縮減に繋がることから随意契約は問題ないと考えていますので、答弁の修正には至りませんでした。その中で議会からご意見をいただき、再度、より良いものを検討した結果ということです。
その他の質問(抜粋)
機構改革について
町会加入について
市役所の食堂について
不登校の子どもたちへの支援について
《公明党議員団》前園隆博
【問】文部科学省は、誰一人取り残されない、学びの保障を社会全体で実現していくという「COCOLOプラン」を発表しました。教室に行きづらくなった児童・生徒が学校内で落ち着いて学習できる環境「スペシャルサポートルーム」を全ての小・中学校に設置してはと考えますが、本市の考えをお聞かせください。
また、専門知識を持ち、対応できる教員の配置も必要だと考えますが、いかがですか。
【答】本市では、校内適応指導教室として、現在中学校4校、小学校2校に設置し、一定の時間教員を配置して対応しています。しかし、小規模校など現状の教員配置数を鑑みますと、全ての学校で教員が対応できる教室を設置することは困難であると考えています。
また今年度、大阪府の新規事業により、小・中学校に1名ずつ計2名の不登校対応専属の教員を加配していただき、現在活用しています。
今後も校内適応指導教室を必要とする全ての学校において、教員が対応できる教室を設置するために、不登校児童・生徒対応の専門教員の加配について、大阪府に要望してまいります。
その他の質問
障がい児等への支援について
子育て環境の充実について
《公明党議員団》谷口美保子
【問】なかよしホームや図書館などの子どもの居場所として、それぞれの施設の特徴や課題を出し合い、横断的な情報交換の場やネットワークを構築してはと考えますが、いかがですか。
【答】子どもの居場所である施設・団体のネットワークは重要と考えていますので、情報共有の場の提供も含め、研究してまいります。
【問】子ども食堂について、資金的に大変厳しい状況の子ども食堂が数多くあるため、補助金の拡充を考えてはいかがですか。
【答】補助金の拡充という形ではなく、子ども食堂を応援したい企業やご家庭から提供された食品等を子ども食堂で活用していただき、食品ロスの削減にもつながるフードドライブの開催や、大阪府の食の支援事業の案内、民間団体からの基金等の情報提供を行うなど、様々な形で支援をさせていただいています。
【問】子ども食堂間の情報交換や交流を推進する枠組みを作ってはいかがですか。
【答】情報共有の場を提供することや、必要な情報提供を行うことで、子ども食堂同士の連携に役立てばと考えています。
その他の質問(抜粋)
化学物質過敏症への市としての対応について
医療用ウィッグ及び乳房補正具購入助成の拡充について
地域共生社会の形成について
《大阪維新の会貝塚市議会議員団》蓮池陽佑
【問】地域共生社会実現のためのインクルーシブ公園の必要性に関し、貝塚市は、第4次貝塚市地域福祉計画において、基本目標4『人にやさしい福祉のまちづくり』を掲げ、地域共生社会形成を目指して邁進していると思います。
障害の有無等にかかわらず、互いの違いを認めながら、誰もが一緒に楽しく利用できる遊具を備えた、インクルーシブ公園の設置は、子どもたち本人はもちろん、その保護者も多様な人との交流が生まれ、相互理解が進み、地域共生社会形成の一助となり得ると思います。整備の必要性があると考えますが、いかがですか。
【答】本市では、公園の安全性や利便性の向上を図るために、トイレや園路のバリアフリー化や子ども対象の遊具や大人の健康遊具等の整備に取り組んでいるところです。公園の整備にあたりましては、障害の有無や年齢に関わらず誰もが安全で快適に利用できる公園づくりが、地域共生社会実現に向け、大変重要な視点であると考えています。
インクルーシブ公園につきましては、今後、他市の先進的な事例なども参考にしながら、研究してまいります。
その他の質問
キャリアデザイン教育について
自治体DXについて
市立幼稚園・小中学校の 給食費無償化について
《無会派》小谷真章
【問】学校給食費は保護者が負担すべきものではなく、政府や自治体等で負担するものであると、社会の認識は急速に変化しています。本市も、幼稚園、小・中学校の給食費無償化を実施すべき時期にきたと考えますが、いかがですか。
【答】給食費は、学校給食法により児童・生徒の保護者が負担すると定められていること、また、就学援助制度などにより低所得世帯には既に給食費が交付されており、負担の軽減にならないことから、無償化する考えはありません。
給食費の無償化を実施している自治体もありますが、子育て支援に地域間格差を生じさせないためにも、国が統一して実施すべきと考えます。
現在、国の少子化対策において給食費無償化の検討がされていることから、今後もその動向に注視してまいります。
【問】貝塚市の将来を担う子育て世代を支えるため検討の余地がないか、お伺いします。
【答】地域間格差を生じさせないよう、貝塚市の子どもたちだけではなく、国全体の施策として実施すべきだと考えていますので、本市単独で給食費を無償化するという考えは、現時点ではありません。
その他の質問
子ども医療費の無償化について
カジノを中核とするIR(統合型リゾート)の情報開示について
JR和泉橋本駅山側地区の まちづくりについて
《自由市民》食野雅由
【問】JR和泉橋本駅の山側につきましては、土地区画整理事業による整備を進めていますが、踏切の拡張が必要だと思いますが、いかがですか。
【答】狭隘で自動車や歩行者等が錯綜している状況ですので、それを解消する踏切拡幅等の早期事業化に向け、踏切道改良促進法に基づく「改良すべき踏切道」への国土交通大臣指定について、大阪府へ働きかけているところです。
【問】駅前広場を広くする必要があると思いますが、いかがですか。
【答】駅前広場は、都市計画上2,000平方メートル程度の広さを計画していますが、形状などは今後、事業化検討パートナーや地元の地権者等と調整しながら決定していこうと考えています。
【問】また、JR和泉橋本駅前の府道の拡幅も必要だと思いますが、どこが行うのですか。
【答】土地区画整理事業組合が施工して大阪府が費用を負担することを想定していますが、まだ協議が整っていません。
【問】事業を実施するにあたり、国の補助金を獲得するため、国への要望活動が必要です。我々は、国との繋がりがありますので、互いに協力して要望活動をしてはと考えますが、いかがですか。
【答】議員さんお持ちのネットワークもいかしてぜひとも一緒に頑張っていただきたいと思います。
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更新日:2023年08月04日