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更新日:2019年05月15日

代表質問

平成31年度市政運営方針と関連諸議案に対して、3月5日、6日の2日間、各会派代表の5名の議員が行いました代表質問の一部を要約してお知らせします。

 

学校教育について

《大阪維新の会貝塚市議会議員団》牛尾 治朗

【問】これまで大阪維新の会は、教員の負担軽減などを目的に、中学校部活動指導員の配置について必要性を訴えてきましたが、今回導入の方針が示されたことは非常に意義深いと認識しています。

そこで、本制度の導入についてお伺いさせていただきます。

教職員以外の外部指導者を活用し、部活動指導の多くを任せることができれば、教職員の負担は大幅に軽減されます。

特に、教職員不在時の指導や公式大会の引率などができれば、教職員の負担軽減に大きく繋がります。

一方で部活動指導員となる人材は、担当する部活動の内容に関する技能を一定程度以上に持っている人材である必要があり、同時に生徒を指導・育成する能力も必要であると考えています。

まず、今回の中学校部活動指導員の導入の目的が、改めてどの点にあるのかお聞かせください。

そして、本市には五つの中学校があり、全ての中学校に部活動指導員を導入し配置すべきと考えていますが、人員の配置はどのように考えていますか。

最後に、各部活動にどのようなプロセスで、人材の配置を決定し、また適切な人材を確保していくお考えでしょうか。

【答】中学校の部活動指導員の配置の目的は、中学校における部活動を担当する教員の支援を行うことにより、部活動指導体制の充実と部活動の質的な向上を図ることとしております。

平成31年度は、各中学校に1人、合計5人分の予算を計上しております。

部活動指導員には、学校の教員がいなくても、引率を含め全ての指導を任せることができます。このことからも部活動指導員においては、当該部活動の技術指導に堪能であるということだけではなく、子どもたちの人間形成を図ることができるような方を想定しております。現在、そのような方を紹介していただけるように、さまざまな機関に依頼し、働きかけを進めているところです。

【問】今後、この事業の継続、あるいは各中学校1名からさらに拡充していくお考えはありますか。

【答】本事業は、次年度以降も進めてまいりたいと考えております。なお、人材の確保が進めば、拡充していきたいと考えております。

防災・減災について

《公明党議員団》谷口 美保子

【問】市政運営方針の中で、コミュニティ・タイムラインの各地域への普及拡大を図るとともに、庁内タイムラインの運用を開始するとあります。地域から個人へと広げていくためにマイ・タイムラインの策定を推進することが重要です。防災意識を高め、逃げ遅れによる被害者を出さないためにもマイ・タイムラインの策定推進を図るべきだと考えますがいかがですか。

次に、災害時に聴覚障がいの方に必要な情報と一般的な情報を集めて図示し、指差しして会話できる「おもてなしボード」というものがあります。聴覚障がい者への情報バリアフリーについての検討や今後の取組みをお伺いします。

次に、防災情報のカラーバリアフリー化について1.市役所業務全般へのカラーバリアフリーの取組み2.防災情報へのカラーバリアフリーの取組み3.市独自のカラーユニバーサルデザインガイドラインの作成について、見解をお伺いします。

【答】コミュニティ・タイムラインについては、先駆け的な取組みを住民の方々がされていると認識しています。今後もこの取組みを続けていき、まずは地域、そして庁内タイムラインを正確に、時を逃さず、必要な対応ができるように取り組んでまいります。

次に、聴覚障がいの方への対応ですが、避難された場合、筆談による応答を基本としています。伝達事項については、避難所の壁等に貼るなど、伝達漏れのないように対応しており、指定避難所となる学校体育館に、付け剥がしができるホワイトボードシートを備えています。災害発生時には、予期せぬことが発生する可能性があることから、今後は「おもてなしボード」の活用についても考えてまいります。

防災情報のカラーバリアフリー化については、1.ホームページにおいて、文字色の濃淡等を日本工業規格に基づき設定しています。新庁舎整備事業においても、色使い等に配慮した案内表示を行うなど、カラーバリアフリー化の整備を進めようと考えています。

2.新たに作成・更新するハザードマップや、防災情報をお知らせする印刷物等を発行する際は、カラーバリアフリーについて配慮してまいります。

3.本市独自のガイドラインは作成していませんが、大阪府が公的機関等の活用を目的に作成した「色覚障がいのある人に配慮した色使いのガイドライン」に基づき、取り組んでまいります。

心豊かな人が育ち ふるさとに誇りと愛着を感じるまちについて

《自由市民》田中 学

【問】義務教育施設のエアコン設置につきましては、この夏に小学校の普通教室等にエアコンが設置されるということで、子を持つ親として非常にありがたいと考えております。

そんな中、昨年9月の台風時には、小学校の体育館が避難場所になりました。私も体育館に行きましたが、避難所となる小・中学校の体育館等へのエアコン設置も必要だと思いました。本市として、いかがお考えですか。

次に、11月の第3日曜日をかいづか家族の日と制定し、フォト、料理等のコンクールを開催しています。コンクール等については、出展数が少なく、周知を徹底すべきと考えます。料理については、一緒に話をしながら作ることが親子の絆を深めるには良いのではないかという提案を以前にさせていただきました。

各コンクールの効果について、検討してはいかがですか。

また、貝塚市の郵便局長とのお話で、「二十歳の手紙」について聞きました。この手紙は、15歳のときに書いた手紙が、成人式の前日に自分の手元に届くというもので、15歳の自分が二十歳になった自分を励ます非常にすばらしい内容です。この取組みを続けていただきたいし、全中学校で取り組むことはできませんかかいづか家族の日という親子の絆を深める日が、この貝塚市にあることは評価もされていますので、素晴らしい取組みを先進的に行っている中で、「二十歳の手紙」という活動を応援できないでしょうか。

【答】体育館のエアコン設置は、必要だと十分認識しております。しかし、庁舎建替え等がございますので、しばらくお待ち願いたいと思います。

家族の日のコンクールの周知につきましては、平成30 年度は、フェイスブック、幼稚園や小学校、公民館講座の参加者等へチラシを配布し、多くの方々に募集いただけるように努めてまいりました。

また、コンクールで入賞した子どもを各学校で紹介し、他の子どもたちの参加意欲を高める動機づけを行う等、コンクールだけで終わりではなく、今後に繋いでいく取組みを進めました。これからも他の方々に参加する意欲を持ってもらえる取組みを進めてまいります。

現在、小学校において家族に宛てた年賀状を書く取組みを行っていますが、「二十歳の手紙」については、その取組み内容を各中学校に周知し、支援してまいりたいと考えています。

JR東貝塚駅周辺のバリアフリーと西口改札や駅前広場の整備について

《新政クラブ》阪口 芳弘

【問】前回の一般質問でも申し上げましたが、この問題は長年の地元の課題であり、高齢者や障がい者など多くの方から要望が寄せられていました。市長をはじめ理事者各位のご尽力で、実現に向け前進したことに対し、敬意と感謝を申し上げるところであります。

近年、JR東貝塚駅の西側周辺は、ユニチカ跡地への企業の進出などがあり、大きく様変わりしつつあります。

しかしながら、周辺の一部には狭い道路も残っています。そのため、一方通行などの検討も含め、西口周辺と駅前広場の整備について、どのように考えておられるのかお伺いします。

また、バリアフリー化については、国が3分の1、JR西日本が3分の1、貝塚市が3分の1の費用を負担すると聞いておりますが、どの程度の費用がかかるのか、おおよそで結構ですので、お示しください。

【答】地域住民の利便性、安全性の確保について、これはぜひとも必要な事業であり、何としても推進しようとJR西日本や各関係機関と話をしてきました。幸いにもくら寿司や日本生命保険、ホームセンタームサシに進出していただき、ユニチカも市との約束で将来の道路用地を確保してくれていましたので、今後この道路用地を活用し、地域の利便性に寄与するような取組みをしていきたいと考えています。

費用は、今の段階ではJR西日本も算定できていないと聞いておりますが、平成31年度予算で調査費を計上させていただいていますので、その調査の結果でいくらになるのかお示しできると考えております。

【問】JR東貝塚駅周辺のバリアフリーと西口改札や駅前広場の整備については、大変な苦労があったと思いますが、国やJR西日本とどのように交渉されたのか教えていただけたらと思います。いかがでしょうか。

【答】個別の内容は差し控えたいと思います。

JR西日本が決断をしてくれた要因は、国土交通省から来ていただいた副市長が、活躍していただいていることと、地域のインフラが整ってきたために必要性が上がってきたことが大きな要因であると思います。

そして、地域住民の熱い思いが、我々の背中を押してくれたことも要因の一つだと思います。

ワーク・ライフ・バランス支援について

《市民ネット貝塚》平岩 征樹

【問】子育て相談サポート体制については、核家族化が進む社会において、行政がきめ細かい体制を用意する必要があると考えます。窓口の一本化やSNSの積極的な利用等、より相談しやすいサポート体制が必要であると考えますが、いかがですか。

次に、虐待防止対策については、家庭児童相談室に専門職を配置し、児童相談所とも連携をしていますが、子育て世代包括支援センター、子ども家庭総合支援拠点の設置が言われる中、子育て支援施策や各機関の役割分担を整理し、虐待防止対策に取り組んでいかなければならないと考えますがいかがですか。

次に、平成31年度、本市は拡大地域ケア会議の拡大を掲げています。この会議をどのように広げ、どう機能させるのか、お聞かせください。

また、行政サービスは受け皿であり、利用には民間企業の育児・介護休暇等の制度が整っていないと、働き続けられなくなります。そこで、行政は企業等に制度やワーク・ライフ・バランスについて啓発を行っていく必要があると思いますが、いかがですか。

【答】子育て相談サポート体制については、それぞれの機関が専門性をいかした対応を行い、内容に応じて関係機関と連携し、問題解決を図っているところです。窓口の一本化やSNSの活用については、現在のところ予定はありませんが、今後の研究課題であると考えております。

次に、虐待防止対策については、貝塚版ネウボラを推進し、子育て世代包括支援センター機能の大部分を実施しています。また、家庭児童相談室に専門職と警察官OBを配置し、虐待発生時の迅速な対応等切れ目のない支援体制を構築しています。新庁舎建替整備後に子ども家庭センターや貝塚警察署が庁舎周辺に移転してくる予定であることから、さらに連携が深まると考えています。

拡大地域ケア会議は、地域で孤立している援護が必要な方等の問題解決のための方策を考え、関係機関等に繋ぐための会議で、現在運営にあたり課題を集約しています。今後、課題の整理と会議の効果的な運営のための検討を加え、未実施の町会等に、開催に向けて働きかけてまいります。

次に、ワーク・ライフ・バランスの推進については、本年2月の市広報紙で企業のメリット等について掲載いたしました。今後も周知啓発に努めてまいります。

代表質問項目

【大阪維新の会貝塚市議会議員団】

▼幼児教育・保育について▼安全・安心で快適に暮らせるまちの実現について▼岸和田市との斎場の共同設置について▼地域振興について▼子ども食堂について

【公明党議員団】

▼子育て・教育について▼高齢者支援について▼住環境対策について▼市営斎場・市営墓地の今後について▼せんごくの杜の今後の利活用について▼市役所の業務効率化について

【自由市民】

▼誰もが地域で健やかに ともに支え合うまちについて▼みんなでつくる 安全・安心で快適に暮らせるまちについて▼ひとと地域の資源を生かし にぎわいを生み出すまちについて▼市民とともに 紡ぐ まちづくりについて

【新政クラブ】

▼学校・幼稚園の教育環境について▼市民の健康管理について▼防災・減災について▼ため池の防災対策と農業支援について▼小・中学生の災害時のスマートフォンや携帯電話の使用について▼空き家・空き地対策について▼空き家除却補助制度の充実について▼せんごくの杜防災・交流エリアについて▼本市の観光振興について▼観光ボランティアガイドへの支援について▼同性パートナーシップ制度の導入について▼合葬式墓地について▼二十歳の祝いの式典について

【市民ネット貝塚】

▼持続可能な財政運営について▼教育環境について▼防災対策について▼認知症対策について▼せんごくの杜の利活用について▼泉州山手線周辺の活性化について▼AI・RPAを活用した業務効率化について▼町会加入促進について▼地域ブランドの確立と活性化について

提出案件と議決結果

平成31年第1回定例会に提出された主な案件と議決結果は、次のとおりです。

《条例》

▼勤労者生活資金貸付基金条例を廃止する条例制定の件…可決

▼地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等に·関する基準を定める条例の一部改正の件…可決

▼個人情報の保護及び情報公開に関する条例の一部改正の件…可決

▼職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の件…可決

▼南部大阪都市計画せんごくの杜地区地区計画の区域内における建築物·の制限に関する条例制定の件…可決

▼国民健康保険条例の一部改正の件…可決

▼廃棄物の減量推進及び適正処理に関する条例の一部改正の件…可決

▼社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例の一部改正の件…可決

▼ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部改正の件…可決

▼水道事業給水条例の一部改正の件…可決

▼市長の給料の減額に関する条例制定の件…可決

▼国民健康保険条例の一部改正の件…可決

《予算》

▼処分報告 平成30年度一般会計補正予算(第10号)の件…承認

▼平成30年度一般会計補正予算(第11号)の件…可決

▼平成30年度一般会計補正予算(第12号)の件…可決

▼平成30年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の件…可決

▼平成30年度下水道特別会計補正予算(第2号)の件…可決

▼平成31年度一般会計予算の件…可決

▼平成31年度国民健康保険事業特別会計予算の件…可決

▼平成31年度財産区特別会計予算の件…可決

▼平成31年度介護保険事業特別会計予算の件…可決

▼平成31年度後期高齢者医療事業特別会計予算の件…可決

▼平成31年度水道事業会計予算の件…可決

▼平成31年度下水道事業会計予算の件…可決

▼平成31年度病院事業会計予算の件…可決

▼平成31年度一般会計補正予算(第1号)の件…可決

《その他》

▼不動産を処分する件…可決

▼債権の放棄について議決を求める件…可決

▼市立津田認定こども園耐震補強改修及び増改築工事に伴う建築工事の·工事請負契約を締結する件…可決

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