オランダパビリオンにおける岩橋善兵衛の望遠鏡

更新日:2025年08月01日

岩橋善兵衛の望遠鏡の展示について

オランダパビリオンにて、日本とオランダとの古くからの深い交流を広めるための企画「コモングラウンド 若者がつむぐ日蘭交流~洪庵から先端医療、水・みどり環境まで『温故知新』」へ、貝塚生まれの科学者・岩橋善兵衛が製作した望遠鏡が出展されます。

コモングラウンド 若者がつむぐ日蘭交流~洪庵から先端医療、水・みどり環境まで『温故知新』

日時

  • 展示:       令和7年8月19日(火曜日)~8月21日(木曜日)午前10時~午後4時
  • イベント:令和7年8月21日(木曜日)午前10時~午後4時40分

場所

  • 大阪・関西万博会場内 オランダパビリオン

 

2025年は、日蘭交流の始まりから425年という節目。これを機に、大阪・関西万博のオランダパビリオンでは、貝塚市ゆかりの岩橋善兵衛が日本初の実用的な望遠鏡を制作した歴史や、オランダとの学術・技術交流の歩みを紹介します。

岩橋善兵衛の望遠鏡は伊能忠敬の地図作成にも使われ、日本の近代化に寄与しました。また、蘭学を広めた緒方洪庵の功績などを通じて、医療分野などにおける日蘭の協力の深化を伝えるパネルを展示します。最終日の8月21日(木曜日)にはそれらを切り口に、パネルを作成した学生らが座談会を行います。

 

岩橋善兵衛(1756~1811)の望遠鏡

岩橋善兵衛は、貝塚市脇浜町で生まれ、眼鏡職人として生計を立てながら、オランダからの渡来品を研究し、優れた望遠鏡を独自に制作しました。1973年には日本初の天体望遠会を開催し高く評価され、善兵衛の望遠鏡は伊能忠敬や幕府天文方、各地の大名や学者にも使用されました。また、星座早見盤(平天儀)やその解説書(平天儀図解)も作り、自身の宇宙観も伝えています。善兵衛の功績は江戸時代の天文学の発展に大きく寄与し、その技術は貝塚の地で、4代にわたり受け継がれました。

岩橋善兵衛の望遠鏡が2本展示されているガラスケースを撮影した写真

岩橋善兵衛の望遠鏡

正座をしている岩橋善兵衛の銅像を正面から撮影した写真

岩橋善兵衛の銅像

イベントの開催

  1. 日時:令和7年8月21日

場所:大阪・関西万博会場内 オランダパビリオン

 

開会式:午前10時~午前10時30分

 

第一部:午前10時30分~午後0時30分

座談会「未来を観る、地球を守る」

若者とともに紡ぐ、日蘭の友情と社会貢献のストーリー

 

第二部:午後2時35分~午後4時40分

  1. 若者視点でみた医療・ヘルスケア領域のグローバル拠点同士の連携
  2. 日蘭学生会議によるパネルディスカッション
この記事に関するお問い合わせ先

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電話:072-433-7125、072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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