市民の森の動植物調査
トンボの池の生きもの調査
みんなで生きものを選り分ける
1990年に埋め立てが完了した造成地である「市民の森」に、どのような動植物が侵入・定着していくのか、特に、トンボ、バッタの仲間、セミ、クモ、帰化植物などに注目して、継続して調査を行っています。
市民の森の一角につくられた自然生態園「トンボの池」ではこれまでに、アオイトトンボ、オオアオイトトンボ、ホソミオツネントンボ、アオモンイトトンボ、アジアイトトンボ、マルタンヤンマ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、ハラビロトンボ、ヨツボシトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ナツアカネ、アキアカネ、タイリクアカネ、マユタテアカネ、マイコアカネ、リスアカネ、ノシメトンボ、コノシメトンボ、チョウトンボ、ハネビロトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボの25種のトンボが確認されています(2020年3月まで)。
バッタの仲間は、クビキリギス、ホシササキリ、クサキリ、ウスイロササキリ、ヤブキリ、ツユムシ、セスジツユムシ、サトクダマキモドキ、エンマコオロギ、タイワンエンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ、ハラオカメコオロギ、タンボコオロギ、アオマツムシ、マツムシ、ヒロバネカンタン、マダラスズ、シバスズ、ウスグモスズ、キンヒバリ、カネタタキ、サトアリツカコオロギ、ケラ、オンブバッタ、アカハネオンブバッタ、イボバッタ、ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、マダラバッタ、クルマバッタモドキ、トノサマバッタ、ツチイナゴの33種が確認されています(2021年3月まで)。
セミの羽化殻はその場所でセミの幼虫が育ったことを示すもので、クマゼミの羽化殻が2001年より、アブラゼミの羽化殻が2003年より確認されています(成虫では、この2種のほか、ツクツクボウシとニイニイゼミが採集されています)。以前はクマゼミが圧倒的に多かったのですが、2018年ごろからアブラゼミの割合が増えています。
また、クモは毒グモとして話題になったセアカゴケグモのほか、ナガコガネグモ、キクヅキコモリグモ、ジョロウグモ、ギンメッキゴミグモ、ヤサガタアシナガグモ、ヒカリアシナガグモなどが確認されています。特に、ヒカリアシナガグモは大阪府で初めて確認された種です。
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更新日:2021年04月24日