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屋根の木工事(令和2年12月から令和3年1月まで)

更新日:2021年06月18日

屋根の復元に向けての準備工事として、屋根の木工事が行われました。

まず、再利用するために残されていた野地板(のじいた:屋根の下地となる板材)の一部がいったん取り外されました。その後、屋根の小屋組(こやぐみ)を構成する野垂木(のだるき:屋根の斜面に沿って縦方向に取り付けられる木材)を取り替えたり、桔木(はねぎ:屋根の軒先を支える木材)を補強する木材が取り付けられたりしたほか、屋根の弛(ゆる)みの調整、割れた部分や穴の開いた節(ふし)などを木材で埋める埋木(うめぎ)などの細かい木工事も行われました。

さまざまな木工事が完了すると、再び野地板が全面に貼り直されました。今回の修理事業で新しく張られた野地板については、「令和元~三年度修補」の焼き印が捺されています。

腐朽していた野垂木の取り替えの写真

腐朽(ふきゅう)していた野垂木の取り替え

株式会社鳥羽瀬社寺建築提供

(令和2年12月26日撮影)

桔木補強材の取り付けの写真

桔木補強材の取り付け

株式会社鳥羽瀬社寺建築提供

(令和2年12月26日撮影)

埋木工事の写真

埋木工事

株式会社鳥羽瀬社寺建築提供

(令和2年12月26日撮影)

貼り直された野地板の写真

貼り直された野地板

(令和3年1月21日撮影)

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