現在の位置

日本遺産「葛城修験」について

更新日:2024年11月20日

「蕎原とちのき谷」が日本遺産「葛城修験」に追加認定されました

令和6年6月、貝塚市の「蕎原とちのき谷」、泉南市の「金熊寺」、「信達神社」、熊取町の「降井家住宅」が、日本遺産「葛城修験-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」のストーリーの内容を充実させるものであるとして、文化庁より構成文化財の追加認定を受けました。なお貝塚市の文化財としては、初めての日本遺産認定となります。

日本遺産『「葛城修験」ー里人と守り伝える修験道はじまりの地」』について

ストーリー概要

大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北にそびえる金剛山地。総延長112キロメートルに及ぶこの峰々一帯は「葛城」と呼ばれ、修験道の開祖と言われる役行者がはじめて修行を積んだ地であり、世界遺産の吉野・大峯(おおみね)と並ぶ「修行の二大聖地」と称されています。そしてその修行にはいつの時代も、この地に暮らす人々との深いつながりがありました。

詳しくは、下記公式ウェブサイトをご覧ください。

日本遺産『「葛城修験」ー里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』公式ウェブサイト

日本遺産とは

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる文化財群を地域が主体となって、総合的に整備・活用し、国内・海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ります。

追加認定された貝塚市の構成文化財「蕎原とちのき谷」について

今日まで「葛城山伏行所」と伝えられる和泉葛城山の谷で、「不動谷」とも呼ばれています。『葛嶺雑記』には、役行者が護摩修法を行った旧跡であると記されており、険しい谷の奥には行場であった落差10メートルの不動の滝があります。地元住民や土地所有者、修験者により今日まで守り伝えられています。

なお、蕎原とちのき谷は私有地につき一般の方の立ち入りはできません。とちのき谷の入り口付近に立つ写真の道標は道路沿いにありますのでご覧いただけます。

蕎原とちのき谷の写真

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

メールフォームによるお問い合わせ