現在の位置

ため池の説明

更新日:2010年06月10日

牛神池

 泉州地域は、古くからため池の多い地域で、市内では現在でも約300のため池があると言われています。貝塚市内のため池ではこれまでに、タモロコ、モツゴ、ゲンゴロウブナ、ギンブナ、トウヨシノボリといった淡水魚、スジエビ、ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、ミズムシなどの甲殻類、ナニワトンボやネキトンボを含むアカネ類やベニイトトンボ、ミズカマキリ、コオイムシ、ミズスマシといった水生昆虫が確認されています。

 名越から蕎原にかけてのため池では、アンペライ、イトモ、ナガエミクリ、イヌタヌキモなどの水生植物がみられ、ため池の周囲には、オミナエシ、キチジョウソウ、スズサイコ、ササノハスゲ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、メガルカヤ、カワラボウフウ、イシモチソウ、キキョウ、モウセンゴケ、カキランなどの植物がみられます。また、石才の田村池では、オニバスの開花が確認されたことがあります。

しかしながら、都市化に伴う宅地開発や道路、公園、学校などの公共用地確保等のために、ため池の埋め立てが行われ、農業地域においても、圃場整備等で小さな池や水路が埋め立てられ、水田の減少に伴い、維持管理されなくなったため池が荒廃し、加えて老朽化した池の画一的な改修工事等によって、湿地やため池にすむ生き物が生息場所を失いつつあります。

 

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