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二色の浜の動物

更新日:2021年02月03日

甲殻類

エビ類

クルマエビ。クルマエビ科。ふつう体長15センチメートル前後ですが、もっと大きくなることもあります。細長い円筒形の体型で、うすい褐色の地色、黒色の縞模様が入ります。細い脚をしています。内湾や、汽水域の砂泥底に生息します。雑食性で、藻類、貝類、ゴカイ、小魚、動物の死体などを食べます。この画像は、採集した1個体を白いトレイに置いて、背中側から撮影したものです。

クルマエビ

スジエビモドキ。テナガエビ科。体長40ミリメートル前後。ほぼ透明な体に不明瞭な黒色の横縞が少し入ります。細いあしをしています。河口域に生息します。雑食性。この画像は、砂を敷いた水槽で飼育している1個体を撮影したもので、右向きです。

スジエビモドキ

ヤドカリ類

ホンヤドカリ。ホンヤドカリ科。甲羅の長さは10ミリメートル前後です。右側のハサミの方が大きくなります。第2触角は黒い褐色と白色の縞模様です。生時の体色は緑褐色です。ハサミや脚の先は白色です。雑食性で、デトリタス、藻類、動物の死骸などを食べます。住処にする貝殻は、イシダタミやコシダカガンガラなどです。この画像は、飼育水槽の砂底にいる1個体を正面から撮影したものです。以下、注釈です。ヤドカリの触角は2対あり、第1触角は眼の内側にあり短く、第2触角は眼の外側にあり長く、貝殻の外に出て、種類を見分けるポイントの一つになります。

ホンヤドカリ

ケアシホンヤドカリ。ホンヤドカリ科。ホンヤドカリとの違いは、第2触角が赤色で、脚が長い毛に覆われ、先が白くならないことです。この画像は、飼育水槽の砂底にいる1個体を正面から撮影したものです。

ケアシホンヤドカリ

ヨモギホンヤドカリ。ホンヤドカリ科。ホンヤドカリとの違いは、第2触角が橙色で、夏は休眠し、冬に活動することです。この画像は、飼育水槽の砂底にいる1個体を正面から撮影したものです。

ヨモギホンヤドカリ

コブヨコバサミ。ヤドカリ科。甲羅の長さは25ミリメートル前後です。脚は橙褐色で、ハサミ脚はトゲに覆われます。干潟や内湾に生息します。雑食性。この画像は、水槽内の1個体を撮影したもので、ツメタガイを背負っていて、その殻口から右向きに、触角、眼、脚、ハサミ脚を出しています。

コブヨコバサミ

カニ類

トリウミアカイソモドキ。モクズガニ科。甲羅の幅が10ミリメートル前後の小型のカニです。甲羅の色は、うすい褐色から濃い褐色に、やや緑色がかるものもいて、さらに、左右の縁に白帯が入るものもいます。脚は縞模様をしています。干潟の砂泥の中にいます。雑食性。この画像は、採集した1個体を白いバットの上に置いて背中側から撮影したもので、10ミリメートル間隔の目盛りが下に添えられています。この個体は、甲羅の左右に白帯が入るタイプです。

トリウミアカイソモドキ

タイワンガザミ。ワタリガニ科。甲羅の幅は15センチメートル前後になります。甲羅の形は横長の六角形で、濃い緑色に、白い斑紋が細かく入ります。脚は5対で、青味が入ります。ハサミ脚が大きく、貝などを割って食べます。他のワタリガニと同じく、第5脚は遊泳用になり、先がオールのように平らになっています。砂泥底に生息します。食用として利用されます。この画像は、水槽の砂利底にいる1個体を撮影したもので、こちら向きです。

タイワンガザミ

チチュウカイミドリガニ。ワタリガニ科。甲羅の幅は10センチメートル前後になります。甲羅の色は、緑褐色に、褐色の斑紋が細かく入ります。他のワタリガニと違って、第5歩脚は遊泳用になっていません。肉食性が強いそうです。元々は地中海周辺に分布していたもので、船舶などによって世界の多くの地域に運ばれ、日本には1980年代に入ってきました。この外来種は、汚れた海水でも生息できるという特徴があります。この画像は、水槽内にいる1個体を斜め後ろから撮影したものです。

チチュウカイミドリガニ

チチュウカイミドリガニの稚ガニ。この画像は、甲羅の幅が1センチメートルほどのチチュウカイミドリガニの稚ガニを、スケールの上に置いて撮影したものです。甲羅と脚はほとんど白色で、甲羅の上部に、逆八の字型の褐色の線が入っています。

チチュウカイミドリガニの稚ガニ

イソガニ。モクズガニ科。甲羅の幅は25ミリメートル前後です。甲羅の色は褐色に緑がかったり、赤味がかったりします。脚は縞模様です。オスのハサミは立派です。海岸近くの岩礁などに生息します。雑食性で、海草や小魚、貝類などを食べます。この画像は、水槽内の石の下に半身を隠している1個体を撮影したもので、体の右側が見えています。

イソガニ

ヒライソガニ。モクズガニ科。甲羅の幅は22ミリメートル前後です。甲羅の色は、赤褐色、緑褐色、黒い褐色など様々で、白色の模様が入ることがあります。オスのハサミは立派です。海岸近くの石の下などにいます。雑食性。この画像は、水槽内の石に体の後半部を付けている赤褐色の1個体を右半身側から撮影したものです。

ヒライソガニ

カクベンケイガニ。ベンケイガニ科。甲羅の幅は20ミリメートル前後です。甲羅の形はやや横長の長方形で、黒い褐色に黄褐色の小班を散布します。イソガニやヒライソガニよりは、汽水域に近い側に生息します。雑食性。この画像は、採集した1個体を、礫を敷いた場所に置いて撮影したもので、向こう向きで、ハサミは見えません。

カクベンケイガニ

ウモレマメガニ。モクズガニ科。甲羅の幅が10ミリメートルに満たない、干潟や砂浜にすむ小さなカニです。うすい褐色に、褐色や赤褐色の模様が入ります。雑食性。この画像は、採集した1個体を、黒色の画用紙を敷いた容器に入れて、背中側から撮影したものです。頭は上側です。

ウモレマメガニ

魚類(大阪湾で確認された種も含んでいます)

ナマズ目

ゴンズイ。ゴンズイ科。ナマズの仲間で、細長い体形をしていて、口ひげがあります。全長10から20センチメートル。背びれと胸びれの棘に毒があります。体色は、褐色の地色に頭から尾にかけて2本の黄色い帯が入ります。幼魚の方が、色がはっきりしています。群れて泳ぐ習性があり、集団はゴンズイ玉と呼ばれます。肉食性で、他の魚や甲殻類、プランクトンなどを食べます。この画像は、水槽内の40個体ほどの幼魚がゴンズイ玉を作って泳いでいるところを撮影したものです。

ゴンズイ

アンコウ目

ハナオコゼ。カエルアンコウ科。全長20センチメートル前後まで成長します。ずんぐりとした体形をしていて、胸びれは腕状になり、体表面に突起が出ます。体色は、褐色と黄褐色のまだら模様で、斑点があります。背景に応じて、明暗の体色を変えることが出来ます。これらは流れ藻の中で、待ち伏せて捕食するための適応と考えられます。この画像は、水槽内を泳いでいる1個体を横から撮影したもので、左向きです。

ハナオコゼ

カサゴ目

カサゴ。フサカサゴ科。全長30センチメートル前後まで成長します。頭が大きい特徴から、関西地方では、ガシラと呼ばれます。体色は、赤褐色と黄褐色のまだら模様に、白色の斑紋を散りばめます。大きな口で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内で、石に乗っている1個体の幼魚を撮影したもので、右向きです。

カサゴ

ヨロイメバル。メバル科。全長20センチメートル前後まで成長します。がっしりとした体形です。うすい褐色と赤褐色の不規則な縦縞が並びます。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内の石に囲まれた底にいる1個体を横から撮影したもので、右向きです。

ヨロイメバル

ハオコゼ。ハオコゼ科。全長11センチメートル前後。頭部が大きく、口吻が短いため、寸胴に見えます。背びれ前方のくし状になった鰭条に毒があります。体表面は、赤色、白色、褐色、黒色などの斑紋が入り混じった複雑な模様をしています。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内にいる赤味が勝った1個体を横から撮影したもので、右向きです。

ハオコゼ

クジメ。アイナメ科。全長30センチメートルほどに成長します。体表面には、赤褐色の濃淡の斑紋があり、白色の小班を散りばめます。尾ひれの先が丸いのが、アイナメとの区別点です。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内にいる1個体を撮影したもので、左向きです。

クジメ

アナハゼ。カジカ科。全長20センチメートルほどに成長します。体表面は、褐色、黄褐色、赤褐色のまだら模様に、白色の小班を散りばめます。口元が青色っぽくなることもあります。口吻は付き出し、大きな頭と口をしています。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内の砂底にいる1個体を撮影したもので、右向きです。

アナハゼ

スズキ目

マハタ。ハタ科。全長180センチメートルほどに成長します。成魚は水深100メートル以下に生息しますが、稚魚や幼魚は浅い磯やアマモ場に生息します。体色は赤褐色から褐色に、7本ほどの色のうすい横縞が入ります。美味で高級魚として扱われます。肉食性で、魚類、甲殻類、イカ・タコなどを食べます。この画像は、水槽内を泳いでいる1個体の幼魚を撮影したもので、右向きです。

マハタ

コトヒキ。シマイサキ科。全長30センチメートルほどに成長します。銀白色の地色で、側面の背中側に3本の黄褐色の縦筋が入ります。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。浮袋を使って発音するそうです。この画像は、水槽内を泳いでいる1個体の幼魚を撮影したもので、右向きです。以下、注釈です。魚の場合、縦筋は頭から尾にかけての線のことを言うので、水平に泳いでいる時には、横線に見えます。

コトヒキ

シマイサキ。シマイサキ科。全長30センチメートルほどに成長します。白色の地色で、側面に数本の黒色の縦筋が入ります。川の下流域に上ってくることもあります。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。浮袋を使って発音するそうです。この画像は、水槽内を泳いでいる1個体の幼魚を撮影したもので、右下向きです。

シマイサキ

ロウニンアジ。アジ科。全長180センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型です。成魚の体色はうすい灰色です。肉食性。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体の若魚で、成魚よりも体型が円形に近く、銀白色をしています。

ロウニンアジ

コロダイの幼魚。イサキ科。全長60センチメートルほどに成長します。成魚の地色は青みがかった灰色で、小さな黄橙色の斑点を全身に散りばめます。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。幼魚の体色は、成魚とまったく違っていて、細長い体型で、体側面の頭から尾びれにかけて、黄色と黒色の2本の縦帯が入ります。

コロダイの幼魚

クロダイ 。タイ科。全長70センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型です。成魚は光沢のある灰色で、不明瞭な横縞が5本ほど入ります。鰭は黒っぽい色になります。成長の途中で、オスからメスに性転換します。肉食性の強い雑食で、他の小魚、甲殻類、ゴカイなどのほか、海藻も食べます。大阪湾ではチヌと呼ばれています。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

クロダイ (チヌ)

マダイ。タイ科。全長120センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型です。体色は光沢のあるうす紅色で、青白い小斑点が散りばめられます。肉食性で、他の小魚、甲殻類、イカやタコ、貝類などを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

マダイ

メジナ(グレ)。メジナ科。全長60センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型です。体色は青みがかった濃い灰色です。雑食性で、傾向としては、夏に甲殻類やゴカイなどの小動物を食べ、冬に海藻を食べます。大阪湾ではグレと呼ばれています。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

メジナ(グレ)

クロホシマンジュウダイ。クロホシマンジュウダイ科。全長35センチメートルほどに成長します。頭は小さく、左右に平たく、鰭を除くと横から見て六角形をしています。黄褐色から灰褐色の地色に、黒斑が散りばめられます。雑食性で、藻類、小魚、甲殻類などを食べます。この画像は、水槽内を右側に向かって泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。

クロホシマンジュウダイ

イシダイ。イシダイ科。全長60センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型をしています。体色は、白色の地色に7本の黒色の横帯が入ります。口は頑丈で、くちばしのような形になっていて、甲殻類、貝類、ウニ類などの殻を砕いて、中身を食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。以下、注釈です。魚の場合、頭から尾にかけてが縦方向で、横縞は、水平に泳いでいる時には、縦に見えます。イシダイの場合は、頭から、白色、黒色、白色、と尾まで繰り返します。

イシダイ

テンジクスズメダイ。スズメダイ科。全長15センチメートル前後。左右に平たい体型をしています。やや青みが入った銀白色の地色に6本の黒色の横帯が入ります。雑食性で、藻類、甲殻類、貝類などを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

テンジクスズメダイ

オヤビッチャ。スズメダイ科。全長20センチメートルほどに成長します。左右に平たい体型をしています。灰色の地色に5本の黒色の横帯が入ります。雑食性で、藻類や甲殻類などを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

オヤビッチャ

キュウセン。ベラ科。全長30センチメートルほどに成長します。やや流線形の体型をしています。体色は黄褐色で、背中側に1本と、側面に1本の黒色の縦帯が入ります。成長の途中で、メスからオスに性転換します。肉食性で、甲殻類やゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したもので、少し赤味がかった個体です。

キュウセン

ホシササノハベラ。ベラ科。全長15センチメートルほどに成長します。体色は、茶褐色に青みが入ったり、赤みが入ったりしますが、側面の背側に白い斑点が幾つか入ります。成長の途中で、メスからオスに性転換します。肉食性で、甲殻類やゴカイなどを食べます。この画像は、水槽内を左側に向かって泳いでいる1個体を撮影したものです。

ホシササノハベラ

イソギンポ。イソギンポ科。全長7センチメートルほどに成長します。体色は、赤褐色から茶褐色の地色に、暗色の斑紋が入ります。頭が高く、尾に近づくにつれて低くなる体型をしています。眼の上に皮弁と呼ばれる突起が1対あります。雑食性で、甲殻類やゴカイ類、付着藻類などを食べます。この画像は、水槽の底にいる1個体を横から撮影したもので、左上に頭が来て、尾が手前に曲がっています。フラッシュの光が強すぎて、白っぽく写ってしまいました。

イソギンポ

イダテンギンポ。イソギンポ科。全長10センチメートルほどになります。頭が高く、尾まで高さがあまり変わらない体型をしています。側面に褐色の線が細かく入る個体もいれば、それがうすい灰色のように見える個体もいます。雑食性で、甲殻類やゴカイ類、付着藻類などを食べます。この画像は、水槽の石の上にいる1個体を撮影したもので、右向きです。

イダテンギンポ

ナベカ。イソギンポ科。全長10センチメートルほどに成長します。体色は、体の前半部と後半部で違う模様をしています。体の前半部は黄褐色から、うすい褐色の地色に褐色の横縞が6本ほど入り、後半部は黄褐色の地色に小さな斑点を散りばめます。頭が高く、尾に近づくにつれて低くなる体型をしています。雑食性で、甲殻類やゴカイ類、付着藻類などを食べます。この画像は、水槽の底の石に囲まれた場所にいる1個体を撮影したもので、右向きです。

ナベカ

ドロメ。ハゼ科。全長15センチメートルほどに成長します。体色は、褐色の地色に小さな白点を散りばめます。地色は黄色がかることもあり、緑色がかることもあります。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイ類などを食べます。この画像は、水槽の底の石に乗っている1個体を撮影したもので、右向きです。

ドロメ

ニクハゼ。ハゼ科。全長5センチメートルほどの小さなハゼです。棒状の細長い体型をしています。うすい褐色と白色のまだら模様をしています。河口域や海岸近くに生息し、プランクトンなどを食べます。この画像は、水槽内の右向きに泳いでいる1個体を横から撮影したものです。

ニクハゼ

アカオビシマハゼ。ハゼ科。全長8センチメートルほどに成長します。赤褐色か灰褐色の地色に、頭から尾にかけて黒色の縦帯が2本入ります。尻びれの付け根に2本の赤色の帯が入ります。肉食性が強く、他の小魚、甲殻類、ゴカイ類などを食べます。この画像は、水槽内の底にいる1個体を撮影したもので、左向きです。

アカオビシマハゼ

アイゴ。アイゴ科。全長30センチメートルほどに成長します。左右に扁平な体型をしています。成魚は、緑褐色、褐色、銀白色などの地色に、不規則な横縞が入り、白色の斑紋を散りばめます。幼魚は、黄金色に近い個体もいます。雑食性で、海藻、甲殻類、ゴカイ類などを食べます。この画像は、水槽内を左側に泳いでいる1個体の幼魚を横から撮影したものです。

アイゴ

フグ目

ギマ。ギマ科。ギマ科。全長30センチメートルほどに成長します。横から見るとひし形で、左右に平たい体型をしています。成魚は白色の体色で、背びれが黒く、尾が黄色です。背びれと胸びれに鋭いトゲがあります。歯が頑丈で、肉食性が強く、甲殻類、貝類、ゴカイ類などをかみ砕いて食べます。この画像は、水槽内を左向きに泳いでいる1個体の幼魚を撮影したもので、銀白色にうすい黄緑色の模様が入っています。

ギマ

アミメハギ。カワハギ科。全長8センチメートルほどに成長します。横から見るとひし形で、左右に平たい体型をしています。体色は、褐色に近い地色に、白い斑点が隙間なく散りばめられます。肉食性で、小型の甲殻類などを食べます。この画像は、水槽内を右向きに泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。

アミメハギ

カワハギ。カワハギ科。全長30センチメートルほどに成長します。横から見るとひし形に近い形で、左右に平たい体型をしています。体色は、灰色に近い地色で、背中側に近い方に褐色の斑紋がまだら状に入ります。肉食性で、他の小魚、甲殻類、ゴカイ類、ウニなどを食べます。この画像は、水槽内を左向きに泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。褐色の斑紋は腹側まで入っています。

カワハギ

クサフグ。フグ科。全長20センチメートルほどに成長します。頭が丸く、尾に向かって円錐形の体型をしています。体色は、背側が緑褐色に近い地色に、白い斑点が散りばめられ、腹側は白色です。フグの仲間は、ヒレだけを使って泳ぐので、速く泳ぐことはできません。肉食性で、甲殻類、貝類、ゴカイ類などを食べます。体内に、テトロドトキシンという毒素を含んでいます。体全体を大きく見せるために、丸く膨らませることができます。この画像は、水槽内を左向きに泳いでいる1個体の幼魚を撮影したものです。

クサフグ

その他の動物

マダコ。軟体動物。頭足類。マダコ科。全長60センチメートルほどに成長します。8本の腕に吸盤があります。背景に合わせて体色を変えることができます。夜行性で、甲殻類や貝類を食べます。産卵期は6月と9月で、寿命は1年です。この画像は、水槽の底にいる1個体を撮影したもので、胴体が右側にあり、左目がこちらを向き、腕は前方と後方に曲げています。

マダコ

マナマコ。棘皮動物。シカクナマコ科。体長20から30センチメートル。円筒形の体型をしています。夜行性で、海底で、藻類や有機物を含む砂泥ごと口に入れて、砂泥はそのまま排泄します。この画像は、水槽の砂底にいる1個体を横から撮影したもので、体色は青みがかった褐色です。体表面に大小の突起があります。たぶん左側が口だと思います。

マナマコ

オワンクラゲ。刺胞動物。オワンクラゲ科。傘の直径は20センチメートルになることもあります。春から夏にかけて見られ、水面を浮き、他のクラゲや小魚を食べます。この画像の1個体は、水槽内の水面に浮かんでいるもので、傘がうすいピンク色で、腕が短いのは、弱っている個体を採集したからだと思います。

オワンクラゲ

イトマキヒトデ。棘皮動物。イトマキヒトデ科。幅は7センチメートルほどになります。上から見ると5角形に近く、上下に扁平な体型です。背面の体色は、くすんだ青色に、紅色の斑紋が入ります。足はふつう5本ですが、4本や6本の個体もたまに見られます。岩に張り付いて生活していて、動物の死骸や貝類などを食べます。この画像は、水槽内の石にへばりついている1個体を撮影したものです。

イトマキヒトデ

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