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馬場の動物

更新日:2021年02月15日

貝塚市馬場周辺で撮影された哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類の画像を紹介します。

哺乳類

ノウサギの糞。画像は、地面に落ちていた丸い糞で、30個ほどあります。以下、ノウサギの説明です。ウサギ科。体長45から55センチメートル程度。耳の長さは6から8センチメートルあります。体色は褐色で、腹側は、うすい色です。低山地から山地にかけての草原や森林に生息します。夜行性。植物食。

ノウサギの糞

ニホンザル。オナガザル科。頭胴長50から60センチメートル程度。体色は褐色。広葉樹林の地上や樹上で生活します。昼行性。雑食性ですが、主に果実を摂食します。この画像は、道路脇を歩いていたはぐれオス1頭を横から撮影したもので、左向きです。

ニホンザル (久保元嗣さん撮影)

爬虫類

イシガメ。バダグールガメ科。甲長15から20センチメートル。背甲は平らで黄土色をしています。山麓の池や水田、河川の上流から中流に生息します。雑食性。この画像は、草むらにいた1個体を背中側から撮影したもので、右側に向かって歩いているところです。

イシガメ

シマヘビ。ナミヘビ科。全長80から150センチメートル。褐色の地色に、4本の黒条が入ります。まれに黒色の個体が出現し、カラスヘビと呼ばれます。昼行性で、ネズミ、カエル、トカゲ、他のヘビなどを摂食します。この画像は、用水路の中で、1個体がとぐろを巻いているところを撮影したものです。頭は左向きです。

シマヘビ

ニホントカゲ。トカゲ科。全長20から25センチメートル。カナヘビより、ずんぐりとした体型をしています。成体は茶褐色であるのに対して、幼体は黒色に5本の黄色い縦線が入り、尾が青色です。肉食性。繁殖期は春で、オスにはオレンジ色の婚姻色が出ます。貝塚市内では丘陵地から山地にかけて見られます。この画像は、木製のベンチに上にいた1個体を撮影したもので、右向きで、尾はほぼまっすぐに伸びています。

ニホントカゲ

ニホンカナヘビ。カナヘビ科。全長16から27センチメートル。スマートな体型をしています。体色は褐色。肉食性。貝塚市内では、海岸沿いから山地にかけて見られます。この画像は落ち葉が積もった場所にいる1個体を写したもので、左向きです。

ニホンカナヘビ

両生類

ニホンアマガエル。アマガエル科。無尾類。体長20から45ミリメートル。体表はなめらかで緑色がほとんどですが、周囲の環境に合わせて灰褐色まで、体色を変えることができます。吸盤が発達し、陸上生活に適しているため、生息場所の範囲は広いです。繁殖期は春から秋まで。この画像は、緑色の1個体が葉の上にとまっているところを側面から写したもので、右向きです。

ニホンアマガエル

ヒキガエルの幼生。この画像は、卵から孵化した幼生で、池の中に多数います。以下、ヒキガエルの説明です。ヒキガエル科。無尾類。体長80から180ミリメートル。体表は茶褐色のものが多いですが、赤褐色の個体もいます。全身に疣状の突起があります。後肢が短く、歩行による移動が主です。眼の後ろに毒液を出す耳腺があります。繁殖期は秋から春までです。山麓の池などに産卵し、陸生になると山に登っていくようです。

ヒキガエルの幼生

鳥類

カルガモ。カモ科。留鳥で、1年中見られます。全長61センチメートル前後。鳥の全長は、嘴の先から尾羽の先までの長さを仰向けにして測定した長さです。河口、川、池、水田などで見られます。全体的に濃い茶色をしていますが、顔と胸は色が、うすいです。嘴は黒色で先端が黄色です。脚はオレンジ色です。オスとメスの見分けが難しいカモです。主に植物食で、植物の葉や種子などを食べます。この画像は、水面を泳いでいる1羽を撮影したもので、左向きです。

カルガモ

ホシハジロ。カモ科。冬鳥。全長45センチメートル前後。河口、川、池で見られます。オスとメスで体色が違います。オスは体が白っぽい灰色で、頭が赤褐色、胸が黒色です。メスは体が灰色で、頭と胸が褐色です。雑食性ですが、植物(種子、葉、芽など)の方を好みます。この画像は、水面を泳いでいる1羽のオスを撮影したもので、右向きです。

ホシハジロ

カワウ。ウ科。留鳥。全長82センチメートル前後。河口、川、池で見られます。全体的に黒っぽい色をしています。顔は白色で、嘴の付け根が、うすい黄色です。水に潜って、魚を捕ります。この画像は、池の中にある水平な棒に止まっているところを正面から撮影したもので、顔は左を向いています。

カワウ

ハチクマ。タカ科。夏鳥。全長59センチメートル前後。林に生息します。羽根は茶色っぽく、胸から腹は色がうすいですが、個体差があります。尾羽の黒帯が特徴です(オスは2本、メスは4本)。肉食性。夏から秋にかけては、スズメバチやアシナガバチの巣の中にいる幼虫や蛹を食べ、ハチがいなくなる時期には、その他の昆虫、小鳥、カエル、ヘビなどの小動物を食べます。この画像は、飛んでいるところを下から撮影したもので、羽根を広げて、右に向かっています。羽根を広げると、幅が130センチメートル弱あります。

ハチクマ (布村和彦さん撮影)

モズ。モズ科。留鳥。全長20センチメートル前後。草原、農耕地、林縁などに生息します。オスとメスで体色が違います。メスは全体的に赤茶色です。オスも赤茶色が基調ですが、顔が白く、眼を通る黒帯があります。背中側は青みがかった灰色です。肉食で、主に昆虫をはじめとする小動物を食べます。捕まえた獲物を枝の先などに刺したりする早にえという習性があります。この画像は、比較的太い枝に止まっている1個体を横から撮影したもので、左向きです。

モズ

ヤマガラ。シジュウカラ科。留鳥。全長14センチメートル前後。林内に生息します。頭頂と喉は黒色で、額と頬は白色です。羽根は青みがかった灰色で、胸から腹にかけてはオレンジ色をしています。雑食性で、昆虫や木の実などを食べます。この画像は、枝に止まっている1個体を下から撮影したものです。顔がこちらを向いています。

ヤマガラ

ツバメ。ツバメ科。夏鳥。全長17センチメートル前後。主に市街地や農耕地の民家に巣を作ります。飛翔する昆虫を空中で捕食します。頭頂から尾羽にかけては光沢のある暗紺色で、腹は白色です。尾羽の外側が長いので、2尾に見えます。この画像は、軒下の窓枠に止まっている1個体を撮影したもので、右向きです。

ツバメ

コシアカツバメの巣。ツバメ科。夏鳥。全長19センチメートル前後。海岸、市街地、農耕地周辺に生息します。頭頂から尾羽にかけては光沢のある暗紺色で、腹は白色です。腰の部分が赤茶色をしているのが、ツバメとの違いです。この画像は、コンクリートのトンネルの天井部分に作られた巣で、徳利型の先に出入りする穴が左向きに開いています。

コシアカツバメの巣

ヒヨドリ。ヒヨドリ科。留鳥。全長27センチメートル前後。市街地から山地まで生息します。ほぼ全体が灰色で、眼の後ろから頬にかけてが茶色です。植物の花蜜や果実を好みます。この画像は、民家の塀に止まっている1個体を撮影したもので、左向きです。

ヒヨドリ

シロハラ。ヒタキ科。冬鳥。全長24センチメートル前後。林縁、林内、公園などに生息します。背中側はやや濃い目の茶色で、腹側は、うす茶色です。頭は青みがかった灰色をしています。黄色のアイリングも特徴です。雑食性で、昆虫、ミミズ、木の実などを食べます。この画像はコンクリートの地面にいる1個体を撮影したもので、左向きです。

シロハラ

ツグミ。ヒタキ科。冬鳥。全長24センチメートル前後。市街地から山地まで生息します。頭から背にかけては茶色っぽい色で、眉は白色、胸と腹には黒っぽい斑点があります。雑食性で、開けた場所で、昆虫や果実を食べます。この画像は、地面にいる1個体を撮影したもので、右向きです。

ツグミ

ルリビタキ。ヒタキ科。冬鳥。全長14センチメートル前後。林内、林縁に生息します。オスとメスで体色が違います。オスは頭から背中にかけてが青色で、胸と腹が白色、脇腹がオレンジ色です。メスは全体的に緑みがかった、うす茶色です。雑食性で、昆虫や果実を食べます。この画像は、枝に止まっている1個体を撮影したもので、右向きです。

ルリビタキ

トラツグミ。ヒタキ科。留鳥。体長30センチメートル前後。林に生息します。全体的に、黄色、黒色、白色のまだら模様をしています。雑食性で、昆虫、ミミズ、木の実などを食べます。この画像は、地面にいる1個体を撮影したもので、左向きです。

トラツグミ (覚野良子さん撮影)

イソヒヨドリ。ヒタキ科。留鳥。全長24センチメートル前後。海岸沿いの岩場に多くいたのですが、近年、分布を内陸部に広げています。オスとメスで体色が違います。オスは、頭と胸と背中にかけてが青く、背側の後ろの方は茶褐色で、腹部がオレンジ色をしています。メスは黒っぽい灰色で、胸にうろこ模様があります。肉食で、地上で、昆虫などの小動物を食べます。この画像は、木材の先に止まっている1個体のオスを撮影したもので、右向きです。

イソヒヨドリ

カワラヒワ。アトリ科。冬鳥。全長15センチメートル前後。市街地から山地の林まで生息します。体色は茶色が基調ですが、翼の一部の黄色の部分がポイントになります。植物の種子を好みます。この画像は、枝にこちら向きに止まっている1個体を撮影したもので、頭だけ、こちらから見て右側を向いています。

カワラヒワ

アトリ。アトリ科。冬鳥。全長16センチメートル前後。林に生息します。頭部から背中にかけては黒っぽい色、胸はオレンジ色、腹は白色をしています。雑食性で、昆虫や木の実などを食べます。この画像は、枝先に止まっている1個体を撮影したもので、右向きです。

アトリ (覚野良子さん撮影)

ホオジロ。ホオジロ科。留鳥で、1年中見られます。全長16センチメートル前後。林縁、草原、農耕地などで見られます。頭部は白色と黒色の帯が通り、眼を通る黒帯の下の頬の部分が白色なのが和名の由来です。羽根と胴体は赤褐色が基調です。雑食性で、昆虫や植物の実などを食べます。この画像は、体をこちら側に向けて胸と腹が見えるように枝に止まっている1羽を撮影したもので、頭だけ、こちらから見て左側に向けています。

ホオジロ

カシラダカ。ホオジロ科。冬鳥。全長15センチメートル前後。林や林縁、農耕地などで見られます。冬羽は、褐色、黒い褐色、白色のまだら模様をしていて、眉の白斑と、逆立てた頭頂部の毛が特徴的です。植物の種子を好みます。この画像は、枝に止まっている1羽を撮影したもので、右向きです。

カシラダカ

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