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屋根瓦の洗浄(令和2年2月から3月まで)

更新日:2020年06月01日

文化財建造物の保存修理工事における屋根瓦の葺き替えでは、屋根に葺かれていた瓦のうち、今後再び使えるものと、使えないものを分別し、前者は再利用され、後者は廃棄されて新しく焼かれた瓦と取り替えられます。

今回の保存修理事業では、瓦を選別する準備作業として、1枚1枚の瓦を洗浄する作業が行われました。

孝恩寺観音堂の瓦の多くには、土や枯死(こし)した苔(こけ)が付着しており、それらを洗浄する作業が行われました。

土の付いた瓦を1枚1枚洗浄する作業の写真

土の付いた瓦を1枚1枚洗浄する作業

土が付いた瓦は作業員さんの手で1枚1枚の土が洗い落とされました。



枯死した苔がついた瓦は、苔を一晩水に浸してふやかした上で、高圧洗浄機を用いてきれいに洗い落とされました。

枯死した苔をふやかすために水に浸された瓦の写真

枯死した苔をふやかすために水に浸された瓦

水でふやかした苔を高圧洗浄機で洗い落とす作業の写真

水でふやかした苔を高圧洗浄機で洗い落とす作業

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