現在の位置

漆喰壁の修理工事(令和3年3月から令和4年1月まで)

更新日:2022年03月24日

傷んだ漆喰壁(しっくいかべ)は、壁土を全て落とし、下地となる木舞(こまい/割竹(わりたけ)を柱や貫(ぬき)などに縦横に取り付けて縄(なわ)で編んだもの)を残して解体されていました。まず、傷んでいた割竹や木舞縄を新しいものと交換した(写真左上)後、壁の塗り直しが行われました。壁の塗り直しは、まず木舞に荒壁土(あらかべつち)を塗り上げる荒壁付(あらかべつけ)(写真右上)、中塗土(なかぬりつち)を塗り上げる中塗(なかぬり)(写真左下)がそれぞれ乾燥期間を挟んで行われ、最後に消石灰(しょうせっかい)等を原料とした漆喰を塗り上げる漆喰塗(しっくいぬり)が行われ、真っ白な漆喰壁が復元されました(写真右下)。

木舞の修理

塗の下地となる木舞の修理

荒壁付け

壁の塗り直し 荒壁付

中塗

土壁の中塗

漆喰仕上げ

土壁の漆喰仕上げ

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

メールフォームによるお問い合わせ