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瓦座(かわらざ)と桟木(さんぎ)の取り付け(令和3年2月)

更新日:2021年12月27日

軒平瓦(のきひらがわら)を葺くために、軒先に瓦の形にあわせて波のような形をした瓦座が取り付けられました。

次に、土居葺きの上に瓦を固定するための桟木が、一定の距離を開けて、横方向、縦方向の順で取り付けられました。

横方向の桟木は、土居葺きの薄い板と野地板の下にある垂木(たるき)まで届く長い釘を使って固定されています。釘を打つ目安として、垂木のある位置に墨で線が引かれました。

また、縦方向の桟木は、平瓦の幅に合わせて、横方向の桟木の上に短い釘で打ち付けて固定されました。

孝恩寺観音堂の土居葺きと瓦座

軒先に瓦座が取り付けられ、側面(東面、画面右側)の屋根には垂木の位置に墨で線が引かれています。

孝恩寺観音堂の桟木

背面(北面、画面左側)の屋根は桟木の取り付けが終わり、側面(西面、画面右側)の屋根の取り付けが進められています。

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