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新指定 妙順寺のカイヅカイブキと市内の天然記念物(つづき)
市内の天然記念物(つづき)

枝葉が境内を覆う菅原神社のカクレミノ
菅原神社のカクレミノ
菅原神社のカクレミノは、本市大川にある菅原神社の境内にあります。カクレミノは内陸部の山地では非常に珍しく、しかも樹高14メートルと他に類を見ないほどの巨木であることから、2005年(平成17年)に大阪府の天然記念物に指定されました。

高くそびえる尊光寺のカイヅカイブキ
尊光寺のカイヅカイブキ
尊光寺のカイヅカイブキは、貝塚寺内町(中町)にある尊光寺(浄土真宗本願寺派)の境内にあります。樹高は12メートルあり、樹齢は300年から400年と推測されます(お寺の伝承によれば約400年)。1998年(平成10年)に本市の天然記念物に指定しました。
以上、紙幅の都合で簡単な説明になりましたが、本市の天然記念物を紹介しました。天然記念物を通じて、本市の自然と歴史にふれていただければと思います。
かいづか歴史文化セミナー「水間寺連続講座」を開催しました
中世の面影を遺す行基堂を見学する参加者のみなさん
令和6年12月22日(日曜日)および令和7年3月2日(日曜日)・8日(土曜日)の3日間、水間寺境内にある水間門前町 桜のテラスを主な会場として、水間観音の名で知られる水間寺について学ぶ「水間寺連続講座」を開催しました。本講座は、本市教育委員会と市民団体すいてつ沿線魅力はっしん委員会が主催した事業です。
講座1「水間寺の歴史を学ぼう」および講座2「秀吉の紀州攻めと貝塚・水間寺」は、講演会の形式で行いました。講座1では、奈良時代に聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願(ちょくがん)により僧行基(ぎょうき)が開創したという伝説が残る水間寺の歴史について、特に境内の建造物の変遷を中心にお話ししました。講座2では、1585年(天正13年)の羽柴(のちの豊臣)秀吉の紀州攻めにおいて、最初の戦場となった近木川周辺での戦いや水間寺との関わりについてお話ししました。また、講座3「水間寺の境内をめぐろう」は、本市指定文化財である本堂や三重塔を中心に水間寺の境内をめぐる現地見学会の形式で行いました。当日は、お寺の協力を得て、本堂内の宝物展示コーナーの他、普段は非公開の行基堂や弁天堂の内部も見学させていただきました。本連続講座には、のべ105名のみなさんに参加いただきました。
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更新日:2025年06月16日