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更新日:2025年02月21日

古文書講座 市内にのこる身近な古文書

岸和田藩の年貢のしくみ2

古文書講座に聞き入る参加者のみなさん

講座に聞き入る参加者のみなさん

令和6年10月2日・9日・16日・23日・30日の水曜日と、10月4日・11日・18日・25日、11月1日の金曜日の2グループに分けて、「岸和田藩の年貢のしくみ2」と題し、古文書講座を開催しました。
前回6月から7月に開催した講座の第2弾として、年貢を年内に納めるための村人たちの努力と、彼らを支えた村の代表、庄屋に対する感謝について書かれている古文書を読み解いていきました。
まず、借用証文を2通解読しました。それらの証文からは年貢を納めるために借銀(しゃくぎん)する庄屋の姿や、100名を超える村人たちが連名で借用する「村借(むらがり)」の様子がわかりました。さらに、村に尽力した庄屋に褒美(ほうび)をくれるように、村人たちが岸和田藩主にお願いする嘆願書も読み進めました。その結果、藩主から庄屋の奮闘を後世に伝えるようにと送られた称誉状(しょうよじょう)も解読しました。
これらの古文書から、江戸時代の年貢のしくみが、村人全体の連帯責任で納める形を取っていること、とりわけ庄屋は責任が重く、年貢を納められない村人に代わって立て替える経済力も求められていたことが、はっきりわかりました。
今後も引き続き、地元貝塚市内に遺る古文書をひも解き、江戸時代の人びとの暮らしにスポットを当てていきます。ふるってご参加ください。

古文書講座75(通算355回から359回まで)開催のお知らせ

テーマ 「江戸時代の村境をめぐる争い」

日時  第1回 2月26日、第2回 3月5日、第3回 3月12日、第4回 3月19日、第5回 3月26日のいずれも水曜日午後1時15分から3時45分まで

会場  貝塚市民図書館2階視聴覚室

定員  50人(先着順)

資料代  200円

申込  希望する班・住所・氏名・電話番号を、電話・ファックス・

Eメールのいずれかで、下記まで事前にお申込みください。

申込・問合せ先  〒597-8585 貝塚市畠中1丁目12-1(貝塚市民図書館2階)

社会教育課  文化財保存活用室  郷土資料室

電話 072-433-7205

ファックス 072-433-7053

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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