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更新日:2024年03月01日

第129回かいづか歴史文化セミナー
現地見学会「和泉櫛とつげさんのルーツを訪ねて」を開催しました

第129回かいづか歴史文化セミナーのようす

八品神社の鳥居の脇(参道)で解説を聞く参加者の皆さん

令和5年10月1日(日曜日)午後1時30分より、貝塚市の伝統工芸「和泉櫛」(つげ櫛)発祥の地とされる澤地区をめぐる現地見学会を開催しました。
当日は、南海本線二色浜駅に集合し、周辺の発掘調査で中世の櫛片が出土した澱池(とどのいけ)、櫛の神さま八品(やしな)神社の神宮寺(じんぐうじ/神社に附属して建てられた寺院)といわれる澤の薬師堂、旧紀州街道と八品神社参道の分岐点、八品神社、和泉櫛の伝説の一つがのこる二色の浜公園を見学しました。特に八品神社では、沢町会の皆さんの協力を得て拝殿を開放していただき、拝殿に掛けられた櫛形絵馬や奉納櫛額、紀貫之(きのつらゆき)の和歌が刻まれた扁額(へんがく)、拝殿に設置された櫛資料室を見学させていただきました。
参加者からは、「今まで知らなかった澱池や紀州街道と八品神社参道の分岐点などを案内していただき、当時に想いを馳せました」といった感想をいただきました。

第130回かいづか歴史文化セミナー
「かいづか家族の日」関連事業
講演会「水間鉄道いまむかし」を開催しました

第130回かいづか歴史文化セミナーのようす

藤本さん(壇上)の講演を聴く参加者の皆さん

令和5年12月2日(土曜日)午後2時より、市立山手地区公民館1階ホールにおいて、水間鉄道の開通までのあゆみと現在のさまざまな取り組みについての講演会を開催しました。本講演会は、水間鉄道株式会社の協力を得て、本市教育委員会と市民団体すいてつ沿線魅力はっしん委員会が主催した事業です。

第1部では、社会教育課職員より水間鉄道開通に至る過程を話しました。水間鉄道を最初に発案した本市馬場出身の川崎覚太郎が記した日記の内容を中心に、数名の有志らによる実地踏査の様子や資本金集めの苦労などを取り上げました。

第2部では、水間鉄道株式会社代表取締役の藤本昌信さんより、水間鉄道の取り組みについてお話しいただきました。ご自身が水間鉄道を使って祖母とともに水間寺へ参詣した幼少期の思い出話から始まり、鉄道を存続させるために不可欠な乗客数を確保するさまざまな取り組みについてお話しいただきました。講演後の質疑応答では、大学や企業との連携をもっと進めることはできないかなどの活発な意見交換が行われ、盛況の中で終了しました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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