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更新日:2021年02月26日

古文書講座ー市内に残る身近な古文書ー

ぼっかんさん紀の路を行く

古文書解読に集中する受講者のみなさんの写真

古文書解読に集中する受講者のみなさん

新型コロナウイルス感染対策として令和2年10月7日・14日・21日の水曜日と、10月9日・16日・23日の金曜日の2グループに分けて定員・回数を少なくして、「ぼっかんさん紀の路を行く」と題し、令和2年2月以来8カ月ぶりに古文書講座を開催いたしました。

この講座は、郷土資料展示室企画展「江戸時代の人びとの旅行記~古文書から見た様々な観光名所~」(令和2年9月19日(土曜日)から11月22日(日曜日))の展示資料「紀の路御遊覧日記(きのじごゆうらんにっき)」(和歌山県立文書館所蔵)を記した、貝塚寺内町(じないまち)領主で願泉寺(がんせんじ)住職の卜半家(ぼくはんけ)の家来「呑海軒(どんかいけん)」の筆を通して、旅の様子を読み解いていきました。

テキストとして取り上げた「紀の路御遊覧日記」は、第10代卜半了真(りょうしん)ら一行が、文政7(1824)年旧暦9月23日から29日にかけて(現在の10月下旬頃)、紀伊国北部を6泊7日で旅した記録です。講座では、その記録の冒頭部分「仮名序(かなじょ)」とされる旅の要約を読みました。この部分は、中国の故事とともに旅の情景が浮かんでくる描写がなされており、文章に引き込まれます。

受講者の方からは「卜半家の権威と組織の大きさを感じるとともに、旅日記を通してたいそうな行列だったと思った。道中の行程や苦しさを知るとともに、卜半家の家臣の教養の高さを知りました。文字や用語の解説が丁寧だと思った。」との声が寄せられました。

古文書講座63(通算297回~299回)開催のお知らせ

テーマ

ぼっかんさん紀の路を行く 2

日時

1班(水曜日) 第1回 3月10日、第2回 3月17日、第3回 3月24日

2班(金曜日) 第1回 3月12日、第2回 3月19日、第3回 3月26日

いずれも午後1時15分から3時45分

 

会場

貝塚市民図書館2階視聴覚室

定員

各班30名

資料代

100円

申込先

住所、氏名、電話番号を、電話・ファックス(072-433-7053)・Eメールのいずれかで、下記お問合せ先まで事前にお申込みください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室 郷土資料室

電話:072-433-7205
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目12番1号 市民図書館2階

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