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更新日:2021年02月26日

第121回かいづか歴史文化セミナー 講演会「ぼっかんさんの紀北遊覧をめぐって」

令和2年度貝塚市郷土資料展示室企画展「江戸時代の人びとの旅行記~古文書から見た様々な観光名所~」(9月19日(土曜日)~11月22日(日曜日))の開催にちなんで、11月1日(日曜日)午後1時より、市民図書館2階視聴覚室にて、願泉寺文書を調査されている帝塚山大学名誉教授の鶴崎裕雄さん、研究者の近藤孝敏さん・大利直美さんの3名の方にご講演いただきました。

鶴崎さんの講演に耳を傾ける参加者のみなさんの写真

鶴崎さんの講演に耳を傾ける参加者のみなさん

講演では、願泉寺卜半(ぼくはん)家一行が紀伊国北部地域へ旅行した江戸時代の記録「紀の路御遊覧日記」(きのじごゆうらんにっき、和歌山県立文書館蔵)についてお話しいただきました。
最初に、近藤さん、大利さんから日記に書かれている旅の行程、和歌や俳諧などの文学的要素も合わせ、当時の名所を解説していただきました。続いて、鶴崎さんの方から、この記録の歴史資料としての魅力についてお話しいただきました。そして最後に、旅に同行した卜半家とその家臣団、女性たちについて、人物に焦点をあてた解説をいただき、講演会は終了しました。参加人数を限定して初めて行った講演会となり、当日は27名の方にご参加いただきました。
 

小学校巡回展示「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」

熱心に展示を見る子どもたちの写真

熱心に展示を見る子どもたち

令和2年9月25日(金曜日)から12月16日(水曜日)にかけて、昨年度の「貝塚の古墳」に引き続き、今年度も市内11小学校で巡回展示「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大のため2021年に延期になった2020東京オリンピック・パラリンピック開催にちなんで、昭和39(1964)年に開催された東京オリンピック、中でも貝塚市とゆかりの深いニチボー貝塚バレーボールチームについて、当時の雑誌で丸ごと特集となった『毎日グラフ』臨時増刊号や金メダルのレプリカ、貝塚市内を駆け抜けた聖火リレーの写真などを展示しました。
 

また、1964年東京オリンピックに合わせて完成した東海道新幹線のリーフレットの展示では、開通当初に「ひかり」が4時間かかっていた東京―新大阪間を、現在の「のぞみ」は、2時間22分で結んでいるといったことなどについて現在と比較して紹介しました。
子どもたちからは、当時の金メダルの図柄を貼ったレプリカや0系新幹線の写真に興味を持って、熱心に展示を見てくれるなど関心を集めました。

この記事に関するお問い合わせ先

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ファックス:072-433-7053
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