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更新日:2020年10月02日

貝塚学子ども講座:学びのポイントラリープログラム 「拓本でしおりを作ろう」

瓦の文様を写し取る参加者の写真

瓦の文様を写し取る参加者

8月23日(日曜日)午後1時より、貝塚市民図書館2階視聴覚室において、貝塚学子ども講座「拓本でしおりを作ろう」を開催しました。


拓本は、コピー機やカメラもない時代から文字や文様を写し取る方法として伝えられてきました。考古学の分野では、出土遺物・石造物を記録する方法の一つとして取り入れられています。


今回の講座は、瓦や土器などに直接触れ、拓本の取り方を学ぶとともに、拓本で写し取ったいろいろな文様を活かして<しおり>を作成しました。

まず、文様のある瓦や土器を選んで拓本で文様を写し取っていきました。拓本は「湿拓(しったく)」と呼ばれる墨を使った方法で行いました。

 

できあがった〈しおり〉の写真

できあがった〈しおり〉

次に、この拓本を使って<しおり>を作りました。最初に、できあがった拓本を切り抜きました。そして、<しおり>の台紙にならべて、のりで貼り付けていきます。最後に、ラミネート加工をして、切り分けて、紐を結びつけて、<しおり>を完成させました。

参加者の方からは「細かい文様を写し取るのがむずかしかったけど、かわいい<しおり>ができてうれしかった」といった感想がありました。

今後も子どもたちに、歴史や文化財に親しんでいただけるような、企画に取り組んでいきます。

小学校巡回展示「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」

TOKYO1964ニチボーバレーボールチーム写真入りサイン色紙の画像

TOKYO1964ニチボーバレーボールチーム 写真入りサイン色紙
 

平成30年度の「岩橋善兵衛の科学技術」、令和元年度の「貝塚の古墳」に続き、今年度の第3弾では「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」を9月25日から開催しています。市内11小学校を巡回し、12月16日で終了の予定となっています。

『毎日グラフ』別冊12人の魔女勝利の記録・根性物語の表紙

『毎日グラフ』別冊12人の魔女

勝利の記録・根性物語

今回は、昭和39(1964)年当時の資料・写真などを展示して、子どもたちに地元のニチボー貝塚バレーボールチームを主力とする全日本女子代表チームの活躍で東京オリンピックの金メダルを獲得したことや、東海道新幹線開通など高度経済成長で発展していった日本の様子を伝えていきます。

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