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更新日:2020年06月01日

東京オリンピックと貝塚‐貝塚市歴史展示館の展示資料から‐2

昭和39年(1964年)に実施された前回の聖火リレーは、9月9日から開会式前日の10月9日まで、日本全国を4つのコースに分けてリレーしました。

1964年の貝塚市内での聖火リレーの写真

1964年の貝塚市内での聖火リレー

副走者の後に随走者たちが続きます

市内の聖火リレーは、国内の第2コースの第28区と第29区にあたり、9月26日の正午過ぎに当時の国道26号を聖火が通過しました(右写真)。当時の本市広報によると、第28区は津田北町の帝国産業株式会社津田工場前からの1.7km、第29区は脇浜1丁目の西砿油店前から泉佐野市の泉佐野市立北中小学校前までの2キロメートルkmでした。市内2区の走者は正走者各1名、副走者各2名、随走者各20名の計46名でした。

貝塚市歴史展示館では、聖火リレーの紹介コーナーを設置するとともに、市内の中学生の代表による随走者たちに記念として配られた「オリンピック東京大会聖火リレー参加記念章」(下写真)も展示しています。

オリンピック東京大会聖火リレー参加記念章(表面)の写真

オリンピック東京大会聖火リレー参加記念章(表面)

オリンピック東京大会聖火リレー参加記念章(裏面)の写真

オリンピック東京大会聖火リレー参加記念章(裏面)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京2020オリンピック開催が延期されたことに伴い、令和2年4月15日に実施予定だった本市での聖火リレーも延期となりましたが、聖火リレー実施の際には、聖火ランナーを市全体で応援し東京2020大会を盛り上げていきましょう。

水間街道沿いの道しるべ その8

水間街道は厄除けの「水間観音」として有名な水間寺への参詣道です。今号では、水間に残る木積(こつみ)の道陸(どうろく)神社への里程標(りていひょう)を紹介します。

道陸神社里程標(水間)

水間の個人住宅の敷地内に建てられている道しるべで、足の神さまとして知られる道陸神社への距離を示したものです。

正面に「道陸神社 是(これ)ヨリ/二十五町」と刻まれ、目的地にあたる道陸神社が25町(約2.7キロメートル)先にあることを示しています。また、側面に「大正六年三月建立 脇浜 西出 藤吉/脇浜 濱出三次郎」と刻まれ、大正6年(1917年)3月に、脇浜の西出藤吉と濱出三次郎によって建てられたものとわかります。約100年前の大正時代には、多くの人々が徒歩で水間街道を通って道陸神社に参詣していた様子をうかがえる道しるべです。

道陸神社里程標の写真

道陸神社里程標

道陸神社里程標位置図の画像

道陸神社里程標位置図

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