3ページ
内部の修理工事は、内陣・余間の各部にほどこされた彩色の復原のほか、金箔押しや漆塗り等がおこなわれました。各部の彩色は後世に塗り替えられた現状の彩色をはぎ取った(詳しくはテンプス35号参照)後、その下にあった本来の彩色が再現されました。また、天井部分は天井板絵に貼られた紙貼りの絵をはがした後、天井板に直接描かれていた本来の絵が再現されました。こうした結果、寛文3年(1663年)から翌年にかけての本堂再建当初の内陣・余間の極彩色や金箔が数百年ぶりに復原されました。
彩色をはぎ取った直後のようす
彩色の復原作業のようす
復原された内陣の彩色
本堂の内部(矢来・外陣)

本堂の内部(内陣)

本尊の宮殿(左)と親鸞聖人像の厨子(右)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
教育部 文化財保存活用室
電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階
更新日:2020年05月28日