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願泉寺の平成の大修理が終了
重要文化財願泉寺本堂他5棟半解体修理事業は、本堂・表門・鐘楼・北築地塀・南築地塀・目隠塀の6棟を対象として実施されました。約7年をかけた修理事業は平成22年12月で終了しました。今回のテンプスでは、修理を終えた願泉寺の重要文化財建造物について紹介します。
本堂
本堂の修理工事は半解体修理で、修理工事にともなう各種調査およびその検討の結果、江戸時代宝暦年間(1751年~1764年)におこなわれた修理時の姿に復原されました。
外観の修理工事は、柱等の小屋組を残した状態まで一度解体し、木材の補修や交換をした後、再度組み立てがおこなわれました。また、屋根瓦は全面的に葺き替えられ、現在の外観からは屋根の正面中央部に再利用された古い瓦が葺かれているようすがうかがえます。
本堂の側面部(北側から)
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本堂の屋根(正面)
本堂の広縁部:蔀戸(しとみど)等の建具や彩色の修理もおこなわれました。
本堂の広縁部
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更新日:2020年05月28日