現在の位置

蕎原周辺の説明

更新日:2010年06月08日

蕎原の景観

 近木川は蕎原(そぶら)の春日橋で本谷と東手川が合流します。本谷と東手川ともに、スギやヒノキの植林が多いですが、イワタバコ、ウツギ、ユキザサ、フユイチゴ、シャガ、ミカエリソウ、ハナイカダなどの植物も見られます。また、古くからの集落あたりまで降りてくると、その裏山部分がうっそうと繁ったシイの樹冠でおおわれていて、アベマキやコナラを中心とした雑木林もみられます。

 本谷や東手川の水は近木川下流のやや汚れた水からは想像もできないほどきれいに澄んでいます。川の周辺には、カジカガエル、タゴガエル、サワガニなどが生息し、川では、カワムツやカワヨシノボリが泳いでいます。

 水生昆虫は、ムカシトンボ、カワトンボやサナエトンボの仲間、ミルンヤンマなどの幼虫のほか、ヘビトンボ、カゲロウ、カワゲラ、トビケラの仲間が生息していて、近木川の中でも、最も水生昆虫の種類が多い場所になっています。

 蕎原、大川、秬谷(きびたに)にかけては、スギやヒノキの植林がやや多く、近木川やその支流に沿って水田があるという似た環境になっています。貝塚市内で昆虫と植物が最も豊富な場所で、それらに支えられて、哺乳類ではニホンイノシシ、ニホンリス、ニホンノウサギ、ヒミズ、コウベモグラ、ムササビ、爬虫類ではニホンマムシ、ヤマカガシ、ヒバカリ、ジムグリ、アオダイショウ、シマヘビ、ニホントカゲ、カナヘビ、両生類ではイモリ、ヒキガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル、ブチサンショウウオなどの動物も生息しています。

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