12月21日木星・土星観察会
南の空には秋の星座、そして東の空には冬の星座が見えます。
冬の星座には明るい星が多く、見ごたえがあります。そのうえ、おうし座のところに木星が明るく輝き、とても賑やかです。一方、秋の星座には明るい星が少なく、1等星はみなみのうお座のフォーマルハウトしかありません。しかし今年はみずがめ座のところで土星が輝いています。
木星
木星は12月8日に衝を迎え、観察の好機に入りました。「衝」とは、太陽系の天体が地球から見て、ちょうど太陽と反対側になる瞬間のことをいいます。地球と惑星の距離が近くなるため、明るく大きく見えます。また、夕方から明け方まで一晩中見ることができます。
善兵衛ランドでは、11月中旬から来年4月中旬まで望遠鏡での観察ができます。望遠鏡では、表面の縞模様や近くにある衛星が見えます。
土星
土星は9月8日に衝を迎え、観察好機に入りました。土星の環は、約15年周期で傾きが変化します。環の見え方は、2017年に最も開いた形になった後、どんどん細くなっています。そして、来年2025年には、地球や太陽から見て環が真横をむくような位置関係になるため、見かけ上、土星の環が消えてしまう「環の消失」が起こります。土星の環はとても薄いので、地球からはほとんど見えなくなってしまいます。
善兵衛ランドでは、9月から12月中旬まで望遠鏡での観察ができます。
日時
令和6年12月21日(土曜日)19時から
予約は要りません。
閉館時間の30分前(21時15分)までにお入りください。
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更新日:2024年03月11日