2月14日冬の星座観察会
一年で一番寒い季節ですが、空気が乾燥して空の透明度が上がり、星がより美しく見える季節です。
日本から見える1等星16個のうち7個がこの季節に集中しており、見どころがたくさんあります。
南の空を見上げると、まず目につくのはオリオン座の整った姿です。オリオン座には赤く輝くベテルギウスと白く輝くリゲルの二つの1等星があります。この星座は、ギリシャ神話では巨人の狩人オリオンの姿をあらわしたものといわれています。一方、日本では星の並びが和楽器の鼓の形に似ていることから「鼓星」とよばれていました。また、星の色から赤いベテルギウスを「平家星」、白いリゲルを「源氏星」とよんでいました。
オリオン座の南東には、ひときわ明るいおおいぬ座のシリウスが見えます。シリウスには「焼き焦がすもの」という意味があり、全天一明るく見える恒星です。そして、オリオン座の東にはこいぬ座のプロキオンが見えます。このベテルギウス、シリウス、プロキオンの3つの星を繋いでできる三角形を、「冬の大三角」とよんでいます。また、シリウス、プロキオンとふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルの6つの星を繋いでできる六角形を、「冬のダイヤモンド」または「冬の大六角形」とよんでいます。今年はこの「冬の大六角形」の中のふたご座のところに、木星が輝いています。
また、明るい星雲や星団もあります。まず、狩人オリオンのベルトにあたる三ツ星の下には、縦に並んだ小さな三ツ星があり、その中央にぼんやりと明るい雲のようなものが見えます。これが「オリオン大星雲」です。そして、オリオン座の西にあるおうし座の肩あたりには、「プレアデス星団」があります。日本では「すばる」と呼ばれ、親しまれてきました。肉眼でも6~7個の星を見ることができます。

日時
令和8年2月14日(土曜日)18時30分から
予約は要りません。
閉館時間の30分前(21時15分)までにお入りください。
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更新日:2025年03月20日