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更新日:2024年03月01日

小学校巡回展示「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」

小学校巡回展示(中央小学校)

サイン色紙と雑誌に注目が集まり、展示ケースが隠れるほど

令和5年9月7日から11月24日まで、昨年度の「岩橋善兵衛の科学技術」に引き続き、今年度も市内11小学校で、巡回展示「東洋の魔女と1964年東京オリンピック」を開催しました。

「東洋の魔女」は大日本紡績株式会社貝塚工場(通称「日紡貝塚」)女子バレーボールチームの活躍を評して付けられた呼び名です。1961(昭和36)年の欧州遠征での22戦全勝、とくに三大陸選手権大会での優勝、親善試合で当時最強といわれていたソビエト連邦(現在のロシアと周辺諸国で形成された連邦国家、正式にはソビエト社会主義共和国連邦)を打ち破るなどの華々しい成果がありました。

この展示は1964年の東京オリンピックでの金メダルに至る過程やその後にスポットを当てたものです。1964年の東京オリンピックにおける、「東洋の魔女」の活躍を紹介した雑誌をはじめ、当時の写真などを展示しました。
多くの子どもたちが展示品や写真を興味深く見てくれました。

貝塚市文化財保存活用地域計画策定事業
文化財所有者などへのアンケート結果について

吉村家住宅

寺内町の町家  国登録有形文化財吉村家住宅

本市では、「貝塚市文化財保存活用地域計画」を作成するにあたり、文化財の保存と活用の現状や課題を把握する目的で、文化財の所有者や管理者などを対象にアンケート調査を実施しました。今回はその中から、有形文化財(建造物と美術工芸品)について、1.文化財の保存状態、2.災害や盗難などへの備え、3.公開・活用の現状、の概要をご紹介します。

まず、1.文化財の保存状態ですが、「状態はよい」が最も多い結果になりました。しかし、「傷みがある(心配している)」とする回答も約20%あり、詳細な調査や修理が必要なものも少なくないことがうかがえました。次に、2.災害や盗難などへの備えですが、「特に何もしていない」という回答が最も多くを占めました。これは防災防犯機器の設置や地震対策には多額の費用が掛かるためで、具体的な支援が必要であると考えられました。3.公開・活用の現状については、「公開している」と「公開していない」とする回答がともに40%以上を占め、大きく分かれました。公開していない理由としては、信仰の対象であり公開になじまないという意見や、受け入れ態勢が整っていないという意見がありました。

文化財の公開・活用は地域の歴史的魅力を広く伝え、観光などにより地域の活性化につながることが期待されますが、一律に進められるものではなく、所有者や管理者の状況や、歴史的な経緯に十分配慮する必要があることがよくわかりました。
今回のアンケートに協力いただいた多くの所有者、管理者の方々に感謝申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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