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中央小学校で地域学習を行いました

講師の質問に対し、
手を挙げる子どもたちの姿も
令和5年9月29日(金曜日)に中央小学校視聴覚室において、4年生99名を対象とする地域学習を行いました。事前に提出してもらっていた「貝塚市の歴史」に対するさまざまな疑問に応えるスタイルで、写真・図表などを用いて視覚的にとらえられるように進めていきました。
子どもたちからは、例えば「貝塚で一番古いものは?」という質問が出され、1.「貝塚市内では南小学校とその近くの地蔵堂周辺に多くの古墳が遺されていて、1600年以上も昔のものです」と伝えると「古墳はすごく古い」の声が上がりました。2.「古い建物だと、孝恩寺観音堂(釘無堂)が700年以上前のもの」と言うと「そんなに古いの」と驚きの声が広がりました。
子どもたちにとって、教科書からの知識ではなく、直接職員からの話を聞いて、地域に密着した歴史を実感できたことは、新鮮な経験になったのではないでしょうか。
二色小学校の3年生・4年生がむかしの道具の見学と体験を行いました

卓袱台(ちゃぶだい)を囲んで、
昔のアイロンなどを見る子どもたち
令和5年10月12日(木曜日)、二色小学校の3年生29名・4年生20名が、新町の国登録有形文化財南川家住宅を訪れました。南川家住宅では、所有者の南川孝司さんが収集したむかしの道具が展示されており、実物に触れて体験できる施設となっています。
子どもたちは卓袱台(ちゃぶだい・丸い折りたたみ式のテーブル)、ひのし(むかしのアイロン)、下駄(げた)や草履(ぞうり)などのむかしのはきもの、ご飯を炊(た)く釜(かま)、ものさしやいろいろなはかりなどを見学して説明を聞いたほか、蚊帳(かや)の中に入ったり、ダイヤル式の黒電話を回したり、石臼を挽(ひ)いたりする体験をしました。石臼を挽く体験では、麦や大豆の代わりにコーヒー豆を挽きましたが、子どもたちからは「おもしろいけどずっと回していると手が疲れそう」「粉にするだけでこんなに大変だと初めて知った」などの声が上がりました。
また、見学の後、学校の先生からは、「4年生は、昨年の社会科の学習で教科書に載っていたものや、お年寄りの方から聞き取ったものを実物として見たり触ったりすることができました。3年生は、3学期に行う社会科の学習(昔のくらし)や、見学当時に学習していた国語に出てくる『石臼で挽く』という言葉の意味を、体験することができ、とても実り多い見学になりました」との感想をいただきました。
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更新日:2024年01月31日