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水間街道沿いの道しるべ その7
水間街道は厄除けの「水間観音」として有名な水間寺への参詣道です。今号では、三ツ松に残る1基を紹介します。
水間街道道標8(三ツ松)
三ツ松を通る水間街道沿いに立つ「辻堂」は、毎年8月14日に行われている大阪府記録選択無形文化財・貝塚市指定文化財(無形民俗)の三ツ松明土行念仏(チャンチャンヒキ)の際に立ち寄り、念仏を唱える場所です。
この小堂にまつられている道しるべは、岸和田と貝塚、三之丞山大師、それぞれの方向が示されています。正面に弘法大師と思われる坐像を浮き彫りにし、その下部に「右 岸和田貝塚/左 三之丞山大師/道/十□丁」という文字が刻まれています。(三之丞山大師は現在の千石堀城(せんごくぼりじょう)址にあった弘法大師をまつるお堂です。)
道標8 位置図
道標8 写真
辻堂(左)と三ツ松明土行念仏の一行(右)
特別展「行基(ぎょうき)と貝塚-その生涯と伝承-」
水間寺の開創や永寿池の築造など、市内にさまざまな伝承が残る奈良時代の僧行基の生誕1350年を記念して、行基に関する資料を展示します。
期間
平成30年11月4日(日曜日)~12月16日(日曜日)
場所
貝塚市郷土資料展示室(貝塚市民図書館2階)
観覧
無料
休館日
毎火曜日、11月23日(金・祝)、30日(金曜日)
水間寺(三重塔、本堂)
永寿池
水間寺に残る行基伝説の図
更新日:2018年10月05日